子育て経験はキャリアの武器になる!Social Eight代表・松尾礼さんが提唱する「女性的発想」の活かし方
株式会社22世紀アートは、女性活躍を目指す時代に、仕事と子育てを両立する女性へ向けて、 兵庫県姫路市を拠点に、地域課題の解決と新しい価値創造を目指すSocial Eight代表・松尾礼さんによるオーディオブック 『好きが街を変える力 IT×教育×コミュニティで生まれる「地域発イノベーション」の秘密』を発売いたしました。
初の女性内閣が発足し、社会全体で女性の社会参画への期待が高まっています。
民間調査(※1)では、子育て中の女性のキャリアアップ断念の割合が男性の約2倍に上り、別の調査※2でも第1子出産後の離職理由として約5割の女性が「仕事と育児の両立の難しさ」を挙げているなど、多くの女性が出産や子育てによるブランクを理由に昇進やキャリアチェンジを諦めざるを得ないという現実が依然として根強く残っています。
※1 子育て中の男女を対象とする調査(出典:BABY JOB株式会社/PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000038762.html
※2 妊娠・出産を機に離職した理由に関する調査(出典:厚生労働省「仕事と育児等の両立支援に関するアンケート調査」
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000791048.pdf
そんな中でも、松尾さんが教えてくれたのは、
「女性であることを武器にする思考法」と「ブランクをプラスに捉える組織論」です。
松尾さんは、この仕事と子育てを両立させる女性が自身の経験や発想を最大限に活かすための哲学をもとに、実際の地域課題解決の現場で輝かしい成果をあげています。
■脳の使い方の違いが生む?女性が導くイノベーション
松尾さんが提唱するのは、女性の「統合的な発想」の可能性です。
これはマルチタスク性とも捉えることができ、組織や地域が抱える複雑な課題を解決する上で、最も求められるスキルだと語ります。
松尾さんがこのスキルに気が付いたのは、自身の子育て経験を通してのことでした。
「子どもが遊んでいても、そちらを気にかけながらご飯も作り、次の日の用事もしないといけない」
このような状況の中で、
「次の日のお弁当にも入れられるように、おかずを多めに作っておこう」
と考えられることが「統合的な発想」なのです。
左右の脳で情報をやり取りし、異なるものをまとめて一つにする。
この直感的な思考は、子育て以外の場面でも広く役に立ちます。
松尾さんも地域課題の解決は、IT、教育、産業振興など、バラバラな要素を結びつける統合的発想が不可欠だと語ってくれました。
■ Social Eightで見る統合的発想
Social Eightには8つのテーマがあります。
その中でも現在特に力を入れているのが、「教育」です。
『城育(しろいく)』
小学生を対象とし、SDGsの学びをもとに多様な教育プログラム(ロボット農業、水耕栽培の見学、3DCG学習)を提供します。
特に、市長が自ら講師となるサイエンス講座は、子供だけでなく、大人の方々にも人気の講座になっており、地域と未来科学を融合した学びの講座になっています。
また、漫画「姫路ゆかりの偉人たち」の発刊のベースとなった地域探求講座では、シビックプライドの醸成に繋がる取組にも発展しています。
また「英会話観光ガイド」という取り組みでは、お城や町に外国人観光客が多いという姫路の特性を活かし、子どもたちが英語で姫路の観光案内をするという、実践的な英語学習を行っています。
『高校生と企業の協力によるイノベーション』
高校生と企業をマッチングし、課題に対してアイディアを出してディスカッションを行い、成果を発表し合う取り組みを通して、高校生の主体的な思考力と行動力を養い、地域への関心を深めます。
また発表では企業同士の発表をきっかけにコラボレーションに繋がるなど、産業振興の実績もあります。
この「教育」という分野一つとっても、統合的思考が絶大な力を発揮していることがわかります。
城育~英会話観光ガイド~では、
①子どもたちの愛郷心の育成
②英語でのコミュニケーションを通したグローバルな思考の展開
③外国人観光客に姫路城の歴史を伝えること、
の3つの目的が同時に果たされています。
高校生と企業の協力によるイノベーションでは、
①高校生の主体性の育成
②地域への関心を高め、貢献する体験
③企業の産業振興
が同時に達成されています。

■働く女性の新しい未来
松尾さんの提唱する「統合的発想」は、女性の強みとする能力が、社会課題の解決やイノベーションの創出に直結することを示しています。
・お弁当作りから家事、育児、翌日の段取りまでを同時に考える“日常の思考”こそ、複数の領域を束ねるプロジェクトで力を発揮する
・“母としての経験”が“社会を動かす力”に変わる
・ブランクに見える時間が、むしろ視野を広げる貴重な学びの期間になる
松尾さんの哲学が提示するのは、
「あなた自身の持つ経験は全て強みになる」という希望と、
「キャリアも子育ても両立できる」という新しい生き方です。

■書籍の紹介
もっと詳しい松尾さんの哲学と実践の背景は、下記書籍より配信中です。

【作品情報】
作品名:『好きが街を変える力 IT×教育×コミュニティで生まれる「地域発イノベーション」の秘密』
著者:一般社団法人 Social Eight 松尾礼
発行元:株式会社22世紀アート
価格:オーディオブック 500円(税込)
販売ページ:https://audiobook.jp/product/272434
【松尾礼さんプロフィール】
一般社団法人 Social Eight 代表理事として、故郷である姫路市を拠点に活動し、次世代の地域リーダー育成や地元企業の橋渡しなど幅広い分野で地域に貢献している。
パート勤務から正社員にキャリアチェンジした過去や大手生命保険会社・メガバンクでの勤務で新しい分野に挑み続けた経験を「何かが降ってくるようなチャンスを断らず、トライしていく」という前向きな人生観で伝え、培ってきた女性的思考でキャリアを切り拓く。
【一般社団法人 Social Eight(ソーシャルエイト)】
兵庫県姫路市を拠点に、下記8つのテーマをもとに地域課題の解決と新しい価値創造を目指す非営利団体。多岐に渡る分野を専門とする人材が集まり、持続可能な地域創生モデルを実践する。
1.子育て支援・青少年への教育・育成に関する事業
2.IT・ICT活用推進に関する事業
3.健康増進に関する事業
4.スポーツ振興に関する事業
5.ライフプランサポートに関する事業
6.ジェンダー平等に関する事業
7.観光及び産業振興に関する事業
8.その他、地域貢献、地域活性に関する事業
9.前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業
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