柴犬まるアート展 ~ 僕は君の記録係 ~ 開催
インスタグラムのフォロワー数が245万人(2023年5月現在)を誇る柴犬界のレジェンド「柴犬まる」のグッズを手掛ける株式会社bloomax(東京都文京区)はこの度新たな試みとしてアート展を5月12日(金)から5月21日(日)まで期間限定で開催することになりました。題して「柴犬まるアート展 ~ 僕は君の記録係 ~ 」。まるパパこと小野慎二郎が撮影した小さい頃の柴犬まるから大人のまる、どこにも公開していない日常生活などの数々の写真が、販売する写真を含めて千点以上集まります。また今回のアート展は小野慎二郎が撮影した写真の展示だけでなく、他の手描き作家(後述)の原画作品を購入できる機会も設け、早くもたくさんのファンから熱い視線が注がれています。
なぜ今、アート展なのか。タイトルに込められた意味とは!アート展の企画担当者に話を聞きました。
一枚一枚が大切な記録~二度とないかけがえのない時間
― 柴犬まるのアート展を開催したい!と思ったきっかけを教えてください ―
☺:「小野さんがまるを撮影した写真はおそらく何十万枚もあり、その写真を整理したり企業パートナーに紹介する業務の中で見ていると、それら膨大な写真の中には失敗したものや、本当にとりとめのない日常、ぶさかわなまるなどもたくさんあります。スタッフとしてそれらの写真を見ていると、これはもはやデイリーベースではなく、1秒1秒、その瞬間にしか出せない、二度と同じ写真は撮れない魂のこもったアート作品なのではないか、と思ったんです。あるとき小野さんに、“写真をメインにした企画展を実施したい”旨を伝えたところ、意外にも“へー。じゃあやってみなよ。”というお返事をもらったので、イベント企画担当としてこれは相当なチャンスをもらった!と緊張しながらも、初めてを楽しみながら進めています。」
― 何十万枚という中から展示する写真を選ぶのはなかなか大変だと思いますが ―
☺:「実は小野さんが選んだ写真は一枚もありません。小野さんにとってはすべてが大事な記録であり、そこに優劣はないからです。イベント企画スタッフとしても選ぶのは苦労したのですが、正直これにしよう!これがいいな!という選別はなく、保存されている膨大な写真データの中からランダムに選びました。その時その時のまるをご覧いただき、一人ひとりにとっての思い出に浸り、あるいはノスタルジックな思い出旅行に出かけ、ときには初めてのまるを楽しんでいただけたら幸いです。」
僕は君の記録係~タイトルに込められた思い
― アート展のタイトルがとても印象的です。このタイトルに込められた意味、思いを教えてください ―
☺:「“僕は君の記録係” こちらの言葉は、2016年発売の小野さんの著書「もっと声を聞かせてよ 柴犬まるフォトメッセージ集」(KADOKAWA)の中の言葉です。小野さんがまるを撮影し続けている理由、これほど的確に表現している言葉は他に見当たりません。
僕の役目
君が生きている証を残そう。
僕は君の記録係。
大人になった時にわかるはず。
君がどれだけ多くの人に愛され、
多くの人に愛を与えたかと言う事を。
☺:「同じようにまるのファンの方々はずーっと見守っていると思います。このタイトルでもう自分の中でのまるの記録を想起し涙がでちゃう方もいらっしゃるのではないかと思います。それだけ愛情が深い言葉です。」
素敵なギャラリー見つけました!
― 「柴犬まるアート展~僕は君の記録係~」の開催場所は東京台東区・新御徒町、蔵前エリアにあるギャラリー「marble gallery」です。こじんまりとしていながらも開放感があり、そしてどこか温かみのあるギャラリーで来場者だけでなく地元の人の憩いの場ともなっています。こちらを選んだ理由を聞かせてください ―
☺:「今回開催場所となるmarble galleryは、根津の直営店が改装のため臨時閉店をすることもあり、なるべく根津に近い場所、まるのお膝元から遠くない場所から探しました。企画をする中で、小野さんのまるの写真にただよう果てしない愛情、ぬくもりを表現するには大きなイベント会場ではなく、小さなスペースで、その空間ごと小野さんの世界観を体感してほしいと思い、開催場所の選定は一つひとつ実際に足を運んで確認します。もう何十キロ歩いたかわかりません。marble galleryに下見に行ったときにたまたまオーナーさんと話すことができ、そのときにわんこ連れも歓迎ですよ、とおっしゃっていただき、まさかこんな23区内でわんこ同伴で来場できるギャラリーがあることに驚きましたが、その寛大さはまると通じるあたたかさで、その場で即決しました。出会いには縁を感じます。このタイミングや奇跡を大事にし、丁寧に形にしていきたいと思っています。」
― 今回のアート展は展示だけでなく写真やアート作品の販売も行うそうですね ―
