金銭管理コーディネーター養成研修を開講
施設での金銭管理を適切に行う人材を養成します
特定非営利活動法人NPOかんなびの丘(堺市北区・理事長:白土隆司)は、福祉施設における金銭管理(利用者の小口現金の管理)を適正に行う人材「金銭管理コーディネーター」を養成する研修会を2024(令和6)年1月26日他に開催します。
■金銭管理の必要性
高齢者や障がい者を対象とした福祉施設では、利用者の金銭トラブルを避けるため利用者の金銭管理を禁止しているケースがあります。また、認知症や障がい特性によってトラブルに巻き込まれるケースもあり、何らかの支援が必要とされています。しかし、成年後見制度や公的な金銭管理支援(日常生活自立支援事業・社会福祉協議会運用)の活用はハードルが高く、普及していません。
■金銭管理の実態
金銭管理サービスは介護保険や障害者福祉制度に規定された支援ではなく、利用者と施設(サービス提供者)との契約に基づく支援として実施されています。しかし、施設の中には契約書が存在しなかったり、利用者への報告がなかったりと適切な運用がなされていないケースが存在します。行政も施設における金銭管理の実態を把握しておらず、施設の倫理観に任せられているのが現状です。
■金銭管理コーディネーターの意義
お金に関する資格としてファイナンシャルプランナーがありますが、生活設計のアドバイスを行い基本的に実務には関与しません。施設においては、実務者として金銭管理を担う人材が求められています。
今回、養成する金銭管理コーディネーターは、金銭管理に関する知識や倫理観を身につけるだけでなく、実務を担えるノウハウも学びます。
■研修の概要
日時:【3回連続研修】1月26日(金)、2月1日(木)、2月20日(火) いずれも13時半~17時
会場:堺市産業振興センター セミナー室3
内容:金銭管理概論、法的留意点、関連制度、具体の支援方法、現場の声等
講師:弁護士、ファイナンシャルプランナー、施設管理者等
費用:無料(助成金事業として実施しています)
定員:20名(先着順)
備考:本研修は公益財団法人JKAの補助を受けて開催しています
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