PressWalker 株式会社２２世紀アート「教育とは何か」に挑み続けた35年の記録

「教育とは何か」に挑み続けた35年の記録

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『不撓不屈・別冊シリーズ：小田切秀穂の世界　当たり前を疑え！──公立高校35年で確信した生徒への“贈る言葉”』

「子どもが好き」だけでは続けられない――。神奈川県立高校の教壇に35年立ち続けた小田切秀穂氏が、現場で突きつけられた教育の矛盾、制度の壁、そして生徒と真剣に向き合うための覚悟を語り尽くす。多忙化がもたらす思考停止、国家的イデオロギーと教育の関係、教師という職業の本質…。過去の著作、未収録エッセイ、貴重なインタビューを収めた本書は、教育関係者だけでなく、子育てや社会に関わるすべての人に“当たり前を疑う”視点を投げかける集大成の一冊。

「教育とは何か」に正面から挑んだ元高校教師の集大成

『不撓不屈・別冊シリーズ：小田切秀穂の世界　当たり前を疑え！──公立高校35年で確信した生徒への“贈る言葉”』発売のお知らせ

発売日：2025年3月28日｜編著：22世紀アート編集部

■「教育とは何か」を“問い続けた”現場教師の言葉が胸に響く

教育とは「子どもが好き」だけでできるものではない――。
本書は、35年にわたり神奈川県立高校で教壇に立ち続けた小田切秀穂氏による、“魂の教育論”です。

表面的な「やさしさ」や「従順さ」では届かない、現場の矛盾や構造の問題、そして生徒たちと向き合う本質的な問いを、赤裸々に、そして誠実に語ります。
そのメッセージは、学校関係者のみならず、子育てに関わるすべての人に問いを投げかける内容となっています。

■本書の主な内容と見どころ

1. 「子どもが好きだから教師になった」は、なぜ危ういのか？

誰もが口にする動機の裏に潜む“甘さ”を斬り、教師という職業に求められる本質を問います。

2. 教育現場の「忙しさ」が生む思考停止の罠

「多忙化」する学校現場が、なぜ教師の視野を狭め、教育の本質から遠ざけるのか――現場の声と共に鋭く分析。

3. 「国のための教育」は、変えられるか

国家的イデオロギーの影響を受ける教育制度に、現場からどう抗い、子どもにとって真の学びを提供できるかを語ります。

4. 過去の著作と未収録エッセイ、そして貴重なインタビューを一挙収録

これまでに出版された代表作の紹介に加え、これまで語られてこなかった経験や本音が綴られた書き下ろしエッセイも掲載。

■著者紹介

小田切秀穂（おだぎり・ひでほ）
1956年横浜市生まれ。京都大学卒業後、神奈川県立大野山乳牛育成牧場勤務を経て、神奈川県立高校教員に。
一度教職を離れ、東京大学大学院で理学修士を修了後、再び現場に戻り2017年に定年退職。
現在も中学・高校・大学などで非常勤講師として教壇に立つ。
著書に『「教育」というアコギな商売』『だまされない「学び」のために』など。