死刑制度は廃止すべき?みんなの意見は?【アンケート結果発表】

株式会社ドリームプランニング

2024.10.18 22:50

株式会社ドリームプランニング(神奈川県横浜市中区/代表取締役:髙橋樹人)が運営する不動産のお悩み解決サイトURUHOME(ウルホーム)では、時事問題や社会情勢に興味関心を持つ方(有効回答数:500名)を対象にアンケート調査を実施しました。

 

 

会社ドリームプランニング(神奈川県横浜市中区/代表取締役:髙橋樹人)が運営する不動産のお悩み解決サイトURUHOME(ウルホーム)では、時事問題や社会情勢に興味関心を持つ方(有効回答数:500名)を対象にアンケート調査を実施しました。

今回は「死刑制度」をテーマとした独自調査の結果を発表します!

 

【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、アンケート結果を公開している「底地・再建築不可・市街化調整区域・共有持分・収益不動産の買取|URUHOME(ウルホーム)」のURL(https://uruhome.net/death-penalty/)へのリンク設置を必ずお願い致します。
弊社への掲載許可(連絡)は不要です。

 

【調査概要】

 

〇調査対象-「時事問題や社会情勢に興味・関心を持っている方」
〇有効回答-500名
○回答性別-女性249名/男性251名
〇回答年齢-20代55名/30代131名/40代169名/50代103名/60代36名/70代以上6名
〇調査主体-株式会社ドリームプランニング
〇調査方法-インターネットによるアンケート調査
〇調査期間-2024年8月19日~8月25日

 

近年、人権意識の高まりから世界各国で廃止の動きが広がっている死刑制度。

ただし被害者の感情や犯罪抑止効果を考えると、手放しに賛成はできません。

死刑制度についてどうするべきか、皆さんの声を聴いてみました。

 

  1. 死刑制度に賛成?反対?
  2. 死刑制度についてどう思いますか?
  3. まとめ

 

死刑制度に賛成?反対?

死刑制度について賛否を調査したところ、賛成が6割強、反対が1割弱、どちらとも言えない方が約1/4でした。

次に、賛成、反対、どちらとも言えないと答えた方にどう思うかを聞いてみたところ、以下のような結果になりました。

 

死刑制度についてどう思いますか?

1位は「死をもって償うべき」31.0%

 

★ 1位:死をもって償わせるべき 155/500名(31.0%) ★

目には目を、歯には歯を。人の生命を奪ったり、それと同等の罪を犯したりした者に対しては、死をもって制裁すべきという意見が最多でした。

 

<1位コメント>

「被害者遺族のことを考えると、死刑にするにしてもそのやり方をもっと変えたほうがいいと思う。同じ苦しみを味わうべき(20代・女性)」

「犯罪者の人権よりも被害者の人権に重きを置くべき。人権を蹂躙する人間は自ら他人の人権を否定しているのだから、自らの人権を主張するべきではない。(50代・男性)」

「人の人生を奪って自分は生きるのは違うと思う(50代・男性)」

「人の人生を奪ってしまったひとは、特に同じように死刑をもって償うのは必要かなと思います。(40代・男性)」

「残酷な殺人等を起こした犯人にはやはりそれ相応の死を持って償うべきだと思います。(60代・男性)」

ちなみに死刑は殺人罪(刑法第199条)のほか、内乱罪(同77条1項1号)・外患誘致罪(同81条)・外患援助罪(同82条)・現住建造物等放火罪(同108条)・現住建造物等浸害罪(同109条)・激発物破裂罪(同117条)・汽車転覆等及び同致死罪(同126条3項)・往来危険による汽車転覆等罪(同127条)・水道毒物等混入及び同致死罪(同第146条)・強盗致死傷罪(同240条)・強盗不同意性交等及び同致死罪(同241条3項)について規定されています。

 

要は「人を死なせたり、多くの人を死なせかねない危険行為」「政府転覆を企む行為」「外国勢力に寝返る行為」に死刑が適用されると考えるといいでしょう。

 

2位は「凶悪犯を税金で養うな」14.4%

 

★ 2位:凶悪犯を養うのは税金のムダ 72/500名(14.4%) ★

死刑に相当する凶悪犯を税金で養い続けることに嫌悪感を感じる方も多くいます。

 

<2位コメント>

「また犯罪を犯されたらたまったものじゃない。それにそんな人に税金が使われるのは真面目に働いて税金納めている人が割に合わない。(30代・女性)」

「無理に欧米などに合わせて廃止する必要はないと思う。終身刑がもっとも重い刑罰になったら年老いた凶悪犯罪者がワザと捕まって老後を過ごす場所扱いされるかもしれないと想像しました。(30代・男性)」

