株式会社ICEとホルムクリニック、 iPS細胞を活用した新たな抗加齢医療の北海道での提供に向け業務提携を開始

株式会社ICE

2025.12.10 11:00

~いつまでも健やかで若々しく、美しくを目指す北海道初のiPS医療機関が誕生~

株式会社ICE(本社:東京都新宿区、代表取締役:阪本 欣也、以下「ICE」)と、医療法人社団愛生舘ホルムクリニック(所在地:北海道札幌市、理事長:山本 匡、院長:森田祐二)は、新たな抗加齢医療(アンチエイジング医療)の一環として、iPS細胞を活用した患者様へ医療サービスの提供のため、この度、業務提携を開始しました。 ホルムクリニックでの医療サービスは、メソセラピー(頭部薄毛治療)と美容やアトピーなどの一部皮膚疾患を対象とする外用(スキンケア)を主体として、2026年1月からの実施を予定しています。

iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、2006年に日本で生まれた再生医療のブレイクスルー技術です。自分の細胞からつくったiPS細胞は、さまざまな組織や臓器の細胞へと変化させることができ、病気の治療や予防、美容・ウェルネス分野への応用など、その可能性は年々広がっています。

iPS細胞を培養する過程で、細胞は多くの多様な生理活性物質(サイトカイン、成長因子、エクソソーム等)を豊富に生み出します。これらが含まれる培養液を浄化・濃縮したもの(幹細胞培養上清)が近年、再生医療、抗加齢医療や美容医療の領域で注目を集めています。これらの生理活性物質を皮膚に届けることで効果が期待されますが、ICE社とホルムクリニックが提携し実施するメソセラピーやスキンケア等への応用では、以下のような利点があります。

 

iPSメソセラピーとスキンケアのメリット

 

1. 肌の生理機能にアプローチする多因子的なサポート

iPS細胞培養上清には、表皮・真皮の双方に関わる多くの成分が含まれ、保湿・肌バリアの環境整備、ハリ・ツヤ低下へのアプローチなど、複合的な肌のお悩みに対し多面的なサポートが可能です。

2. 頭皮環境の健やかな維持を後押し

メソセラピーによって頭皮に生理活性物質を直接届けることで、環境整備を促し、ハリ・コシのある髪を育む土台づくりをサポートします。さらには、眉毛や睫毛の育毛にも効果が期待できます。

3. 低侵襲で副作用が少なく継続しやすい治療選択肢

メソセラピーは痛みや副作用が少ないことや、ダウンタイムが短いことから、患者様の日常生活を大きく変えずに継続しやすい点などの特長があります。また、外用(スキンケア)との併用により、ホームケアとクリニックケアの両面からアプローチできる治療計画が可能になります。

4. 日本人をドナーとし、国内で製造・管理された製品を用いるため安心感が高い

ICEが提供するiPS細胞培養上清は、国内での管理のもとに日本人のドナーから提供された血液細胞を用いて製造されている、品質管理・トレーサビリティの確保に配慮した製品です。

 

医療法人社団愛生舘ホルムクリニック / 北海道再生医療研究所とは

ホルムクリニックは、北海道札幌市の一等地(宮の森)にある先端医療クリニックで、再生医療・抗加齢医療・次世代医療(新たな疼痛治療、認知症治療など)を3本の柱として、患者さまの「心身の健康」「若々しさ」「生活の質(QOL)」の向上を目指す医療機関です。北海道再生医療研究所を併設し研究活動・啓蒙活動も行っています。


単に“病気を治す従来型の「マイナスの状態から引き上げる医療」ではなく、加齢やライフスタイルの変化にともなう心身の変化や老化への対策医療を提供しつつ、健康長寿を見据えた “予防と回復を両立する「プラスの医療」を提供しています。

 

提供する主な医療と特徴

ホルムクリニックでは、以下のような多岐にわたる最新医療を提供しています。

・再生医療

フレイルおよびプレフレイル(病気や加齢による)に対して、患者さま自身(自家)の腹部や大腿部の脂肪組織から採取した幹細胞を増やして点滴で体内に戻す第二種再生医療を、特定認定再生医療等委員会の承認、厚労省の受理を経て提供。
また、様々な体調不良や病気の改善、心身の活性化を目的として、健常な人の幹細胞 ( iPS細胞、脂肪由来幹細胞、臍帯由来幹細胞)の培養上清を点滴や点鼻、点眼、吸入、局所注入、塗布などで投与する医療も提供。

