PressWalker 株式会社２２世紀アート 10月の新刊特集──政治・戦争、そして作家の人生を読む

10月の新刊特集──政治・戦争、そして作家の人生を読む

エンタメ

出版社である株式会社２２世紀アートは、2025/9/25〜10/25に16冊の新刊を発売しました。「“いま”の社会や人の生き方を多面的に考えるきっかけにしてほしい」という視点で厳選した4冊を、1テーマ2冊ずつご紹介します。じっくり読み比べて楽しんでください。最後に発売した書籍の一覧もありますので、お見逃しなく！

政治と戦争を通して「いまの日本」を見つめる

新たなリーダーが誕生し、政権交代という節目を迎え、社会の空気が変わりつつあります。

新しい時代への期待と、先行きへの不安。その両方を抱えるいま、「私」は政治や戦争をどう感じ、どう向き合うのか──。

その問いを見つめる2冊を紹介します。

『寄り道だらけの日本の未来ーそれでも、まだ日本を信じたい』榎戸正人

地方業界紙で連載経験のある、材木店の4代目による木材業界紙でのコラム連載をまとめた1冊。一人の国民として、日本を見つめ、政府や社会に対しての考えが率直に語られています。少しでも政策や経済、日本のこれからに関心のある方には是非お読みいただきたいです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0FT6N255S

『戦火の彼方にーー激動の日中の狭間を生き抜いた人々の物語』米澤健次

戦中・戦後の史実を元にした歴史小説作品集。落ち着いた文体で紡がれていますが、海軍中尉の遺稿を元にした「南海の島に」は戦時中の壮絶な出来事に、思わず目を覆いたくなります。フィクションとノンフィクションの狭間から、戦争を通して今を考えるきっかけになる１冊です。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0FX3GGN1X/ref=sr_1_1

人生を描く作家たち──“不撓不屈”シリーズより

２２世紀アートが今、届けたい作家の世界観を描いた『不撓不屈・別冊シリーズ』からも、新刊が登場しました。作家がこれまで出版した本には書ききれなかった、ここでしか読めない想いが描かれています。

インタビューやドキュメンタリーをつい読んでしまう貴方に届けたい、読書の秋にもぴったりの2冊です。

『不撓不屈・別冊シリーズ：作家・藤井善三郎の世界：芸術小説と美の魅力を探る』

日本で二番目に古い私設美術館である「藤井斉生会　有鄰館」の会長兼名誉館長である藤井氏の人生を描いています。茶道や書道、社交ダンスなどを通じて、芸術を絡めたラブストーリーである「芸術小説」という新ジャンルの小説を開拓するまでがわかります。あらゆる芸術や創作を愛する人に、読んでいただきたいです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0FTLRWYN8

『不撓不屈・別冊シリーズ　亀山忠夫の世界：あるがままの自分を歩く―遍路から見えてくる生き方』

亀山氏は、妻が余命数か月と宣告されました。しかしそれを知らされていない妻は、亀山氏に「四国遍路に行きたい」と言い出します。そこから「でもお遍路って歩いて行くものでしょう？」「ただお寺に行くだけなの？」という亀山氏も抱いた疑問への答えと、遍路の先に見えるものが感じられる、お遍路初心者にもオススメの1冊です。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0FWJMFRF8