安楽死(尊厳死)についてどう思う?あなたの意見は【アンケート結果発表】

株式会社ドリームプランニング

2024.10.18 23:03

株式会社ドリームプランニング(神奈川県横浜市中区/代表取締役:髙橋樹人)が運営する不動産のお悩み解決サイトURUHOME(ウルホーム)では、時事問題や社会情勢に興味関心を持つ方(有効回答数:500名)を対象にアンケート調査を実施しました。 今回は「安楽死(尊厳死)」をテーマとした独自調査の結果を発表します!

 

【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、アンケート結果を公開している「底地・再建築不可・市街化調整区域・共有持分・収益不動産の買取|URUHOME(ウルホーム)」のURL(https://uruhome.net/euthanasia/)へのリンク設置を必ずお願い致します。
弊社への掲載許可(連絡)は不要です。

【調査概要】

〇調査対象-「時事問題や社会情勢に興味・関心を持っている方」
〇有効回答-500名
○回答性別-女性 249名/男性 251名
〇回答年齢-20代 55名/30代 131名/40代 169名/50代 103名/60代 36名/70代以上 6名
〇調査主体-株式会社ドリームプランニング
〇調査方法-インターネットによるアンケート調査
〇調査期間-2024年8月19日~8月25日

不治の病などで苦しむ方を解放するための安楽死について、今後日本で合法化すべきか、そもそも受け入れるか否かを調査しました。

以下にその結果を発表します。

  1. 安楽死(尊厳死)に賛成?反対?
  2. 安楽死(尊厳死)について、どう思いますか?
  3. まとめ

安楽死(尊厳死)に賛成?反対?

安楽死について肯定的な方は6割弱、否定的な方は1割弱、そしてどちらとも言えない方は全体の約1/3という結果になりました。

次に賛成・反対・どちらとも言えないという意見に関して詳しく聞いたところ、下記のような結果になりました。

安楽死(尊厳死)について、どう思いますか?

1位「自分の生死は自分で決めたい」22.6%

★ 1位:自分の生死は自分で決めたい 113/500名(22.6%) ★

安楽死について最も多かった意見は「自分の生死を自分で決めたい」というものでした。

<1位コメント>

「自殺より安楽死の方が後の事務処理が簡単な為、死にたい方には気楽に安楽死する権利を持てるようにして欲しいと思います。(50代・女性)」

「高齢者のための過度な社会保障優遇によって若年層の負担はすでに限界を超えており生死は自分で決められるようにすべき(40代・男性)」

「平均寿命を超えたら、自分の生死を自由にさせてもらえると嬉しいです。労働人口が減るのは良くないと思います。(50代・男性)」

「無駄に長く生きる事で全体的に不具合がおきすぎている。介護する側に負担を考えてもある程度制度を設けた上で認めるべきである。(40代・女性)」

「私は自分が病気による余命告知を受けたらスイスで安楽死を検討しています。家族に迷惑をかけず計画的に最後を迎えられることはとても有意義であると思います。まだ会話ができる、動けるうちに終活し安楽死を選びたいです。(40代・女性)」

 

2位「個人の自由が尊重されるべき」17.6%

★ 2位:個人の自由が尊重されるべき 88/500名(17.6%) ★

生きる権利があるように、死ぬ権利もあるはず。それを自分で決める自由が尊重されるべきという意見も出ていました。

<2位コメント>

「どのような状態になれば安楽死は許されるのか線引きが難しい部分も出てくると思います。治療費が払えなくて安楽死を望む人も多いと思うので、そうなってくると簡単に死ねるといった思考になってしまう人が多くなるのも事実だと思います。(20代・女性)」

「個人の自由が尊重されるべきだと思うが、「安楽死」が個人の自由の範疇かどうかは議論されるべきだと思う。安楽死を求める必要が無いよう、社会保障をより強力にすべく努力を社会や政治が一体となって進めるべきです。(20代・男性)」

