マルハン東日本カンパニー、全店に駐車場巡回支援システム「MEGURU」を導入決定

株式会社想画

2024.03.19 10:30

~夏場を前に子どもの車内置き去り防止を強化~

AIと画像解析のソフトウェアを開発する株式会社想画(本社:東京都千代田区、代表取締役:田中(たなか) 統蔵(とうぞう))は、AIを利用した画像認識により、子どもやペットの車内放置や置き去り対策を強化する駐車場巡回支援システム「MEGURU(めぐる)」を2023年9月から提供開始しています。

総合エンターテイメント事業を展開する株式会社マルハン(本社:京都・東京)の東日本カンパニー(代表取締役 東日本カンパニー社長:韓 裕)は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県の駐車場巡回を行っている全店舗に4月1日から「MEGURU」を導入します。

「MEGURU」は、AI画像認識アプリをインストールしたスマートフォンで、駐車車両のナンバープレートを撮影、読み取った番号を蓄積・照合し、車内の確認済みと未確認車両を特定することで、遊技場などの駐車場巡回員の疲労による肉体的かつ精神的な負担を軽減、巡回時の車両確認の水準の底上げや正確性を向上させ、巡回や車内確認の時間を短縮し、子どもの置き去り事故を未然に防ぎ、対策を徹底的に強化するシステムです。

株式会社マルハン 東日本カンパニー 営業推進部 部長の金丸直樹氏とデジタルコミュニケーターの浅野秀行氏は、駐車場巡回の課題について以下のように分析しています。

  • 遊技場業界における駐車場巡回の指針は「1時間に1回の巡回」ですが、駐車場台数が多い店舗では専属スタッフが必要になるほど負担が大きい。
  • スタッフが現場でどのように巡回しているのか、管理する側には見えにくい。
  • 同じスタッフがずっと巡回するわけではないため、車内放置が疑わしい車両があったとしても、引き継ぎや情報共有がホールの他の業務と比べても難しい。
  • 業界自体が車内放置ゼロに向けた取り組みを行っていることを世間に発信し、証明していく必要があり、そのために駐車場巡回をより効率的に行う仕組みは重要です。
  • 巡回支援システムの全店導入は、会社としてより駐車場巡回をしっかりやっていくという強いメッセージを社員に伝えることができると考えています。

「MEGURU」の主な機能は以下の通り。

  • 巡回済みの車両を音で通知・確認: 巡回中、自動的にナンバープレートを撮影・認識、車内確認済み車両の場合は「カン!」と木の棒を叩くような音、ナンバープレート未認識の新たに駐車された車両は「新規です」という音声で知らせ、車内確認の見逃しを防止します。
  • 巡回記録は管理画面で随時確認: 記録はパソコンやタブレットなどで即時確認することができ、日報・月報の出力も可能。特別なソフトは不要で、ウェブ・ブラウザのみで使用できます。
  • 気になる車両の“申し送り”機能: 巡回員は次担当の巡回員に、特定車両の「再チェック」や「声かけ」をするように依頼ができます。該当車両の登録・特定が簡単に行えます。
  • 来場車両の傾向分析:巡回実績から「何時間駐車していた車が多いか」「月間で何日間来場していた車が多いか」などの傾向を可視化し、マーケティングに活用できます。

「MEGURU」は初期費用10万円、月額5万円(税別、1キット)で導入することが可能です。

想画のAIを利用した画像解析ソフトは、洋上の小さな人影を検出する捜索救助の用途で海上保安庁などでも使用されています。また、人物の移動経路解析や、トンネルの崩落検知システムなども提供しています。

想画は今後も独自のAIと画像解析技術を活用して、社会の課題を解決してまいります。

■ 株式会社想画について

株式会社想画は画像解析やAI学習型の自動検査システム、ドローンなどのロボティクス制御など高度技術開発に多数の実績を持ち、大手メーカーや物流・医療・出版・広告・飲食業など多様な業界のシステム開発を手掛けています。エッジデバイス制御から大規模ウェブシステムの開発まで、クラウド活用の実績も豊富です。

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