88歳、俳優・山本學が認知症専門医と語る「生きる作法と老いの心得」
軽度認知障害と診断され、できないことが少しずつ増えていく現実のなかで、それでも“今日を生ききる”。
株式会社アスコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:丸山敏生)は、2025年10月30日(木)に書籍『老いを生ききる 軽度認知障害になった僕がいま考えていること』(山本學、朝田隆(聞き手))を全国書店およびAmazonなどで発売します。

■俳優・山本學が明かす「認知症と生きる日常」と「死に向き合う覚悟」
長年、テレビドラマや映画、舞台で活躍してきた俳優・山本學さん。
『白い巨塔』(フジテレビ/1978年)の里見医師役など、数々の名演技で知られる山本さんは現在88歳。軽度認知障害(MCI)と診断されながらも、一人暮らしを続け、前向きに日々を過ごしています。
この本は、俳優・山本 學さんと認知症の専門医である朝田隆先生が、「老いを生ききる」をテーマに話し合い、その内容をまとめたものです。
【第1章】日々変わりながら、今日も生きる
・泣く、笑う、歩く。日々の寂しさと向き合う、心の取り扱い方。
・認知症は、「知」だけでなく「情」や「意」も衰えてくる。そのとき、どうするか。
・裏側にある物語に目を向け あえて「普通」に見えるものを選ぶ 山本 學流「カッコいい」の流儀 etc
【第2章】老いても孤独にならない
・孤立と老いが孤独感に拍車をかける「老の悪循環」を避けるには
・広がり続ける「世間」。好意、悪意と、その対峙の仕方
・田中邦衛さん、井川比佐志さんと過ごした青春の稽古場と森 光子さんから教わったこと etc
【第3章】歳をとれば、病気にもなる
・歳をとってみて初めてわかった何もないところで転ぶ理由
・軽度認知障害になることで気づいた好奇心の持ち方と伝えようとする意思 etc
【第4章】歳をとれば、病気にもなる
・「生きる作法」と「死ぬ作法」。結局人生は、この2つだけ
・「生老病死」を全うすることと死に支度 etc
一人暮らしを続けながら、食事のこと、病気のこと、トイレのこと、物忘れとの付き合い方、そして終活について……。
日常の小さな困りごとをひとつひとつ受け止め、「もう最期まで付き合おう!」と飄々と語る、その心の内にあるものは?
医師としてのまなざしと、俳優としての観察眼が交わるとき、“老いを生ききる”とはどういうことかが浮かび上がってきます。
■書籍概要
・タイトル:『老いを生ききる 軽度認知障害になった僕がいま考えていること』
・山本學(聞き手:朝田隆)
・出版社:アスコム
・発売日:2025年10月30日
・定価:1,650円(本体1,500円+税10%)
・ページ:264ページ
・AmazonURL:https://www.amazon.co.jp/dp/4776214350
■著者プロフィール
山本學(やまもと・がく)
俳優。1937年大阪府生まれ、東京育ち。俳優座養成所を経て、1957年に「裸の町」で映画デビュー。その後、『愛と死を見つめて』(TBS)、『天と地と』『八代将軍吉宗』(NHK)などのテレビドラマや映画、舞台で幅広く活躍。1978年の『白い巨塔』(フジテレビ)で演じた内科医・里見脩二役は代表作のひとつ。1993年には、第18回菊田一夫演劇賞を受賞。
朝田隆(あさだ・たかし)
認知症専門医。筑波大学名誉教授、東京科学大学客員教授、医療法人社団創知会 理事長、認知神経科学会理事長。
1955年島根県生まれ。1982年東京医科歯科大学医学部卒業。東京医科歯科大学神経科精神科などを経て、2015年より筑波大学名誉教授、メモリークリニックお茶の水院長に、2020年より東京医科歯科大学(現・東京科学大学)客員教授に就任。
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