「20~30年後には団塊ジュニアが高齢者になる。就職氷河期世代でもあり資産も少なく独身者も多い。世間からは医療・福祉予算を食いつぶす「最後のお荷物」として扱われる。その時に、自分が重病になったり重度の障害を負ったら、安楽死を選びたいと思っている。(40代・男性)」

「個人の意思を尊重したいが、親しい人なら一秒でも長生きしてもらいたい。(40代・女性)」

「唯一の平等行為なので、よく考えてほしい(40代・男性)」

 

3位「苦しみから解放してあげたい」15.2%

★ 3位:苦しみから解放してあげたい 76/500名(15.2%) ★

治る見込みがないまま、病苦に悶える方を解放してあげたいという意見も多く出ていました。

<3位コメント>

「どうしようもない場合は安楽死を認めても良いと思います。現実にヨーロッパにまで行って安楽死の施しを受けている日本人がいる状況で、日本国内で禁止していても意味がないのではないでしょうか。(40代・男性)」

「病気や怪我で苦しんでいる人に楽しみもなく辛い、痛い思いをしながらでも生きていてほしいというのは、残される側の身勝手でしか無いと思う。どんな状態でも(例えばALSや植物状態など)生きていてくれたら・・・のような考えは第三者の利己的な考えだと思う。ただ、本人が本当は生きたいが迷惑をかけたく無いからと安楽死を選ぶようなことがあってはいけないと強く思う。(30代・女性)」

「賛成ですが、安楽死を希望していない人が、周囲の同調圧力によって安楽死を強制されたり、安楽死のふりをして殺されたりと、犯罪に悪用されないかが心配です。その対策だけはしっかりおこなって欲しいです。(30代・女性)」

「人間はいつか死ぬので、可能な限り、本人の意見を尊重すべきだと思う(40代・男性)」

「延命とは健康な人のエゴだと思う、病気末期の苦しさや長期治療に苦しむ人のほんとの辛さを判っていないのでないかと思う。本人が限界を感じたらそのような道もあっても良いのではないかと思う。(50代・男性)」

 

4位「尊厳死を合法化すべき」14.2%

★ 4位:尊厳死を合法化すべき 71/500名(14.2%) ★

尊厳死を合法化すべきという意見も集まっていました。

<4位コメント>

「法律を明確に規定して安楽死を認めるべきだと考えます。それが本人の意思を尊重し家族の負担を減らすことにもなると思います。(50代・男性)」

「本人が苦しんでおり、死にたいと思うなら尊厳死を尊重してもいいと思います。母は認められたら、安楽死を選ぶと言っています。(50代・女性)」

「自殺を禁止して安楽死を取り入れてほしい。自殺は必ず誰かに迷惑が掛かる。障害や病気の有無に関係なく他の条件(借金が無いなど)を満たした人ができるようにしてほしい。生きるための支援をしてくれないのだから、終わらせる支援を取り入れてほしい。年齢を自殺者が多い40代以上などに制限すれば希望者は殺到するはず。それは少子高齢化問題の解決にもつながる。国も社会も助けてくれない。私は希望する。今すぐにでも死にたい。どうかお願いします。死にたいです。自殺するしかなくてもできない理由があります。(40代・男性)」

「生死の選択は個人に任せるべきだと思うし、私は介護など家族に迷惑をかけるようになったら安楽死を選びたい、そこまでして生きたくないと思っているので、早急に合法化してほしいです(30代・女性)」

「私自身が安楽死をしたいのではやく実装してほしい。この苦しい世界から消えたい。(20代・男性)」

ただ「健康だけど生きていて辛いから早く合法的に死にたい」というコメントの多さが気になります。

安楽死や尊厳死が体のよい自殺とならないよう、法整備には細心の注意が必要でしょう。

 

