特別公開講座2025 《第1回》 開催:希望をつなぐ職業リハビリテーション ― 精神障がい者支援の現状と次の一歩
制度変化が続く“転換期”。 本人中心の伴走 × 企業側調整 を、事例で学ぶ80分
雇用率引き上げや合理的配慮の義務化、新制度の創設が相次ぐなか、障害者雇用は転換期を迎えています。本シリーズは、制度解説にとどまらず、多様な立場が共通言語で連携し、現場を前に進めるための視点と手順を提供。第1回では、精神障がい領域の実践を手がかりに、「働きたい」を出発点に支援者がジャッジしない伴走と、自宅訪問→関係づくり→現場体験→就労→定着へつなぐ設計の要点を、具体例とともに共有します。

■ 開催背景(シリーズの位置づけ)
雇用率の引き上げや合理的配慮の義務化、新制度の創設など、制度環境は連続的に変化し、障害者雇用はまさに転換期。必要なのは、個々の関心を点で拾う学びではなく、制度・政策、キャリア、作業療法、教育・医療・福祉、企業実務を横断して“面”で学び直すことです。本シリーズは、第一線の研究者・実践家の知見が交わる場として、新潮流(制度の受け止めと活かし方)/専門職の役割/包摂的な未来の働き方を立体的に扱い、「働くことの意味」を問い直しながら、現場が動く共通言語と連携の手がかりを育てます。

■ 第1回の見どころ
・出発点の転換:「働きたいと思った時が開始時期」を軸に、支援者が“ジャッジしない”面談の組み方を提示。
・伴走のはじめ方:通所が難しい人にも届くよう、生活文脈(自宅訪問・関係づくり)から着火して自己効力感を高める要点。
・体験→学び→次の一歩:短期の現場体験をアセスメントとして活用し、具体的フィードバックで希望を実行可能な選択へ更新する流れを事例で解説。
・企業との協働設計:求人の有無に左右されない開拓の考え方、教え方の具体化(口頭だけに頼らない実演・手順化)、業務の切り出しと配慮の勘所。
・定着を見据えた線引き:本人支援(職場外での伴走)と企業支援(定期訪問で環境調整)を分ける運用の狙いとメリット。
※上記は講座内で紹介される実践内容に基づく要点です。制度・数値の扱いは講義の言及範囲に準じます。
■ 開催概要
名 称:職業リハビリテーション協会「特別公開講座2025」《第1回》
日 時:2025年11月8日(土)10:00〜11:20
形 式:オンライン配信(申込者に視聴方法をご案内)
テーマ:希望をつなぐ職業リハビリテーション ― 精神障がい者支援の現状と次の一歩
講 師:倉知 延章 氏(福岡IPS普及協会 理事長/就労支援センター ウィズダム 所長/九州産業大学 名誉教授)
対 象:企業の障害者雇用・人事・現場管理者、就労系福祉/医療/教育の実務者、自治体、研究者、当事者・家族 ほか
詳 細:https://rehab-c.org/pl251108/
申 込:https://forms.gle/uXutWXWe1X8czmqx8
■ 登壇者プロフィール(要約)
講 師:倉知 延章 氏
一般社団法人福岡IPS普及協会理事長/就労支援センターウィズダム所長。九州産業大学名誉教授。精神保健福祉士・手話通訳士。機構で職業カウンセラー後、医療・地域支援に従事。東京福祉大、九州ルーテル学院大を経て、九産大教授(2008–2024)。厚労省分科会委員等を歴任。
聞き手:松爲 信雄 氏
東京通信大学・神奈川県立保健福祉大学名誉教授。一般社団法人職業リハビリテーション協会代表理事・松為雇用支援塾主宰。
司 会:宇野 京子 氏
職場適応援助者(訪問型ジョブコーチ)。現在、ハローワーク岡山に勤務。一般社団法人職業リハビリテーション協会理事。
■ シリーズ総題
障害者雇用・就労支援の最前線 ― 新潮流、専門職の役割そして未来の働き方
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