「税金で生きているのは違うと思う。(40代・女性)」

「税金を使ってまで保護しておく必要はないし、再犯されるくらいならと思う(40代・女性)」

「重大犯罪を犯した人を税金で生活させたくない。(30代・女性)」

真面目に生活している者が苦しむ一方で、凶悪犯罪者が税金で保護されるというのは、やりきれない思いの方が多いようです。

 

3位は「ケースバイケースで判断」13.8%

 

★ 3位:ケースバイケースだと思う 69/500名(13.8%) ★

凶悪犯罪者にとって、死が必ずしも恐怖でないというケースもあります。

そうなると、死刑が必ずしも最良の選択肢とが言い切れないかも知れません。

 

<3位コメント>

「生きて罪を償うことが犯罪者にとって苦しいことになることもあるが、死をもって償うことが苦しいこともある。どちらとも言い難い。(30代・女性)」

「簡単に死刑にするにではなく、より苦しみを与えるべきだ(40代・男性)」

「基本的には生きてる罪を償うべきだと思うが、あらゆる選択肢を排除しない方がいいとも思う。(40代・女性)」

「基本的には死刑制度について反対だが、残虐性、悪意、影響の大きさなどあまりにも酷い場合、死刑を検討するのも仕方ないと思う。(20代・女性)」

「残された遺族の気持ちはどう償っても変わらないから(20代・女性)」

ただ犯罪者本人にとってどうかは客観的に判断しにくいため、極刑に処するという選択肢は排除すべきではないのではないでしょうか。

 

4位は「遺族の無念を晴らしたい」8.0%

 

★ 4位:遺族の無念を晴らしたい 40/500名(8.0%) ★

遺族の無念を晴らすという観点から廃止すべきでないと考える方も居ます。

 

<4位コメント>

「もし自分の子供等が被害にあった場合を想像すると犯人は死をもって償うのが当たり前だと思う。(30代・男性)」

「被害者は亡くなったり辛い目にあったのに、犯罪者は健康的な生活で生きているのは納得し難い場合もあるので、死刑が必要な場合もあるかもしれない(30代・女性)」

「もし被害者の家族の立ち場になれば、やはり極刑にしてほしい(40代・女性)」

「被害にあった関係者は加害者がどこかでまだ生きていると思うと無念が晴らせないまま生きることになると思います。(40代・女性)」

「冤罪の可能性も否定できないので慎重にはなるべきだが、遺族のことを考えると死刑制度が存在するのは当然だと思う。(30代・女性)」

よく「愚者は報復し、賢者は赦す(報復のリスクやコストを理解している)」などと言いますが、大切な人の命を奪われたらやりきれない気持ちになるという意見もあります。

 

5位は「コメントを控えたい」6.4%

 

★ 5位:コメントを差し控えたい 32/500名(6.4%) ★

死刑制度は犯罪者と言っても人の生死にかかわるセンシティブな問題ですから、コメントしたくない方も少なくありません。

 

<5位コメント>

「自分の家族が残忍な目にあったら死んでほしい。でも、本当にそれがよいのかわからない。(40代・女性)」

「一概に賛成、反対を語ることはできませんが、世界がそのような(死刑廃止の)方向に向かっていて、そのような議論も深めていることは、世界を主導する立場(G7)の国民として、知っておく必要があります。(40代・男性)」

「私からはどちらとも言えませんが、凶悪な犯罪をなくすため死刑は有っても良いとは思いますが人の死にまつわる事についてのコメントはしたくないです。(50代・女性)」

「たとえ犯罪者であっても、人の生死を赤の他人が決める権利があるのか分からない。(40代・女性)」

「様々な要因、特に被害者の立場を想像したときに、どうとか言えない。(50代・女性)」

どんな事があっても人の死を決めて良いものか、その問いの答えはなかなか出ないでしょう。

 

6位は「凶悪犯を生きているのは怖い」5.4%

 

★ 6位:凶悪犯が生きているのは怖すぎる 27/500名(5.4%) ★

凶悪犯が社会復帰するのはもちろん、刑務所の中にいたっていつ出てくるか分からない恐怖があります。

 

<6位コメント>

「凶悪犯罪者が社会復帰しても同じことを繰り返すだけ。(50代・男性)」

「社会復帰できない凶悪な犯罪者は、死刑制度で裁くしか無いと思う。(30代・男性)」

「更生の余地がなく次の被害を防ぐには致し方ないケースもあると思う。(40代・女性)」

「人を痛めつけたり苦しませたりした奴に限っては同じ目に合わせてほしい。(30代・女性)」

「人権より他者の安全が重要。(40代・男性)」

凶悪犯罪者の中には、反省どころか、むしろそれをネタに本を出版して儲けるような輩もいますからね。

犯罪者の人権より公共の福祉を優先するのは、社会における必要悪とも言えるでしょう。

 

7位は「存続/廃止の影響が分からない」4.2%

 

