高層ビル倒壊の背景に“超長周期地震動”──見えない揺れへの備えを

今回の調査では、会計監査院が入居予定だった高層ビルが倒壊するという衝撃的な被害をはじめ、特に中層階を中心に天井や壁材の剥落、内装破損といった事例が多数確認されました。
一方で、低層建物には目立った被害が少なく、これはいわゆる「超長周期地震動」の影響と考えられます。

長周期地震動は、震源から遠く離れた都市にも達し、高層建築物のような長周期で共振しやすい構造に深刻な影響を与える揺れであり、都市の防災対策において新たな課題として注目されています。

防災素材「Aster Power Coating」への期待

現地では、大学研究者や建設関連企業との意見交換を通じ、内装材の損傷や剥落を防ぐ技術の導入に対する関心が高まっていることが確認されました。

当社が国内外で展開する「Aster Power Coating（アスターパワーコーティング）」は、こうした課題への対応策として期待されており、以下の特徴を備えています：

• 地震や振動時の壁面仕上げ材の剥落を防止

• 超長周期地震動における建物の微細な変形に追従可能

• 高温多湿な気候にも対応可能な耐久性

都市化と高層化が進むバンコクのような地域において、“見えない揺れ”への実践的な備えとしての導入が注目されています。

▶ 製品詳細：https://sakigakejp.com/sales/aster-power-coating/

タイ国内での連携と展開へ

今回の訪問では、現地大学との防災教育に関する協議も実施。今後、タイ国内では都市防災や建築基準の見直しが進められる見込みです。さらに、日本の防災技術・製品に対する信頼と期待が高まっていることを現地で実感しており、すでに複数の企業・団体から導入に関するご相談もいただいております。

当社では引き続き、現地パートナーと連携し、より具体的な提案と検証に向けたフォローアップを強化してまいります。

今後の展望

災害は、距離や国境に関係なく都市機能や人命に影響を及ぼす時代に突入しています。
私たちSAKIGAKE JAPANは、アジア全体の防災力向上に貢献すべく、地域に根ざしたリスク評価と実践的なソリューションの提供を今後も推進してまいります。

【関連リンク】
▶ Aster Power Coating製品ページ：https://sakigakejp.com/sales/aster-power-coating/
▶ お問い合わせ・資料請求：https://sakigakejp.com/contact/

株式会社SAKIGAKE JAPANについて

株式会社SAKIGAKE JAPANは、防災および環境適応分野での先進技術の営業・マーケティング、防災教育イベントの企画・運営、企業・自治体向け防災データベースの構築と運用に力を注いでいます。これらの活動を通じ、地域や企業のレジリエンス向上と革新的な防災ソリューションの普及を目指しています。また、「国際復興フォーラム」や「日本防災プラットフォーム」などへの参画を通じて、防災分野の未来を、多数のパートナーとともに切り拓いています。