本製品は、屋外イベントにおける食品・飲料の品質維持を支える高性能な移動式冷蔵ソリューションであり、今後のイベント業界や災害対応分野において、その価値がさらに高まることが期待されています。

春の風物詩「オクトーバーフェスト2025 SPRING」での導入事例

2025年4月25日（金）〜5月6日（月・祝）に東京・お台場で開催された「オクトーバーフェスト2025 SPRING」は、ドイツ直輸入の本格ビールとソーセージを楽しめる、日本最大級のビールイベントの一つです。お台場のシンボルプロムナード公園中央広場を会場に、春の陽気とともに毎年多くの来場者を迎えるこのイベントでは、屋外環境下での食材管理と冷蔵性能が非常に重要なテーマとなっています。

そこで今回、ビール提供ブースやフード出店エリアにおける冷蔵設備として、弊社が展開する「Cold Storage Box Portable」が導入されました。

食体験の品質を支える“温度の技術”

野外イベントにおいて、食品・飲料の「温度品質」をいかに維持するかは、顧客満足度と運営効率の両面で極めて重要です。

「Cold Storage Box Portable」は以下の特長を備え、イベント現場の温度管理課題に対する明確な解決策を提供しました。

・屋外での使用を前提とした頑丈な筐体と耐候設計
・急速冷却機能による立ち上がり時間の短縮
・高いエネルギー効率と大容量収納の両立
・全国対応の設置・撤去支援体制

導入ブースの出店者からは、「気温が高まる時間帯でも冷却性能が安定していて安心できた」「容量が十分で、補充に戻る手間が減った」といったポジティブな評価が多数寄せられており、実運用においても高い効果を発揮しました。

イベントインフラとしての進化と定着

従来、冷蔵設備といえば施設に常設されるものが一般的でしたが、近年ではポップアップ型や短期イベントの増加に伴い、「短期導入できる可動型冷蔵庫」へのニーズが急速に高まっています。

その背景には、以下のような課題が存在します。

・市販の簡易冷蔵庫では容量や性能が不足
・夏場の高温や直射日光による内部温度上昇
・運搬や設営の手間・コストの課題

「Cold Storage Box Portable」はこれらのニーズに応え、近年ではイベント現場のみならず、商業施設での催事、地域の防災イベント、さらには建設現場など幅広い現場での導入が進んでいます。

災害時にも頼れる“非常用冷蔵ソリューション”としての価値

さらに本製品は、防災用途にも適しており、特に停電や断水といったライフラインの寸断時にも対応可能なソーラーパネル併用型が高く評価されています。

このため、平時のイベント支援だけでなく、以下のようなシーンでも活用が進んでいます。

・避難所での医薬品や食材の保冷
・被災地支援における移動式冷蔵拠点
・電力確保が困難な地域での温度管理インフラ

SAKIGAKE JAPANでは、これまで培ってきた防災の知見を活かし、イベント×防災の交差点に立つ製品として、関係各所への導入提案と導入支援を行ってまいります。

今後の展望

今回のオクトーバーフェストでの採用は、移動型冷蔵庫がイベントの“裏方”ではなく、“インフラ”として社会的に重要な役割を果たすことを示す好事例となりました。

今後も当社は、Cold Storage Boxシリーズを軸に、イベント運営の効率化と、災害時のレジリエンス強化を両立する製品・ソリューションの開発と提案を推進してまいります。

株式会社SAKIGAKE JAPANについて

株式会社SAKIGAKE JAPANは、防災および環境適応分野での先進技術の営業・マーケティング、防災教育イベントの企画・運営、企業・自治体向け防災データベースの構築と運用に力を注いでいます。これらの活動を通じ、地域や企業のレジリエンス向上と革新的な防災ソリューションの普及を目指しています。また、「国際復興フォーラム」や「日本防災プラットフォーム」などへの参画を通じて、防災分野の未来を、多数のパートナーとともに切り拓いています。