★ 7位:死刑制度の影響が分からない 21/500名(4.2%) ★

死刑制度を続けたらどうなるか、廃止したらどうなるか。どちらが絶対によいとは、なかなか結論が出るものではありません。

 

<7位コメント>

「死刑制度によって凶悪犯罪の増加を抑止できると思えるが、他方で、実際には凶悪犯罪は発生し続けており、その効果には疑問がある。もちろん遺族や社会の処罰感情にも、十分配慮する必要があるだろう。(50代・男性)」

「まずは死刑相当の犯罪が発生しないように考えたほうがいい(50代・男性)」

「存続と廃止のどちらの理屈も間違ってはいないため、どちらが良いとはいえない。(50代・男性)」

「人の生命に関わる重大なことなので、えん罪の可能性なども考えると、賛成とはっきり言うことはできません。一方で、犯罪によって生命を奪われたり、大幅に人生を変えなければならなくなったりした人の無念はどうすればいいのか。まだ明確には答えられません。(50代・女性)」

「賛成よりではあるものの、存続させた場合と、廃止させた場合がどうなるか知りたい。(20代・女性)」

試しにちょっと廃止してみよう……とはいかないため、慎重な議論が求められます。

 

8位は「生かして罪を償わせるべき」3.6%

 

★ 8位:生かして罪を償わせたい 18/500名(3.6%) ★

死刑制度に反対する意見には「あっさり殺すよりも、生き地獄を見せて苦しめたい」というものもありました。

 

<8位コメント>

「無期懲役でいいのではないでしょうか。(60代・男性)」

「国家による殺人はいかなる場合でもダメ(50代・男性)」

「死んで償うより生き地獄を味わわせた方が良い。(20代・女性)」

「終身刑などを導入して、残りの人生を罪を償うことだけに捧げてほしい。(40代・女性)」

「終身刑で良いと思う 生きて償って欲しい(40代・女性)」

確かに絞首刑では永く苦しまずに絶命しますから、遺族としてはもっと報復したい思いもあるでしょう。

 

9位は「一罰百戒」3.2%

 

★ 9位:一罰百戒の効果に期待 16/500名(3.2%) ★

死という恐怖によって犯罪を抑止する、一罰百戒の効果があるという意見も出ています。

 

<9位コメント>

「見せしめにもなるし抑制にもなる(50代・女性)」

「本当に凶悪な犯人には死刑もやむを得ないと思ってしまう。(40代・男性)」

「抑止力として必要であると思うが、運用の仕方には疑問も残る。(30代・女性)」

「死刑は一定の凶悪犯罪の抑止になっていると思う。(60代・男性)」

「犯罪抑止に効果があると思う。(30代・男性)」

ただ現状において、死刑は非公開で執行されており「凶悪犯罪者は無惨な末路をたどる」という実感が湧きにくいかも知れませんね。

 

10位は「冤罪の可能性」2.8%

 

★ 10位:冤罪の可能性もある 14/500名(2.8%) ★

本当は罪を犯していないのに、冤罪で生命を絶たれてしまったら取り返しがつきません。

だから死刑制度を廃止すべきというコメントも出ていました。

 

<10位コメント>

「冤罪の可能性も考えて死刑制度は廃止するべき(40代・女性)」

「死をもって償うということ自体に反対(60代・女性)」

「もしも冤罪だった場合、気の毒過ぎる。司法が正義とは限らない。(40代・女性)」

「冤罪になる可能性も否定できないので簡単な話ではないと思う。冤罪でなくても軽微な罪で過剰に反応されるかもしれないのが今の日本なので必ずしもそれが正しいと言えない。(40代・男性)」

「冤罪の可能性も考慮すると終身刑にすればいいと思う(40代・女性)」

死刑に限らず、どんな冤罪も最大限に予防する努力が求められます。

 

まとめ

今回は時事問題や社会情勢に興味関心のある方500名を対象にしたアンケート調査の結果を発表してまいりました。
皆さんは死刑制度について、どんな意見をお持ちですか?

ドリームプランニングでは、これからも時事問題や社会情勢に関する様々な視点からアンケート調査を実施・発表してまいりますので、皆様のご参考にしてください。

 

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■株式会社ドリームプランニングについて

株式会社ドリームプランニングは「横浜から世界一を目指す」「不動産のあらゆる問題を解消し、人々の幸せと喜びを追求する」社是にもとづき、空き家マッチングサイト「ウチカツ」の運営や、負動産再生を通じて日本の社会課題に取り組んでいる不動産ベンチャーのパイオニアです。

 

■会社概要

社名   :株式会社ドリームプランニング
所在地  : 〒231‐0023 神奈川県横浜市中区山下町252 グランベル横浜ビル10F
電話番号 :045‐641‐5480
代表者  : 代表取締役 髙橋樹人(たかはし たつひと)
設立   : 2005年7月
URL   : https://dream-plan.com/

 

 

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