「それでも泣きましょう、僕たち」と語りかける詩人パク・ジュン、来日ポエトリーツアーを開催

株式会社クオン

2024.07.24 16:47

8/1福岡、8/3東京、8/4大阪で同世代の詩人・歌人たちと対談

韓国コンテンツを専門に手掛ける出版社・株式会社クオン(本社:東京都千代田区、代表 金承福)は韓国の詩人パク・ジュンの初邦訳書『泣いたって変わることは何もないだろうけれど』を6月30日に刊行いたしました。

 

 

『泣いたって変わることは何もないだろうけれど』は詩と散文から編まれており、パク・ジュン ワールドをより深く読み解くことができます。旅、食べ物、知人たちと交わした手紙やメッセージ、父との会話——日常のひと時ににじみ出る哀悼や悲しみ、愛情、慰めが丁寧に詩人のことばで紡がれています。韓国では2017年に刊行されて以来、すでに36刷のベストセラーです。


日本語版の刊行を記念して、著者パク・ジュンが日本各地を旅しながら、同世代の歌人・詩人たちとのトークイベントを行う「ポエトリーツアー」を開催します。
言語の違いや詩と短歌という形式の違いはありつつも、SNS時代に読者の心をとらえる作家たちの声を通して、日本語圏の読者たちにとっては韓国文学の新たな一面に触れられる機会となるとともに、日韓の詩人・歌人たちの交流の場となることを心より願っています。

パク・ジュン ポエトリーツアー詳細

*いずれのイベントも通訳付きです
ツアー詳細ページ

■8 月1 日(水)19:00~20:30 本のあるところajiro(福岡)
 パク・ジュン(詩人)×石松 佳(詩人)対談
「アンニョン、言葉たち」
会場:本のあるところajiro(福岡県福岡市天神3-6-8-1B)
参加方法:会場参加/ライブ配信(1 か月アーカイブ付) 
チケット:会場1650 円(学割1100 円) オンライン1100 円
お申込はこちらから

■8 月3 日(土)18:00~19:30 CHEKCCORI(東京)
パク・ジュン(詩人)× 柴田 葵(歌人)対談
「사랑(サラン)、愛、ラブ」
会場:CHEKCCORI(東京都千代田区神田神保町1-7-3 三光堂ビル3 階)
参加方法:会場参加/ライブ配信(どちらも1 か月のアーカイブ付)
チケット:1650 円
お申込はこちらから

■8 月4 日(日)15:00~16:30 大阪韓国文化院(大阪)
韓日ポエトリー対談
パク・ジュン(詩人)× 岡野大嗣(歌人)
モデレーター:江南亜美子(書評家)
会場:大阪韓国文化院 ヌリホール(大阪府大阪市北区中崎2-4-2 4 階)
※受付終了

登壇者プロフィール

パク・ジュン
詩人。1983 年ソウル生まれ。2008 年『実践文学』にて作品を発表し、詩人としてデビューした。初邦訳となる散文集『泣いたって変わることは何もないだろうけれど』(趙倫子・訳/クオン)のほか、詩集に『あなたの名前を煎じて数日間食べた』、『私たちが一緒に梅雨を見られるかもしれません』、絵本に『私たちはアンニョン』、散文集に『季節の散文』がある。申東曄文学賞、今日の若い芸術家賞、片雲文学賞、朴在森文学賞などを受賞。創作活動以外にも、ラジオDJや、映画出演など幅広く活躍している。

石松佳(いしまつ・けい)
1984年大分県生、現在福岡市在住。2019年第57回現代詩手帖賞受賞。2021年第71回H氏賞受賞。同年第57回福岡県詩人賞受賞、2022年第46回福岡市文化賞受賞。第一詩集『針葉樹林』(思潮社)。23人の詩人がコロナ禍に日記形式で綴った空気の叙事詩『空気の日記』(書肆侃侃房)に参加。詩的メディア「鯨々」同人。2014年から詩の合評会「福岡詩話会」を主催し、文学の可能性を追求する。

柴田葵(しばた・あおい)
1982年生まれ、東京都在住。現代短歌の歌人、ライター。慶應義塾大学文学部人文社会学科卒業。第2回石井僚一短歌賞次席。第1回笹井宏之賞大賞受賞。単著に歌集『母の愛、僕のラブ』(書肆侃侃房)。公募ガイド社WEBサイト「Koubo」にて「あなたとよむ短歌」連載中。

岡野大嗣(おかの・だいじ)
歌人。1980年大阪府生まれ。単著に『うれしい近況』(太田出版)、『音楽』(ナナロク社)、『たやすみなさい』『サイレンと犀』(ともに書肆侃侃房)、共著に『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』『今日は誰にも愛されたかった』。がんサバイバー当事者による、闘病の不安に寄り添う短歌集『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』を監修。連載にMeets Regional「レッツ短歌!」。2023年度 NHK Eテレ「NHK短歌」選者。2024年8月に『うたたねの地図 百年の夏休み』(実業之日本社)を刊行。

江南亜美子(えなみ・あみこ)
書評家、京都芸術大学准教授。1975年大阪府生まれ。おもに日本の純文学と翻訳文芸に関し、新聞、文芸誌、女性誌などの媒体で、数多くのレビューや評論を手がける。韓国文学関連としては、『完全版 韓国・フェミニズム・日本』(河出書房新社)、『韓国文学ガイドブック』(p-vine)などに寄稿。共著に『きっとあなたは、あの本が好き。』(立東舎)、『韓国文学を旅する60章』(明石書店)など。

主催・後援

主催:株式会社クオン(8月1日、3日)、駐大阪韓国文化院(8月4日)
共催:書肆侃侃房 後援:韓国文学翻訳院

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種類
イベント

カテゴリ
エンタメ