ジュラロン株式会社、ESG認証を取得~創業70年の水溶性油剤メーカーが持続可能な経営へ大きく前進~

ジュラロン株式会社

2025.10.29 12:21

環境配慮型製品の開発力を活かし、ESG推進宣言から認証取得まで一貫した取り組みを実現

ジュラロン株式会社(本社:大阪市西成区、代表取締役社長)は、一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会による「ESGマーク認証制度」の認証を取得したことを発表した。同社は2024年に「ESG推進宣言」を行い、環境・社会・ガバナンスの3つの観点から企業活動を推進する意思を明確に表明していた。今回の認証取得により、第三者機関からその取り組みが正式に評価されることとなった。1952年創業の同社は、金属加工用工作油剤の製造販売において独自の技術力を誇り、近年は「環境にも作業者にもやさしい水溶性油剤」の開発に注力している。VOC削減、ボイラー使用量削減、再生紙活用、植樹活動などの環境配慮、労働環境改善や安全教育強化などの社会的取り組み、情報セキュリティやSDGs推進体制などのガバナンス強化を通じて、持続可能な経営を推進している。

ジュラロン株式会社が、一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会による「ESGマーク認証制度」の認証を取得した。この認証は、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の三つの観点から企業を評価し、持続可能な社会の実現に貢献する企業を認定する制度である。

同社は2024年に「ESG推進宣言」を行い、持続可能な経営への転換を明確に打ち出していた。今回の認証取得は、その宣言から一貫した取り組みが第三者機関によって正式に評価されたことを意味する。

環境面では、出荷容器の配色変更により揮発性有機化合物(VOC)の排出を大幅に削減し、製造プロセスにおけるボイラー使用量削減によって温室効果ガス排出削減を実現している。また、「PELP!」プロジェクトに参画し、使用済みコピー用紙を再資源化する取り組みや、CO2吸収促進と気候変動対策として積極的な植樹活動も展開している。

社会的責任の観点では、酷暑対策として現場従業員に空調服を支給し、快適な労働環境を実現している。さらに、原料に関する法律規制講習を実施し、製造者の健康と安全を確保する体制を整備した。製品開発においても、使用量を最低限に抑える長寿命製品により廃液削減を推進している。

ガバナンス面では、サイバー攻撃や不正アクセスに対するリスク評価と対策を継続実施し、SDGs推進のための専門チームを設立して各部門代表者による戦略立案と実施を推進している。

1952年創業の同社は、ドイツのハンザベルケ社の乳化技術「デューロン法」を日本に導入した歴史を持つ。金属加工用工作油剤の製造販売において独自の技術力を誇り、近年は「環境にも作業者にもやさしい水溶性油剤」の開発に注力している。低刺激性・低臭気で作業者の健康を守りながら、環境負荷を最小化する製品の提供を実現している。

同社では、ESG認証取得を契機として、さらなる環境配慮型製品の開発と持続可能な経営の推進を図る方針だ。特に、水溶性油剤における環境負荷軽減技術の向上と、SDGs目標達成に向けた具体的な取り組みを加速させる計画である。

創業70年を迎える老舗企業が、伝統的な技術力と環境配慮を融合させ、持続可能な未来への責任を果たす姿勢を明確に示した今回の認証取得は、中小企業におけるESG経営の模範例として注目される。

企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。

種類
経営情報

カテゴリ
エネルギー・環境