松阪茶を代表するお茶生産者4社が初めてタッグを組み協働商品を製作! 松阪ゆかりの豪商である国分中部(株)と自治体の連携のもと、マックスバリュ東海(株)にて販売開始。
官民一体で、松阪特産の「深蒸し煎茶」を未来へとつなげていく試みが今始まる。
松阪市飯南町・飯高町を代表する茶生産者4社は、地元の茶産業が抱える危機を乗り越えるため、初めてタッグを 組み、各社の深蒸し煎茶の特徴を活かした新商品を開発しました。この4社の想いに賛同いただいた、国分中部(株)とマックスバリュ東海(株)の協力を得て、12月15日から順次、松阪市近郊の三重県内店舗にて本商品を大々的に販売開始します! 松阪市のハンズオン事業の支援を受け官民一体となり、松阪伝統の茶業を未来へと繋げるための試みが今始まります!
松阪市飯南町・飯高町は、三重県の中部に位置し周囲に、千メートル級の山々が連なる風光明媚で温暖な地域です。また、山峡を流れる清流・櫛田川に運ばれた肥沃な土壌に恵まれ、お茶栽培に適した環境でもあります。
江戸時代、紀州藩領だった当地域は、八代将軍吉宗公に お茶を献上するなど、将軍家のお茶処として保護を受け、 茶業が発展しました。戦後は東京に販路を求め、どんな水 でも美味しく淹れられる深蒸し製法により脚光を浴びました。「深蒸し」とは、通常より2~3倍の時間長く蒸すことで、茶の粒度を細かくし茶葉に含まれる成分の浸出を容易 にする製法です。渋味が少なく甘味があり、まろやかな コクが魅力です。
しかし、盛況だった茶業も、生産者の高齢化、過疎化による後継者不足、若者のお茶離れ等により、全国的に茶農家は激減し、当地域でも茶農家は約200戸(平成25年)から約100戸(令和5年)へと半減しました。(JA全農調べ)
「このままでは近い将来、松阪市から茶農家がいなくなってしまう。」危機を感じた私たち4社は、会社の垣根を越えて「松阪茶」をPRすることを決意しました。松阪市のハンズオン支援を受け、同じ情熱をもった4社が「深蒸し煎茶」を持ち寄り、各社の特徴を活かした商品の開発を試みました。こうして、手軽なティーバックでも、味の違いをしっかり感じられる商品が誕生しました。
4社の想いに賛同した企業の協力を得ることができ大々的な販売が実現しました。創業家が松阪出身の国分中部(株)と、かつて松阪本社のマックスバリュ中部(株)をルーツとし、地域貢献に力を入れるマックスバリュ東海(株)。
12月15日から順次、松阪市を中心に三重県内店舗のマックスバリュにて販売開始することが決定しました。
(有)深緑茶房 代表取締役の松倉は、「地元の茶業を次世代へつなげるために頑張りたい!」と4社協働しての松阪茶PRに意欲を燃やします。
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