・抗加齢医療(アンチエイジング医療)

老化の原因となる「酸化」「糖化」「ストレス」「ホルモンバランスの乱れ」「免疫」「腸内環境」などについて検査し、点滴療法、栄養療法(サプリメント補充)、ホルモン補充療法、再生医療などを組み合わせたオーダーメイドケアを提供。

・内科的美容医療

幹細胞培養上清を用いた肌や頭皮への注入療法(メソセラピー)、塗布など、美と健康の両面からアプローチ。アトピー性皮膚炎など一部の皮膚疾患に対しても対応。

・疼痛治療・機能改善

様々な関節痛、五十肩、筋こり、へバーデン結節、スポーツによる関節障害など、従来の治療では改善しづらい症状に対して、多様な新たな手法(ファシアリリース、プロロセラピー、動注治療など)を駆使した全国でも実施施設限定の特殊治療を提供。

・次世代予防・治療医療

がんや認知症の超早期発見検査、がん免疫療法、天然抗癌物質複合内服療法、コロナ後遺症治療、認知症に対する培養上清点鼻治療など、幅広く健康障害リスクや病気に対する最新の診断と治療を提供。

 

 

山本 匡 理事長 プロフィール

北海道大学卒業。臨床・研究領域は循環器内科、疼痛緩和内科、抗加齢医療、美容内科。早稲田大学先進理工学生命理工学科後期博士課程修了(工学博士)。2023.11から医療法人社団愛生舘理事長。

早稲田大学理工学術院嘱託研究員、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医、TAVR指導医、leadless pace-maker international proctor、日本美容内科学会評議員、日本再生医療学会会員、日本抗加齢医学会会員、日本内科美容学会会員。

 

森田祐二 院長/所長 プロフィール

東京医科大学卒業。臨床・研究領域は呼吸器内科、再生医療、抗加齢医療、腫瘍内科、免疫医療。札幌医科大学、国立がんセンター中央病院などを経て2023.11から医療法人社団愛生舘ホルムクリニック院長/北海道再生医療研究所所長。

同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンター/糖化ストレス研究センターresearch fellow、日本内科学会認定医、日本抗加齢医学会専門医、国際細胞学会cytopathologist、国際スポーツニュートリション協会サプリメントアドバイザー、日本抗加齢医学会評議員、糖化ストレス研究会監事、幹細胞セクレトーム臨床研究会代表、月経血幹細胞臨床研究会学術理事、日本再生医療学会会員。

 

健康寿命の延長にiPS細胞を活用し取り組む時代の創生に向けて

―最先端医療の取り組みを理論や研究だけで終わらせない― 今を生きる私たちの生活の中に今すぐ取り入れられることをICEは目指し、iPS事業を展開しています。全国の患者さまが、iPS細胞を活用した治療や製品をすぐに受けることや、手に取ることができるように、当社はスピード感をもって「今」の時代に求められる治療を提案・提供して参ります。この度北海道初の拠点として、ホルムクリニックと提携し、幅広い豊富な臨床経験をお持ちの幹細胞培養上清治療の専門家でもある森田院長と共に、北海道/東北地方の患者様のお悩みに寄り添って参ります。

 

<ICEについて>

iPS細胞に関する最新の研究成果や技術開発ノウハウおよび製品を提供し、再生医療分野における知見を活かします。iPSを軸に、コンプレックス(髪・肌・活力)の克服を目指す「Complex Dr.TM」事業やCell Asset Management™ (iPS細胞バンク、製剤化/コスメ原料化、オーダーメイドコスメとPB化)、スポーツ医療/教育のアップデートに取り組む2つの事業を展開。「人生100年時代の80年をアクティブに」をモットーに、健康寿命を延ばすプロエージェントとして活動しています。

ウェブサイト: https://ice-ips.com

 

<本件に関するお問い合わせ先>

各種共同研究に参画されたい機関様からのお問い合わせもお待ちしております。

株式会社ICE 営業部

Email: info@ice-ips.com

 

<診療に関するお問い合わせ先>

医療法人社団愛生舘ホルムクリニック/北海道再生医療研究所

〒064-0953 北海道札幌市中央区宮の森3条12丁目1-1 愛生舘ラボ2F

TEL 011-676-7814  FAX 011-676-7824

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カテゴリ
美容・健康