【隠れごみ屋敷について調査】住んでいる集合住宅内に隠れごみ屋敷が「あると思う」人は18.5%
もしも集合住宅内に隠れごみ屋敷があったら――コメントも紹介
株式会社トナリスク(本社:東京都豊島区、代表取締役:松尾 大史)は、集合住宅に住む21~85歳の男女552名に「隠れごみ屋敷」についての調査を行いました。
2023年3月、環境省は2022年度「ごみ屋敷」に関する調査報告書のなかで、自治体で把握しているごみ屋敷の事案件数は5,224件と発表しました。また、一見ごみ屋敷とはわからない「隠れごみ屋敷」の存在にも注目が集まるなど、ごみ屋敷は社会問題化しています。
今回、トナリスクが行った調査では、住んでいる集合住宅内に隠れごみ屋敷が「あると思う」人が18.5%と2割近くいることが明らかになりました。「ないと思う」と答えた人は42.0%でした。
「あると思う」と「わからない」と答えた人をあわせた58.0%は、同じ集合住宅内という身近な環境にごみ屋敷があってもおかしくないと考えていると言えるでしょう。それほど多くの人がごみ屋敷を身近な問題に感じているようです。
住んでいる集合住宅に隠れごみ屋敷があるとしたら?
住んでいる集合住宅に隠れごみ屋敷があるとしたらどう思うか、何かアクション・行動をするかを尋ねました。もしごみ屋敷があれば、「不快に感じる」「虫や臭いが発生しないか心配」「管理会社に知らせる」といった意見が多く見られました。
部屋の外に害がなければ対処のしようもない、近隣トラブルになる方が面倒といった意見も
- あまり良い気持ちはしないです。(アクション・行動を)したいと思いつつ、先の生活を考えると、ややこしい事はしない方がいいと思い何もできないと思います。(50代女性)
- いい気はしない。共有スペースを汚していなければ、何もできないと思う。(50代女性)
- 外から見えないなら、特に思うことはない。明らかに見えるのであれば理事会等に報告する。(60代男性)
- 近隣トラブルになるから特に何もしない。(30代女性)
- 火事や害虫発生がありそうで、あまりいい気持ちはしません。何もしない、というか、できないです。ご近所トラブルになりそうなので。(50代女性)
- 火災や迷惑ごと、トラブルがなければいいと思う。面倒ごとに巻き込まれるほうが面倒なので何もしません。対応が必要なら管理会社が適切な対応をとるでしょうから。(30代女性)
ごみ屋敷ではないか疑う部屋があるというコメントも
- すでに疑っているお宅がある。ベランダが物だらけで掃除が行き届いていないのが目に見えてわかる。集合住宅に住んでいる以上、柔軟に目をつぶるしかないと思っています。臭ったり虫が湧いたりするようだったら管理会社に注意してもらいます。(30代女性)
- 現に玄関前にゴキブリがウロウロしていることがあるので何とかしてほしい。管理会社には連絡したが、いつも不在(たぶん居留守)で連絡がつかないらしい。(50代女性)
もしかして、自分が隠れごみ屋敷予備軍!?のコメントやごみ屋敷の住人の事情を思慮する声も
- 外部からわからなければ仕方がないことだと思う。外部に影響がない限りは、何もできないと思う。何がごみなのかという基準は、個人に委ねられており、他の人が口を出すべきことではないように思う。考えようによっては、わが家の家具・衣類・書籍などは、ごみと言えばごみと言える水準です。(70代男性)
- 廊下など共用部分にまで侵食していないなら、気になりません…と言うか自分が現在ほぼ隠れごみ屋敷状態。共用部分・廊下にまで物が溢れていたり、異臭がしたりするなら別ですが、室内だけに留まっているなら、他の住人が関知することではないと思い何もしません。よっぽど酷いなら大家・管理会社に伝えます。(50代男性)
- 仕方ないと思う、私もごみ屋敷予備軍だから何とも言えない。(40代女性)
- 自分の部屋が指摘されそうだから何も思わない。仲間がいたと思うだろう。他人の住人があれこれ言わなくていい。(50代女性)
- いい気分はしないと思います。ご本人も困っているのであればなんらかの手助けをしたいとは思いますが、そうでなければ干渉しません。(40代女性)
- ゴミの出し方が複雑だったり、出す時間のルールが厳しい地域では出せなくて溜まっていきかけたことがあり、だんだんそれに慣れてもしまい、こうやってごみ屋敷ができあがるのかなと思ったことがある。(30代女性)
- 自分も人のことは言えないので、隣室に迷惑をかけていないなら、仕方ないと思う。何もしないが、福祉事務所等、本人の心に寄り添う機関に繋げればと思う。(50代女性)
- 他の住居者に迷惑がかからない程度であれば、他人がとやかく言う必要はないかなとは思います。高齢者のごみ屋敷の場合は、何らかの手助けが必要かと思われますが、その本人が片付ける気がない限り、その部屋に入る事も難しいと思います。(50代女性)
- ごみ屋敷自体も問題だが、ごみ屋敷が発生するのはそこに住んでいる人の性格や行動癖が影響しているので、そちらの方が心配になる。性格的な問題なのでごみを片づけてもおそらくまた元に戻ると思う。さっさと引っ越してもらいたいがなかなかそうもいかない。周辺に具体的な被害がない限りどうしようもないと思う。(60代男性)
- 認知症だったり身体の自由が利かなくなったりしてごみが出せないケースも考えられるから、管理会社から行政に相談してもらうようにするかもしれない。悪臭がするのでなければ関わらないでおくかもしれない。(60代女性)
【調査概要】
- 調査期間:2023年4月4日(火)~5日(水)
- 調査対象:集合住宅に住んでいる 21~85歳の男女
- 有効回答数:552件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
「ごみ屋敷が近くにある物件はほぼ100%避けられる」という調査結果も
トナリスクが2022年11月に行った調査では、ほぼ100%の人が近所にごみ屋敷がある物件は選ばないという結果がでました。また、実際にご近所にごみ屋敷がある人を対象に、ごみ屋敷の悪影響についても調査しました。
2022年11月に行ったごみ屋敷に関する詳しい調査結果は下記よりご確認いただけます。
- ご近所にごみ屋敷がある約200名に聞いた「ごみ屋敷」の悪影響ランキング~2位は火災の不安
https://presswalker.jp/press/5406 2022年11月22日発表
- 【家探しで、もし近所にごみ屋敷があったらどうする?】「ごみ屋敷が近くにある物件」はほぼ100%避けられる
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000074825.html 2022年11月29日発表
【会社概要】
株式会社トナリスクについて
隣人・近隣トラブルの予防・対策の専門会社。隣人調査・トラブル仲裁事業を通じ、「平穏な日常生活」の実現への貢献を目指す。
代表:松尾(隣人トラブル予防・対策の専門家)
日本最大手の探偵「株式会社MR」の取締役を経て、㈱トナリスクを代表として創業。
隣人調査や仲裁事業の現場経験も豊富であり、テレビ・メディアでの登壇も多数。不動産系YouTuberとのコラボも多数。
- 住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-36-7アルテール池袋2F
- 事業内容:引越し前の隣人調査事業
- 代表:松尾 大史
- 設立年月:2020年4月 ※2020年4月に株式会社MRの隣人調査事業を分社化
- HP:https://tonarisk.co.jp/
- ファクトブック・掲載実績:https://tonarisk.co.jp/media.php
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