静岡の大型フェス「Iwata Seaside Dream Fes 2025」で移動式冷蔵庫を運用

株式会社SAKIGAKE JAPAN

2025.12.05 10:00

電源ゼロ環境での自律型コールドチェーンを構築、災害時利用へ向けた有効性を確認

株式会社SAKIGAKE JAPAN(本社:東京都千代田区、代表取締役:近藤宗俊)は、2025年11月8日・9日に静岡県浜松市で開催された大型イベント 「Iwata Seaside Dream Fes 2025」 において、食材・飲料の冷蔵・冷凍運用を担当し、太陽光発電とポータブルバッテリーのみを用いた“完全オフグリッド冷蔵・冷凍システム” の実証を行いました。 本イベントは、五郎丸歩氏(元ラグビー日本代表)と EXILE AKIRA 氏が主催し、2日間で来場者が1万人を超えた地域主催の大型フェスティバルです。SAKIGAKE JAPANは、通常のイベントオペレーションを超え、災害時を想定した自律型冷蔵インフラの有効性検証に取り組みました。

実証内容:太陽光 × ポータブルバッテリーによる完全オフグリッド運用

本取り組みでは、ECOFLOW社、コールドストレージ・ジャパン社と連携し、外部電源を一切使用せずに冷蔵・冷凍設備を長時間稼働させる運用を実施しました。

▼ 使用機材

▼ 検証ポイント

  • 海沿いの高温・強風環境における冷却性能の安定性
  • 長時間稼働に必要な電力量の計測
  • 冷蔵・冷凍の負荷データ取得
  • イベント運営における“移動型冷蔵インフラ”の効果確認

その結果、屋外・電源制約のある環境であっても、安定した温度管理と継続稼働が可能であることが明らかになりました。この成果は、災害時における医薬品や食料保冷、避難所運営などの現場にも応用できる有効な知見となります。

イベント × 防災のデュアルユースモデルを構築

今回の取り組みは、エンターテインメントの現場で得た運用ノウハウを、BCP(事業継続計画)や自治体防災へ還元する「デュアルユース型アプローチ」です。

▼ 応用が期待される分野

  • 広域停電時の医薬品・食品保冷
  • 避難所における冷蔵・冷凍環境の確保
  • 地域イベント・スポーツ大会での可搬型インフラ
  • 移動販売および観光地への臨時設置

SAKIGAKE JAPANは、分散型電源とモバイル冷蔵インフラを組み合わせた“フェーズフリー型コールドチェーン”の構築を進め、平時・災害時の双方で活用できる社会インフラづくりを目指しています。

今後の展望

本実証を通じて得られたデータは、冷却技術の改善・電源設計・運用プロトコルの高度化に反映していきます。今後も企業・自治体・イベント事業者との協働を進め、災害に強い自律分散型インフラの普及に取り組んでまいります。

株式会社SAKIGAKE JAPANについて

株式会社SAKIGAKE JAPANは、防災および環境適応分野での先進技術の営業・マーケティング、防災教育イベントの企画・運営、企業・自治体向け防災データベースの構築と運用に力を注いでいます。これらの活動を通じ、地域や企業のレジリエンス向上と革新的な防災ソリューションの普及を目指しています。また、「国際復興フォーラム」や「日本防災プラットフォーム」などへの参画を通じて、防災分野の未来を、多数のパートナーとともに切り拓いています。

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種類
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カテゴリ
エネルギー・環境

サブカテゴリ
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