「てつがく」を知っていれば、人生は何度でもやり直せる! 全国150の児童養護施設に「希望の本」を寄贈するプロジェクトが始まりました。
合同会社パーセプション・ゴール(代表社員:人見訓聡=作家・ひとみしょう)は、2023年3月20日にクラウドファンディング「ReadyFor」を使い、全国150の児童養護施設に「希望の本」の寄贈するプロジェクトを開始いたしました。 *プロジェクトページのURLはこちらです。 https://readyfor.jp/projects/118033
■児童養護施設に「希望の本」を寄贈する背景
児童養護施設に暮らす人たちは原則、18歳で施設を退所します。退所後の彼/彼女らの生活は、(あまり報道されませんが)じつはわりと大変なことになっています。具体的には、拙著を執筆するなかで、取材をとおして、退所した人たちに聞いた話と、以下に挙げる参考文献(以下の※1と※2)が示唆していることが、ほぼ一致しています。
永野・有村(※2)は、学術論文として調査結果をまとめているので、「と思われる」などと学問的精確さを担保する書き方をしていますが、わたしの取材結果から言わせていただくなら、ようするに、必死で社会に適応しようともがいても、どうにもならず、途中で自暴自棄になり、すさんだ暮らしをしている――これが退所後の彼ら/彼女らの、わたしが見聞きした、実態です。
しかし、実態がどうあれ、どのような状況に置かれても、希望をみずから生み出し、前を向いて生きていく方法は、退所前に、伝えることができます。しかも、細分化された科学の心理学でもなければ、論拠があいまいな自己啓発でもない、2000年を超える西洋哲学史に残る古典中の古典であるキルケゴールの『死に至る病』をもとに、「生活言葉」で、すなわちとても平易な言葉で届けることができます。それを届けたい。 具体的には、『自分を愛する方法』玄文社(ひとみしょう著)2020を、全国150の児童養護施設に寄贈します。
※1 児童養護施設出身者が語る孤独な退所後「1人では頑張りきれない」——施設にも頼れない「LIFE INSIDER」
※2 「社会的養護措置解除後の生活実態とデプリベーション : 二次分析による仮説生成と一次データからの示唆(永野咲・有村大士)『社会福祉学 54 (4), 28-40, 2014-02-28』(一般社団法人 日本社会福祉学会)
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■本件に関するお問い合わせ先
合同会社パーセプション・ゴール 担当:人見訓聡 hkc2007fukasawa@yahoo.co.jp
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