前年度の様子　出典：在ベトナム日本国大使館HP https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/bousaitaiwa230213_jp.html

本対話は、日本国国土交通省と、ベトナム政府の新設機関である農業環境省（旧農業農村開発省および天然資源環境省の統合）との共催で開催されるもので、両国の防災政策・技術の相互理解と協働強化を目的としています。

日越協働対話の背景と狙い

ベトナムでは、都市化の進展や気候変動の影響を背景に、土砂災害や斜面崩壊、洪水などの自然災害リスクが高まっています。こうした状況を受け、日越間では防災分野における政策連携・技術協力が進められており、同対話も継続的な取り組みの一環として開催されています。

2025年は、ベトナム側が農業環境省として新体制で臨む初の国際対話であり、分野横断的な防災協力が期待されています。

画像はイメージです

技術プレゼンと展示内容

SAKIGAKE JAPANは、本ワークショップ内の「日本企業プレゼンテーション枠」にて5分間の発表を行い、日本国内で導入が進む防災技術と教育モデルの一例を紹介します。プレゼンは日本語で実施され、同時通訳によりベトナム語でも配信されます。

また、展示スペースでは、パンフレット・製品サンプルを通じて以下の技術を紹介予定です：

• Climate Vision / Water Vision：気象災害のリスクを「見える化」するAI/クラウド型のリスク予測・可視化プラットフォーム
• DIPPS Cloud：土砂災害のリスクを早期に検知・監視する携帯型の地中モニタリングシステム
• Aster Power Coating（特殊耐震塗料）：地震や振動により内装材が剥落・損傷するリスクを軽減
• Cold Storage Box Portable：電源喪失時でも太陽光パネルで保冷する移動式の冷凍ユニット

視察：イエンバイ省の被災地へ

翌日の5月14日（水）には、イエンバイ省近郊の土砂災害現場（アットトォン村周辺）への視察が予定されており、日越の関係者が現場の状況を確認し、防災技術導入に向けた意見交換を行います。

SAKIGAKE JAPANもこの視察に同行し、現地ニーズの把握と将来的な連携構築に活かす予定です。

前年度の様子　出典：在ベトナム日本国大使館HP https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/bousaitaiwa230213_jp.html

今後の展望

SAKIGAKE JAPANは、これまで国内で培ってきた防災ノウハウをもとに、アジア各国の災害リスクに対応した製品・人材育成モデルを展開しています。今回の参加を通じて、単なる技術輸出にとどまらず、持続可能な地域防災の構築に向けた貢献を目指してまいります。

株式会社SAKIGAKE JAPANについて

株式会社SAKIGAKE JAPANは、防災および環境適応分野での先進技術の営業・マーケティング、防災教育イベントの企画・運営、企業・自治体向け防災データベースの構築と運用に力を注いでいます。これらの活動を通じ、地域や企業のレジリエンス向上と革新的な防災ソリューションの普及を目指しています。また、「国際復興フォーラム」や「日本防災プラットフォーム」などへの参画を通じて、防災分野の未来を、多数のパートナーとともに切り拓いています。