☺:「marble galleryでは写真を展示する枚数はそのスペースの関係もあり、これまでの柴犬まる展からすると相当少ない枚数になります。今回の写真展では、小野慎二郎 千枚展として膨大な写真の中からできるだけたくさんの写真を高画質でプリントしたもの、2L版のいわゆる生写真と呼ばれるものを販売します。アートとして魅せたいものだけではなく、小野さんの作品を是非自分の所有物としておうちに持って帰ってほしいんです。今の時代はデジタル社会で写真はもちろん、本や雑誌などの紙媒体を手にとる機会が激減しています。自分の生活スペースにまるの写真を持つこと、いつでも見たいときに見ること、持ち帰ったその写真とともに一緒に年を重ねること、そうやって自分だけのまるを感じてほしいです。」
☺:「あ、そうだ。写真を大切に持っておきたい方のための宝箱に、小野さんが一つひとつサインをしてくれていました!こちらは数量限定での販売となるので、是非ゲットしてください。おそらく初公開であろうポジフィルムも展示するのですが、じっくり見ていると時間がなくなっちゃうかもしれませんので、2回ぐらいにわけてご来場いただきたいですね。」
柴犬まると二人のアーティスト
― 「柴犬まるアート展~僕は君の記録係~」では写真だけでなく二人のアーティストが手掛けた作品も展示販売されますね。 ―
☺:「一人は“Nagai”というアーティストです。実は一番長くbloomax株式会社に勤務しているスタッフです。もともとは柴犬まるのファンでイベントにも来ていたのですが、個人の趣味としてまるのデッサン画を描いていました。その画力を小野さんが気に入り、商品化したこともあります。また、前職業は動物看護師だったため、ときどきまるの健康についても相談していました。」
・Nagai
幼い頃から絵を描くことが好きで独学で絵を学ぶ。一枚の絵の中に写実とはまた違う「体温」「立体感」「もふもふ感」を表現する動物絵描き作家。
☺:「現在は「犬と暮らせば」サイトにて「drawn by Nagai」というブランドを持つまでに成長し、お客様個々のわんこやにゃんこなどのペットさんを描き、それをグッズとして販売するサービスを展開しています。正直まったく会ったこともないわんこなのに、Nagaiの作品を見ると心の深いところにどーんと優しさが溢れ、じんわり涙がこみ上げます。まさにアートです。選ばない理由はありません。Nagaiの作品をもっといろんな場所にて世に出し、たくさんの方に見ていただきたいです。アート展ではNagaiの額装原画の販売もありますので、間近で繊細なタッチによるもふもふを感じてください。」
・Koguma2990
柴犬まるをこよなく愛してくれるアーティスト。自身もおもちくんという男の子の柴犬と暮らしており、柴犬愛にあふれる日々を送る。
☺:「そしてもう一人はKoguma2990さんです。koguma2990さんは2018年ごろから、小野慎二郎のInstagramの写真を見て勝手に「妄想」し、まる一家の日常を好き勝手にスケッチしてくれていました。イラストを見たスタッフがその愛らしい世界観に魅了され、コラボグッズを展開するまでになりました。柴犬に特化したサイト「柴犬ライフ」では「勝手に妄想しば」を月一で掲載されていたり今、大活躍中のアーティストです。Koguma2990さんも原画の販売があり、中でもお水のおじちゃんで有名な「まるとおじちゃんの友情」の原画は圧巻です!もし開催最終日まで残っていたら、私が購入したいぐらいです!こちらも是非たくさんの方に見ていただきたいです。」
◆インスタ
https://www.instagram.com/koguma2990/?hl=ja
◆勝手に妄想柴
https://shiba-inu.life/column/97882
【マンガ連載】勝手に!妄想しば #23「最高の1枚!」作:koguma2990 | 柴犬ライフ [Shiba-Inu Life]
柴犬まるは2022年10月、15歳を迎えたときに表舞台からの引退を表明しましたがその後「感謝の恩返し」をテーマとして、柴犬まる展の神戸展、今年の茨城展を開催しました。ずーっとずーっとまるを見守ってくれているNagai、楽しい漫画を描いてくれているkoguma2990さんにも感謝の恩返しの気持ちを伝えたいです。そしてたくさんの人たちにNagaiのほっこりするタッチや koguma2990さんの力強い画力を、会場にて直接見ていただき、そして憧れの唯一無二の原画を手に入れるという、今後二度とないかもしれない、でも初めての夢のような体験を味わってほしいです。」
― 最後に、アート展を通して伝えたい事を聞かせてください ―
☺:「まだまだ記録の途中の小野慎二郎 千枚展ですが、今まで撮影した枚数から行くと軽く50回は開催できちゃうかもしれません。柴犬まるは生きるレジェンドで、これからも記録は続きます。犬と暮らすということ、種は違っても交わせる愛情があること、自分の命より大切なものがあることを、あなたの大切なヒトにも伝えてください。将来このやさしさは、「無形柴犬文化遺産」になるかもしれませんので、是非ご来場ください!あ、それと、インタビューの中でもあえて「初めて」というキーワードを入れましたが、本当に運営側も初めてづくしでいい緊張感を持って絶賛準備中です。みなさんも楽しい「初めて」にご期待ください!」
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