個性とぬくもりあふれるデザイン性、使いやすさへのこだわりで、 障がい者(パートナーさん)が手作りする陶器の販売個数が前年比約11倍に
~ 現役の陶芸作家が手ほどき。お皿やマグカップ、タイルアートのコースターが人気です ~
障がい者(パートナーさん)が手作りする陶器の販売個数が前年比約11倍に
グルテンフリースイーツの開発・製造など、障がい者に施設外就労の場を提供している「株式会社 i HUG cheese(アイハグチーズ)※1」(所在地:愛知県尾張旭市 代表取締役:山嶋 美和)。名古屋市内にある「アイビス工房」(金山、菊井の2拠点)では、障がい者(以降、自社で呼ぶパートナーさんと表記)が陶器をはじめとしたハンドメイド品を制作・販売しており、中でも陶器製品は、手作りの味わいと使いやすさが国内客のほかインバウンド層の目にとまり、看板商品のスイーツとともに順調に売上を伸ばしています。
(※1) 7月に株式会社HUGアイビスから株式会社 i HUG cheeseに社名変更
さまざまなステークホルダーがパートナーさんの幸せとやりがいを支える
アイビス工房では、現役の陶芸作家として活躍する専門講師の手ほどきのもと、15名弱のパートナーさんが電動ろくろで
形成した器などに、しのぎや象嵌(ぞうがん)といった加工をして釉薬をつけ、作業所にある電気窯でじっくりと焼き上げます。
パートナーさんの中には、スタッフにステップアップし、作業フォローにあたる方もおられます。
オリジナル製品のほか、記念品やノベルティの受注も受け付けており、2025年3月には三重県の有名神社から干支の置物を受注、
三重県内の商工会議所が運営する土産店にて販売中です。アイビス工房の製品は、多様な障がいを持つ方々と、
その方々を支えるスタッフ、そしてこの活動に賛同する多くの企業とのコラボレーションにより届けられています。

陶器製品の売上個数が前年比で約11倍にアップ!使いやすさやデザイン性で
インバウンド層にも好評
人気商品はプレートやマグカップ、次いでタイルモザイクのコースターです。コースターは量産ができず、制作してはすぐに
売れていく状況が続いています。
販売個数も着実にアップしており、2024年4~7月は19個、2025年4~7月は216個 ※2と、前年比で約11倍にも。
特に久屋大通店の伸びは顕著で、製品の彫りや釉薬の色使いなど、一つひとつ違った味わいに魅力を感じ、リピーターとなる
国内ファンのほか、販売店のロケーションもあってか、インバウンド客が6割程度を占めています。薄くて軽い素地を使用するなど
使いやすさにもこだわり、人と環境に配慮した優しい製品づくりが多くの方々に受け入れられている理由です。
直営店のほかにも、オンラインマーケット「クリーマ」、移動マルシェ等でも販売しており、通販では、商品撮影、掲載、
梱包から発送まで、パートナーさんが担当しています。
商品の売上はすべて、生産に携わったパートナーさんに還元。心を込めて手がけた製品が、それを手に取った人々の暮らしに
溶け込み、豊かな時間を届けていることこそが、パートナーさんにとっても自信や喜びになり、明日への活力となっています。
(※2)久屋大通店と移動マルシェの陶器製品販売個数の合計


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