ごみ屋敷の悪影響ランキング

1　見た目が嫌（56.3%）

2　火災が怖い（40.6%）

3　周囲全体にマイナスな印象をもたれる（37.1%）

4　虫が発生する（36.5%）

4　臭いが嫌（36.5%）

6　野良ネコ・野良イヌが集まる（26.4%）

7　カラス等の鳥がゴミ漁りにくる（21.8%）

8　ゴミが飛んでくる（17.3%）

最も多かったのは「見た目が嫌」（56.3%）で、2番目に多かった「火災が怖い」より約1.5割も多い結果でした。3番目に多かったのは「周囲全体にマイナスな印象をもたれる」（37.1%）でした。

「見た目が嫌」や「周囲全体にマイナスな印象をもたれる」は、心情的な問題で直接的な害はそれほど多くないように思えますが、自由回答では「景観が悪くなるし治安も悪くなりそう」と心配するコメントがありました。また、「みんな通りがかりにゴミを捨てていく」というコメントもあり、ごみ屋敷に起因した悪循環から地域の環境にも悪い影響を与えている様子がうかがえました。

また、「火災が怖い」（40．6%）が2番目に多い結果となり、近所にごみ屋敷がある人の4割以上が危惧していることがわかりました。火災になれば命に関わる大事になりかねません。コメントでは、火災になったときに周囲も延焼するのではないかという心配とともに、放火されそうで心配といった趣旨のコメントも目立ちました。

また、「虫が発生する」（36.5%）、「野良ネコ・野良イヌが集まる」（26.4%）、「カラス等の鳥がゴミ漁りにくる」（21.8%）など、ごみが原因で生き物関係の迷惑を被っている人も多くいました。

その他、「臭いが嫌」（36.5%）、「ゴミが飛んでくる」（17.3%）と回答した人がいました。

具体的なエピソードやコメント

• 迷惑は被っていないが、同じ町内会なのでイメージが悪くなりそう。（60代女性）
• 景観が悪くなるし治安も悪くなりそう。落書きや割れた窓が多い地域は治安が悪いなどの話も有名ですし。(30代女性)
• 家と庭の手入れをしないので、ジャングルになっている。木が育って押し寄せてくるのはもちろん、枯れ葉が半端ない。年に１回くらい、やる気になって切るが、切った木をそのまま下になぎ倒したままなので、枯れた木に火を放たれるのではないかと気が気ではない。そんな状態なので、みんな通りがかりにゴミを捨てていく。（50代女性）
• 表から見るとそうでもないみたいですが、うちはその家の裏が丸見えなので何台も並んだ壊れた自転車、2週間前に伐採した木のごみ袋、通販などの段ボールの山積みなどが気になります。もし火事になれば近所への延焼は間違いないと思うので早く片付けてほしいです。（40代女性）
• 庭の木と草が伸び切ってうっそうとしていて、家は傾きかけ、どの窓からも中のゴミが見えます。目に入ることが嫌でしたし、うちの2階の窓が隣家の庭木の伸び切った枝によって開けられなくなるという実害もありました。（40代女性）
• 分譲マンションの一室がごみ屋敷です。排気系がつながっている上下階にはコバエが多数。左右の家は生ごみからくる悪臭に悩まされています。マンションの場合は「部屋」単位で「個人の専有スペース」であり、管理組合としても対応に苦慮しています。（50代男性）

【調査概要】

• 調査期間：2022年10月31日（月）～2022年11月3日（木）
• 調査対象：ご近所に「ごみ屋敷」がある20～80代の男女
• 有効回答数：197件
• 調査方法：Web上でのアンケート調査

【会社概要】

株式会社トナリスクについて

隣人・近隣トラブルの予防・対策の専門会社。隣人調査・トラブル仲裁事業を通じ、「平穏な日常生活」の実現への貢献を目指す。

代表：松尾（隣人トラブル予防・対策の専門家）

日本最大手の探偵「株式会社MR」の取締役を経て、㈱トナリスクを代表として創業。
隣人調査や仲裁事業の現場経験も豊富であり、テレビ・メディアでの登壇も多数。不動産系YouTuberとのコラボも多数。

• 住所：〒170-0013　東京都豊島区東池袋1-36-7アルテール池袋2F
• 事業内容：引越し前の隣人調査事業
• 代表：松尾 大史
• 設立年月：2020年4月　※2020年4月に株式会社MRの隣人調査事業を分社化
• HP：https://tonarisk.co.jp/
• ファクトブック･掲載実績：https://tonarisk.co.jp/media.php