本屋大賞2位『赤と青とエスキース』スピンオフ掌編も収録 青山美智子と新進気鋭の画家U-kuのコラボブック発売
7/16、8/20発刊記念イベントは即日満席
株式会社 PHP 研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022年7月13日に『マイ・プレゼント』(青山美智子 著・U-ku 絵/税込1760円)を発売します。本書は、2022年本屋大賞2位『赤と青とエスキース』の著者である青山美智子さんの文章と、装画を担当した水彩作家のU-kuさんのアートを組み合わせた、ショートストーリーブックです。発刊を記念して紀伊國屋書店新宿本店、大盛堂書店で開催予定のトークイベントは、案内開始早々に満席となるなど、読書好きからもアート好きからも注目を集めています。
『赤と青とエスキース』とは
1枚の「絵画(エスキース)」をめぐる、5つの「愛」の物語を描いた連作短編集。最後に訪れる驚きの仕掛けが書店員や読者の間で話題になり、続々と版を重ね10万部を突破しました。カバーの中央に佇む、赤と青が印象的な水彩画「春一番」を描いたのがU-kuさんです。本書をきっかけにU-kuさんのファンとなり、個展に足を運ぶ人も増えています。実は青山さんは、「春一番」に刺激を受けながら『赤と青とエスキース』を執筆していました。ふたりのコラボは、この時からすでに始まっていたのです。
この3人でないと、作れなかった本
青山美智子さんとU-kuさんとの出会いは、『赤と青とエスキース』の取材のために訪れた画材店でした。青山さんと編集者を接客したのが、当時その店でスタッフとして働いていたU-kuさんです。後日、取材の御礼を兼ねて訪れたU-kuさんの個展で、その世界観に一瞬で引き込まれた青山さんと編集者は、その場で「3人で本を作ってみたい」という気持ちを確認し合いました。『マイ・プレゼント』は、それぞれの作品に惹かれ合い、刺激を受けた作家と画家と編集者が作りあげた、読者へのプレゼントです。「present(プレゼント)」には、「贈り物」のほかに、「現在」という意味もあります。手に取った人の「今」の気持ちによって、気になるページは読むたびに変わることでしょう。夏にぴったりな青のアートと美しい言葉に溢れた本書は、自分や大切な人へのギフトにも最適の一冊です。今冬には、赤を基調にした続編『ユア・プレゼント(仮)』の発売も予定しています。
都内・関西でトークイベント開催
本書の発刊を記念して、書店でのトークイベントを開催します。青山さんは、コロナ禍でのオンラインイベントの出演はあったものの、書店でのリアルイベントに登場するのは今回が初めてです。U-kuさんも書店のリアルイベントは初登場。東京都内から、U-kuさん所縁の地である関西まで、7月から9月にかけて開催されます。
【満員御礼、当日立ち見あり】
- 紀伊國屋書店新宿本店 7月16日(土)14時開演
【満員御礼】
- 大盛堂書店 8月20日(土)14時開演
【今秋予定】
- 関西でのイベント詳細は、弊社ウェブサイトで随時案内
『マイ・プレゼント』について
【著者】
著/青山美智子(あおやま みちこ)
1970年生まれ、愛知県出身。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。第28回パレットノベル大賞佳作受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。『お探し物は図書室まで』が2021年本屋大賞2位に、『赤と青とエスキース』が2022年本屋大賞2位に選ばれる。他の著書に『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』など。
絵/U-ku(ゆーく)
1989年生まれ、兵庫県出身。横浜市在住。独学で絵を描き始め、幼少期に2年間のアメリカ生活を経験。上京後、画材店での勤務を経て作家活動を本格化する。2016年、銀座にて初個展を開催。2021年、「第3回日本文藝アートコンペティション」最優秀賞、「2021美の起原展」奨励賞、「イタリアARTEDESIGN VENEZIA」準グランプリなどを受賞。小説『赤と青とエスキース』(青山美智子著)の装画を担当。現在、水彩作家として関東を中心に活動中。
【書誌情報】
タイトル:マイ・プレゼント
著者:青山美智子著/U-ku絵
定価:1760円(10%税込)
発売日:2022年7月13日
判型:B6判変型上製
ページ数:112頁
ISBN:978-4-569- 85223-2
発行:株式会社PHP研究所
企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。