■第一章クライマックスへ読者の期待値も高まる

著者の畠山氏は、巻を追うごとに成長する登場人物たちを、より大きな舞台で活躍させたい考えるようになりました。万造・松吉の「万松」コンビをはじめとするメインの登場人物に大きな転機が訪れる20巻で、物語にいったん区切りをつける決心をしました。そんな背景もあってか、シリーズ最新刊は、Amazon.co.jpの「歴史・時代小説 (本)」ジャンルで1位（2023年2月27日付）になるなど、おけらファンの期待値の高さも伺えます。なお、第二章は目下構想中です。個性豊かな登場人物たちが今後どのような人生を歩むのか……、今後の展開は「本所おけら長屋」シリーズ公式サイトで随時発表いたします。

■シリーズは累計180万部突破

「本所おけら長屋」シリーズは、江戸は本所の貧乏長屋を舞台に、泣かせる人情話とオチがつく落語を組み合わせた新感覚の時代小説です。登場人物たちが巻き起こす“珍”騒動が、笑えて泣けると幅広い読者層に愛され、シリーズ累計180万部を突破しました。

■オーディオブック配信スタート

IBC岩手放送「ラジオ文庫」で放送中の「本所おけら長屋」シリーズのラジオドラマが、このたびオーディオブックになりました。8年間400回以上の放送回のうち32回までを「第1巻」として3月1日よりaudiobook.jpやAudibleほか国内主要オーディオブック配信サービスを通じて有償配信します。おけら長屋の面々が繰り広げる丁々発止のやりとりを、通勤や散歩、家事のお供にお愉しみいただけます。なお、「ラジオ文庫」での放送は継続し、今後もそのすべての放送回をオーディオブックとして配信予定です。

■全国の書店でトークショー＆サイン会開催

シリーズ初期から続けている新刊発売時の書店行脚は、いまや著者の代名詞です。これまでのべ1000店あまりを訪問し、読者や書店員との交流によって「おけらの輪」を拡げてきました。今回も、愛知、東京、福島ほか計10書店でイベント開催を予定しています。

3/4（土）岩瀬書店富久山店

3/18（土）三省堂書店名古屋本店

3/24（金）八重洲BC本店

4/1（土）TSUTAYA春日井店／BOOKSえみたす長久手店

5/13（土）積文館書店……

ＰＨＰ研究所ニュースページ：https://www.php.co.jp/news/index_event.php#sub-navi

■著者について

【著者】畠山健二（はたけやま・けんじ）

1957年、東京都目黒区生まれ。墨田区本所育ち。演芸の台本執筆や演出、雑誌のコラム連載やものかき塾の講師も務める。2012年『スプラッシュ　マンション』（ＰＨＰ文芸文庫）で小説家デビュー。翌年スタートの文庫書き下ろし時代小説「本所おけら長屋」シリーズがベストセラーとなる。その他の著書に『下町呑んだくれグルメ道』（河出文庫）、『超入門！　江戸を楽しむ古典落語』（PHP文庫）、『粋と野暮　おけら的人生』（廣済堂出版）がある。

【最新巻　書誌情報】

タイトル：本所おけら長屋（二十）

著：畠山 健二

判型：文庫判並製

ページ数：320ページ

定価：770円（税込）

発売日：2023年3月3日

ISBN：978-4-569- 90291-3

発売元：株式会社ＰＨＰ研究所

シリーズ公式サイト：https://www.php.co.jp/okera/