5位「コメントを控えたい」8.8%

★ 5位:コメントを差し控えたい 44/500名(8.8%) ★

人間の死というセンシティブなテーマについて、コメントを控えたいという声も出ていました。

<5位コメント>

「尊厳死という美名で医療放棄される心配がある(60代・女性)」

「この問題についての、テレビ番組を見ました。今でも、その映像が頭から離れません。これ以上コメントができません。(50代・女性)」

「介護問題もあり、まわりの人間の負担を考えるべきだが、本人の意思なのかしっかり確認できるようにすべき(40代・女性)」

「海外の例をリアルにTVで見たことがあるが、本人の希望と家族の気持ちのギャップがむずかしい(60代・女性)」

「自分は安楽死を考えるような、そこまで辛い病気の経験がないので、どちらとも言えません。(50代・女性)」

とても心苦しい中、コメントを寄せて下さりありがとうございます。

 

6位「親しい人には生きていてほしい」6.2%

★ 6位:親しい人には生きていてほしい 31/500名(6.2%) ★

生きるか死ぬかは自分で決めるべきだが、大切な人についてはそうクールに割り切れないでしょう。

<6位コメント>

「簡単にその選択肢を選べるようにするべきではないが、本当にどうしようもない場合のために選択肢として用意しておくことは有りだと思います。(30代・男性)」

「痛みや苦しみが酷い時は、安楽死もありではないかと思うが、自分の家族がそれを望んだ時に賛成できるかどうかは分からない。(60代・女性)」

「自分が死ぬ側だったら苦しい思いをしてまで長く生きたいとは思わないけど私の大切な人には少しでも長く生きてて欲しいと思う。難しい問題。(40代・女性)」

「自分が病気になり治る見込みがないと診断された場合、選択肢にあればいいなと思うが、家族の選択肢にはあってほしくないと思う。(20代・女性)」

「本日、義母が亡くなりました。くも膜下出血で倒れ、2週間昏睡状態でした。ずっと寝ているだけ。意識があるのかないのかわからないのです。呼吸が浅くなったとき、家族で相談したうえで延命治療しない判断をしました。安楽死は賛成であるものの、やはり親しい人には少しでも長生きしてほしい。でも苦しんでほしくない。究極の選択ですね。なかなか結論は出せません。どの選択をしても、心の中にしこりが残ります。(40代・男性)」

 

7位「よく分からない」4.2%

★ 7位:よく分からない 21/500名(4.2%) ★

安楽死について、よく分からないというコメントも出ていました。

<7位コメント>

「叔母は難病で寝たきりになり、10年以上も入院しています。親族としては生きていてくれるだけでもうれしいですが、病院のお医者さんに「この後、異変が起きたら延命治療をしますか。既に税金を1億も使っています。」と言われました。高齢の叔母のためではなく、赤ちゃんや子どもたちのために税金が使われた方がいいかもしれないと悩んでいます。(60代・女性)」

「昨今は安楽死賛成派が多い印象だが、それだと一定の年齢に達した時に安楽死するのがマナーになったり、不治の病にかかったら治療せずに安楽死するのが規定されてしまったりと、生きたくても同調圧力で死を選ばざるを得ない事態が発生しそう。(30代・女性)」

「自分の死については意思表示カードのようなものを準備しておくことはできるかもしれないが自分だけで済む問題ではない、家族や医師たちに少なからず罪悪感を残してしまうと思う、家族の死についてはたとえ本人が希望したとしても決断を受け入れられるかどうかはもっとできないと思う(40代・女性)」

「生きることはお金もかかることなので、一概に延命措置を行うことがいいことだとは思えない。周囲の人はやはり長生きしてほしいという気持ちもあると思うし、お別れまでに時間が必要だと思う。でも、本人の気持ち、病気やケガによる苦しみ、痛みに寄り添うことが難しいこともあり、絶対にしてはいけないこととも思えない。(30代・女性)」

「本人、家族それぞれの死生観が違うからなんとも分からない。正解がない事を法律で認めるのもどうなのかなとか思う。(50代・女性)」

 

