4月10日は『駅弁の日』 記念日に合わせて「大えび天むす」を販売
創業大正11年 老舗駅弁屋がコロナ禍を乗り越え100周年目に突入 名古屋駅最古の駅弁を進化させた「百年の天下とり御飯」が話題に
4月10日は駅弁の日。記念日にちなんで、「大えび天むす」を名古屋駅の関西本線売店にて4月1日(土)より期間限定で販売。100周年を目前にした2020年は、新型コロナウイルスの影響で大きなダメージを受け存続の危機を覚えた。そんな中、駅弁事業を支える新規事業を展開し、2022年11月に100周年を迎えた。「天下とり御飯」は昭和7年より販売している弊社最古の駅弁であり、名古屋駅で最も古いお弁当でもある。100周年を記念に特別版「百年の天下とり御飯」が誕生し、一躍話題を呼ぶ商品となった。
大正11年の創業以来、100年間名古屋の駅弁を作り続けてきた松浦商店。ルーツは明治中期に中区大須で開業した料亭にまでさかのぼる。令和になった今も「地元の味を守る 日本一の駅弁屋」を目標に、職人の技術が駅弁に継承されている。駅弁という伝統も守りつつ、名古屋市内の学校給食業務委託を始め、焼売餃子、惣菜、和菓子、ベーカリーなど新しいことにチャレンジ。『食』を通じてすべての人を笑顔にしていく。
駅弁の発祥とされるおにぎりにちなみ、4月10日の記念日には「大えび天むす」を販売(販売箇所は名古屋駅関西本線売店:8時30分~14時)。天むすは、オリジナルのタレに絡めたプリプリの大えびを、ご飯と海苔で優しく包み込むよう1つ1つ丁寧に握っている。
駅弁事業の存続に大きな影響を与えた2020年のコロナウイルス。旅行客の足が途絶え対前年比95%減(2020年GW時)と大きく売上が落ち込んだ。一縷の望みで始めた新規事業の「マツウラベーカリー(カレーパン専門店)」等で販売路線を拡大し、昨年11月には無事に100周年を迎えることが出来た。
弊社の駅弁で最も歴史のある「天下とり御飯」(昭和7年より販売)。100周年を記念に企画した「百年の天下とり御飯」は、老舗駅弁屋の歴史ある製法や味に加え地元名古屋の特徴をギュッと詰め込んだ商品となった。お弁当に入っている玉子そぼろに鶏そぼろ、そして玉子巻き等の鶏を使ったお惣菜は全て三大地鶏である「名古屋コーチン」を贅沢に使用した。
中でもこだわりは3つ。玉子そぼろは、発売以来伝統の『粉雪製法』と言う独自の製法で、他にはマネのできない「きめ細かく・口どけがよい・上品な甘さ」が自慢の逸品。玉子巻は、名古屋型と呼ばれる横長の銅製の玉子焼き器を使用し、職人が二枚の巻板で一つ一つ丁寧に薄焼き玉子を幾重にも巻き、ふっくら焼き上げている。煮物に使用する醤油は地元の蔵元から専用醤油を仕入れ、“醤油樽が違えば味も違う”というこだわりをもち、火加減や炊く時間など微細な調整を行い安定した味わいを楽しめる。
代表取締役社長 松浦浩人氏(四代目)は「松浦商店伝統の大釜で仕上げた鶏そぼろ、粉雪製法で仕上げた玉子そぼろを鶏だしご飯の上に振った【とり御飯】を名古屋市民のソウルフードにし、日本独自の駅弁文化を守っていきたい。」と想いを話す。
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