『私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない』出版記念イベント開催!
韓国の女性たちをインタビューした話題の書、邦訳出版
神保町にある韓国書籍専門書店「チェッコリ」は、8月22日(金)に、翻訳家のすんみさんと尹怡景(ゆん・いぎょん)さんをお招きして、注目の新刊『私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない』出版記念トークイベントを開催いたします。

名刺がなくても、確かに「働いて」きた
「名刺がない」――それは、労働の不在を意味するのでしょうか? 長らく社会や家族を支え続けてきた多くの女性たち。しかし彼女たちはこれまで記録されることなく、肩書きも名刺も持たぬままに存在してきました。
『私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない』は、韓国の大手新聞社「京郷新聞社」によって特別編成されたジェンダー企画班が手がけた、さまざまな女性たちへのインタビューの記録です。

家事労働者、食堂社長、ボランティア、ベテラン清掃員――。「正社員」には数えられない、けれど確かに国と暮らしを支えてきた50~70代の女性たちの声を丁寧にすくい取り、取材と時代考察の両面から、彼女たちの「偉大すぎる仕事」を浮かび上がらせます。
今回のイベントでは、本書の翻訳を手がけたすんみさんと尹怡景さんをゲストにお迎えし、翻訳・出版の背景や印象深いインタビュー、そして現在の韓国社会における女性と労働のリアルについて、じっくりお話を伺います。
後半では、参加者のみなさんからも日々の仕事や身近な女性たちの労働についてのエピソードや思いを共有していただく時間(質疑応答含む)をご用意しています。「名刺」に代わる、もうひとつの働く記録をともに見つめるひととき。誰かの言葉が、きっと自分自身の生き方を照らしてくれる、そんな対話の場を目指します。
登壇者プロフィール
すんみ
翻訳家。早稲田大学大学院文学研究科修了。訳書に『コマネチのために』(チョ・ナムジュ、筑摩書房)『私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯』(チョン・セラン、早川書房)、共訳書に『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』『失われた賃金を求めて』(イ・ミンギョン、タバブックス)、『韓国、男子―その困難さの感情史』(チェ・テソプ、みすず書房)などがある。

尹怡景(ゆん・いぎょん)
韓国・ソウル生まれ。慶應義塾大学大学院で文化人類学を学ぶ。訳書に『差別はたいてい悪意のない人がする』(キム・ジヘ、大月書店)、『夢を描く女性たち イラスト偉人伝』(ポムアラム、タバブックス)『私もまだ、私を知らない』(ホ・ジウォン、祥伝社)、『家族、この不条理な脚本』(キム・ジヘ、大月書店)などがある。

イベント概要
■日 時:2025年8月22日(金)19:00〜20:30 ※質疑応答含む
■場 所:チェッコリ(東京都千代田区神田神保町1-7-3三光堂ビル3階)
■定 員:店内30名+オンライン80名
■参加費:店内参加およびオンライン参加券各1,650円(税込)/オンライン参加+書籍付券4,270円(税込、送料込み)
■申込み:https://chekccori250822.peatix.com/
■お問合せ:TEL/03-5244-5425、E-mail/info@chekccori.tokyo
※オンタイム参加と見逃し配信(1ヶ月)でご参加いただけます
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