アメリカ人の海外旅行実態調査:安全性重視、9割が日本に高い関心
費用・言語への不安も明らかに タイプ別で異なる旅行スタイル
アメリカ人旅行者は「安全性」「費用」「文化体験」を重視し、「ポップカルチャー」や「先進的な都市体験」は優先度が低い――合同会社サーベイマイが実施した自主調査の結果からは、旅先選びの基準が明確に示されました。さらに旅行者は「アクティブ層」「バランス層」「グルメ層」「こだわり薄層」の4タイプに分類され、各層ごとに異なる旅行スタイルが浮き彫りになっています。
合同会社サーベイマイは、アメリカ人旅行者の価値観を探るため、アメリカ在住の20〜69歳の男女545名を対象に、2025年8月にオンライン調査を実施しました。
その結果、旅行者の行動様式は「アクティブ層」「バランス層」「グルメ層」「こだわり薄層」の4タイプに分類されました。現地交流等を積極的に楽しむ「アクティブ層」、計画的で安定志向の「バランス層」、食や文化体験を重視する「グルメ層」、そして旅行全般へのこだわりが薄い「こだわり薄層」です。
各層の志向や予算には大きな違いが見られ、特に「アクティブ層」は一回の旅行に4,000ドル以上を費やす割合が高い一方、「こだわり薄層」では999ドル以下が目立ちました。また、全体の約9割が日本旅行に関心を持つなど訪日意欲の高さも確認されましたが、同時に費用や英語対応への不安が半数を超え、60代では医療体制への懸念も目立ちました。さらに、訪日目的はアニメやJPOPなどの「ポップカルチャー」よりも「安全性」や「快適さ」を重視する傾向が強く、日本の観光資源やサービスの訴求方法を再考する上で重要な示唆を与える結果となりました。
なお、本調査における旅行先選びの優先度は MaxDiff分析 を用いて算出しています。
【調査概要】
・調査対象 :アメリカ合衆国に居住している20–69歳の男女で海外旅行経験者(過去3年以内に経験 または 1年以内に予定あり)
・調査手法 :オンライン調査
・回収サンプル数 :545サンプル
・調査期間 :2025年8月12日-20日
・調査実施主体 :合同会社サーベイマイ
調査結果の詳細は以下をご覧ください:
調査リリースページ(サーベイマイ公式サイト)
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