大阪府 災害に備えた「洋式・水洗トイレ」の導入に、 ハマネツの災害用トイレ「ドント・コイ」が採択されました

株式会社ハマネツ

2025.08.27 09:58

被災地における、災害用トイレの課題を解決

屋外ユニットや防災用品等を製造販売する株式会社ハマネツ(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:河藤一博 以下”当社”)は、当社の防災事業の一環として展開する防災用トイレ「ドント・コイ」が、大阪府がすすめる、災害に備えた「洋式・水洗トイレ」の導入の対象製品として採択されたことをお知らせいたします。

ー ドント・コイは、全国の自治体における組み立て式トイレの備蓄量の約50%の採用実績※ ー

 ※令和4年度版「総務省 消防庁発刊 地方防災行政の現況」を参照
  備蓄量の当社割合:当社の出荷実績から推計。組み立て式トイレ(マンホールタイプを除く)において

【大阪府への採用の背景

大阪府では、現在備蓄している組み立て式「洋式・非水洗」タイプを「洋式・水洗」タイプに変更。令和6年から3か年で府内一般避難所数に相当する2,300基を備蓄予定。令和6年は500基の納入を完了しております。能登半島地震の際、被災地では使い慣れ衛生上も好ましい「洋式・水洗タイプ」トイレを要望する声が多数挙げられたことなど災害を教訓としたことが背景です。

■災害用トイレの課題

  • 高齢者は足腰が弱く、和式は利用しづらい
  • 手作業で袋に密閉するタイプは、使用後の処理における衛生面で問題
  • 非水洗タイプは、使いづらく、不便なため、利用控えにつながるリスク
    45f82e7db41262c11756086698.png(組み立て式「洋式・水洗」タイプ 左:完成図 右:組立前)

当社製品「ドント・コイ」は、多くの導入実績があるだけでなく、上記の課題に対応できることから採択されました。

 

【災害用トイレ 「ドント・コイ」について

ドント・コイシリーズは1996年に発売され、自治体を中心にこれまですでに約24,000台以上の納入実績があります。省スペースで備蓄が可能、1台で約9,000回(和式利用の場合。洋式では約5,500回)連続使用が可能な備蓄用に設計された災害用トイレです。
便槽内でし尿を個体と液体に分離させる「固液分離方式」を採用しており、便槽の実用量を大幅に超える回数のトイレ使用を可能にしています。「ドント・コイ」はアルミ製保護箱で便槽の破損を防ぐことで、長期間衛生的に使用することができます。近年、自然災害で使われる仮設トイレのほとんどは、この個液分離方式です。

1f8f0a83d3cfb8141756086683.png (左:採択されたMHFU型 右:個液分離方式の便槽)

 

■災害時でも水洗トイレのように衛生的に使用できます

この度大阪府に採択された「ドント・コイ MHFU型」は、従来の非水洗タイプと異なり、ポンプを押して水で便器を洗浄します。水洗トイレのように衛生的に使用することができ、ウィルス対策としても有効です。
便器には便蓋を採用し、従来の難点であった「用を足した際の跳ね返り」を解消するだけでなく、使用時に便槽の内部(汚物)が直接見えにくくなる構造なので、利用される方の不快感を軽減します。

ae4a17e511648b531756086670.png(左:災害時でも水洗を可能にする貯水タンク 右:便器内部の黒い部分。便槽内部が直接見えにくい)

 

■被災地で利用者のプライバシーを守ります

当社「ドント・コイ」シリーズの評価されている点の1つがテント素材です。備蓄品として小さく梱包するためには布製にすることが最適です。さらに「遮光率99.9%以上のテント素材」を採用することで、夜間に照明を点けた時利用者のシルエットが映らない、「ノブ式本施錠」の採用により利用中の施錠が可能、など、災害時でも利用者がトイレを安心できる仕様です。また、一部メッシュ素材を使い換気対策のほか、風速15m/sの社内の耐久テストを行っております。