8位「偽装殺人のリスク」3.4%

★ 8位:安楽死を偽装した殺人が行われる 17/500名(3.4%) ★

安楽死と言えば聞こえはいいけど、そこには「社会の邪魔者はさっさと殺せ。当人もこれ以上社会に迷惑をかけたくないだろう。色んな意味で解放してやれ」という本音が透けて見えます。

<8位コメント>

「安楽死を推進したい人々の意見の多くには、ナチスの優生思想を背景に感じるから。ひとたび安楽死を合法化してしまうと、やがて個人の意思や自由を尊重するよりも、事実上の強制化につながる危険性が高まるだろう。(50代・男性)」

「海外で取り入れているからと言って日本で取り入れることは絶対にして欲しくない。(20代・女性)」

「意味のない延命は止めるべきだと思うが、個人の意思とは言え、イージーに殺人が肯定されるべきではない。(50代・男性)」

「安楽死を強要される可能性があるので反対です。(20代・女性)」

「確かに安楽死を望まれる人がいるのも分かる気がするが、制度化については悪用されるリスクしか思い浮かばないので反対せざるをえない。(50代・男性)」

 

9位「死について考えたくない」2.8%

★ 9位:死について考えたくない 14/500名(2.8%) ★

死は怖い。だから考えたくない。人間だれしも、大なり小なりそう考えるのは自然なことです。

<9位コメント>

「自分は多少苦しくても生きたいと思っていますが虚勢かもしれません。(40代・男性)」

「よくわからない。怖い。(40代・男性)」

「自分の事で言えば、尊厳を認めてもらいたいと思う反面、大切な人がそうなった場合、周囲の人は納得するのが難しい気がしました。もっと生きていて欲しいという思いが強いので、簡単には決められない事だと思います。(50代・女性)」

「死は怖いです。(60代・男性)」

「人は必ず死を直面することになるから、どんな現実も今まで通り受け入れればいいと思う(20代・女性)」

 

10位「遺された人のことも考えてほしい」1.2%

★ 10位:遺された人のことも考えてほしい 6/500名(1.2%) ★

自分はさっさと逝ってしまうから気楽だろうけど、遺された者たちの悲しみも考えてほしい。そんな気持ちも共感できます。

<10位コメント>

「人間の死はやがて必ず訪れるもので、その人の寿命を全うさせることが大切だと思う。安楽死法制化は残されたものに傷が残ると思う。(60代・女性)」

「熟考したことであってもやはり賛成はできません。(40代・女性)」

「安易な延命治療は反対ですが自然死ではなく積極的に安楽死を選ぶことにも反対です。(60代・男性)」

「根本的な解決策ではない(40代・女性)」

「選択肢が増えるのは悪くないと思う(20代・女性)」

 

まとめ

今回は時事問題や社会情勢に興味関心のある方500名を対象にしたアンケート調査の結果を発表してまいりました。
皆さんは安楽死や尊厳死について、どんな意見をお持ちですか?

ドリームプランニングでは、これからも時事問題や社会情勢に関する様々な視点からアンケート調査を実施・発表してまいりますので、皆様のご参考にしてください。

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URUHOME(ウルホーム) https://uruhome.net は一般的に売却が難しいニッチな不動産(いわゆる負動産)に関するお悩み解決コラムを発信するサイトです。またニッチな不動産の無料査定や売却相談も行っております。

■株式会社ドリームプランニングについて

株式会社ドリームプランニングは「横浜から世界一を目指す」「不動産のあらゆる問題を解消し、人々の幸せと喜びを追求する」社是にもとづき、空き家マッチングサイト”ウチカツ”の運営や、負動産再生を通じて日本の社会課題に取り組んでいる不動産ベンチャーのパイオニアです。

■会社概要

社名   :株式会社ドリームプランニング
所在地  : 〒231‐0023 神奈川県横浜市中区山下町252 グランベル横浜ビル10F
電話番号 :045‐641‐5480
代表者  : 代表取締役 髙橋樹人(たかはし たつひと)
設立   : 2005年7月
URL   : https://dream-plan.com/

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