(左:遮光率99.9%以上のテント素材 中央:誰で使いやすいノブ式本施錠 右:入口上部分と左右下部分にメッシュ素材)

 

■災害弱者の方へ配慮します

「ドント・コイ」は車椅子のまま入れるバリアフリー構造で、自転できるよう十分な広さを確保しています。また、便座の位置を向かって左側に寄せた設計となっており、介助者の方が移乗を手助けしやすくなっています。車椅子を利用する方だけでなく、小さなお子様連れの方も一緒に入室できるので、子どもから目を離すことなく安心です。

(左:車椅子のまま入れる広さとバリアフリー 右:便座はやや左寄りに設置。手すりも付属しています)

 

【製品 概要】

ご要望にあわせたオプション設定や、梱包サイズが更に小さいコンパクトタイプもございます。
詳しくはお問合せいただくか、ホームページを御覧ください。

f21d1ea123d4bc571756086603.png

 

【当社担当者よりメッセージ】

内閣府より「避難所における トイレ確保・管理ガイドライン」が更新され、トイレの数を「100人あたり1基」から「50人あたり1基」へ引き上げられました。備蓄の場所や管理する人材、費用の確保など自治体により多様な課題があります。課題解決の選択肢は色々ありますが、「より良い選択の一つ」として、ドント・コイのご説明ができればと考えております。47都道府県、すべて行ったことがあるフットワークが私の自慢です。お気軽にご相談ください。

eca91deb302ff7791756086581.png

 

【その他 導入事例】

これまでに当社「ドント・コイ」を採択いただき、実際に設置された事例をご紹介いたします。

9733595ad5302c3b1756086503.png

■主な採用実績
・厚生労働省 ・法務省 ・東京消防庁 ・東京都庁 ・千葉県庁 ・愛知県庁 ・大阪府庁 ・兵庫県庁 ・仙台市 ・石巻市 ・東松山市 ・さいたま市 ・千葉市 ・船橋市 ・世田谷区 ・港区 ・横浜市 ・川崎市 ・相模原市 ・長野市 ・静岡市 ・名古屋市 ・羽島市 ・津市 ・大津市 ・京都市 ・大阪市 ・尼崎市 
※一部抜粋/順不同 その他、病院・民間企業・大学・特別用語老人ホーム・町会・自主防災組織などで多数採用されています。

 

【株式会社ハマネツについて

当社は主に屋外ユニット製品の製造・販売を行っており、建設・工事現場など一時的な利用を想定したトイレ・洗面設備や、物流倉庫、工場、公園などで利用を想定したユニット製品、オゾンをはじめとした除菌・脱臭装置を提供しています。年々重要度が増している熱中症対策として、現場作業者のための休憩設備や風呂シャワーユニット、快適なトイレなどの販売を通して、建設現場の快適な環境への改善に取り組んでいます。また、ベビーケアルーム 「mamaro solana™」のように育児シーンだけでなく多様性への理解・配慮が求められる現代社会においても、ユニット製品を活用いただくことで貢献する他、近年増加している災害に対応するための防災用品の提供も行っています。

■会社概要
社名 :株式会社 ハマネツ

本社所在地:
【浜松本社】 静岡県浜松市中央区砂山町325番地の6
               日本生命浜松駅前ビル3F

【東京本社】 東京都品川区大崎1-6-4
                新大崎勧業ビルディング4F

代表取締役社長:河藤 一博
事業内容:屋外ユニット製品の製造・販売 防災用品の販売
     除菌・脱臭装置の製造・販売 排水処理設備の設計・施工
設立 :1962年 3月
HP:https://www.hamanetsu.co.jp/

グループ会社:

  • 株式会社 CADネットワークサービス
  • 株式会社 ファーストクルー
  • ハマネツトレーディング(上海)有限公司
  • SKYannex株式会社

 

 

企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。

種類
商品サービス

カテゴリ
自治体など

サブカテゴリ
エネルギー・環境
交通・物流