子宮頸がんについて楽しく「知る」イベントをホワイトリボン運動の一環として開催しました
子宮頸がん患者が語る実際の体験を通して自身の健康と向き合う“きっかけ”にしてほしい
家庭紙卸商社アスト株式会社(東京本社:東京都品川区、大阪本社:大阪市中央区)が取り組む社会貢献活動「家庭紙から生まれる支援の輪プロジェクト」は女性の健康と権利の大切さを伝えるホワイトリボン運動の一環として、通年で様々なイベントを無料開催しています。5月は子宮頸がん患者の実体験を参加者へ動画でお伝えし、皆様が自身の健康を考えることができるイベントを開催しました。
■毎年約1万人が子宮頸がんを発症している現状
国立がん研究センターのデータでは子宮頸がん罹患者(上皮内線がんも含む)は約38%を20~30代が占め、毎年約1万人が子宮頸がんを発症していると言われています。日々忙しく生活している現代の女性は仕事や家事・育児など様々な要因があり、自身の健康と向き合う時間を確保することが難しいのかもしれません。

■子宮頸がん患者のリアルな体験など参加者が「知る」機会を提供
そこで私たちは、自身の健康について考えたり、子宮頸がん予防や早期発見の大切さを 知ってほしいと考え独自のイベントを企画しました。今回は子宮頸がん患者の方の協力を得て、ご自身の体験を語っていただいた動画を参加者の皆様と視聴。その後、健康をテーマにしたミニゲームでは、チームで意見を出し合い、各自の生活を振り返りました。後半は、イベントの趣旨に賛同してくださった企業や講師の協力を得て、「汗に強いメイク講座」とボクシングの動きを取り入れた全身運動「ボクササイズ」を実施。参加者の印象に残る、楽しく「知る」イベントを開催することができました。
【ホワイトリボンイベント詳細】
日時:2025年5月16日(金)19:10~21:00
場所:東京都中央区京橋2-5-7 日土地京橋ビルB1F
内容:①ホワイトリボン運動とは
②子宮頸がん患者が語る動画視聴
③健康をテーマにチーム対抗ミニゲーム
④クオレ㈱”汗に強い”メイク講座
⑤ボクササイズレッスン


■子宮頸がん患者が語る、参加者へ繋いでいきたい想いとは
今回のイベント企画にあたり、子宮頸がん患者の森田真子さんとの出会いがありました。森田さんは再発により、すでに余命16ヶ月と宣告されています。「病気になる前にもっとできることがあった」「後悔しかない」「私と同じような思いを誰にもしてほしくない」と、検診の重要性や検診の感度の低さなどについてもお話くださり、私たちに動画という形で協力してくださいました。この壮絶な体験に衝撃を受けると共に、一人でも多くの方に届けなければと考えました。
子宮頸がんは「予防できるがん」です。私たちはこれからも、森田さんの実体験を通して、健康診断結果で自身の健康を過信するのではなく、何か症状がある際 は原因解明まで行動を続ける大切さ、また自分自身や家族、友人など大切なひとの健康に目を向ける”きっかけ”に繋がるよう、私たちの活動を通して皆様に「知り」「考える」 機会を提供していきたい。そして、森田さんと同じ思いをする人をひとりでも減らすことができるよう、これからも多くの方に伝えていきたいと思います。
■ イベント参加者の声
話を聞いて子宮頸がんでもさらに細かい分類がある事を知り、必ず2年に1回は検診してそれ以外でもおかしい点があったら些細なことでも病院に行こうと思いました。私も以前、不正出血が置きネットで調べるとがんの可能性もあるという文を見て心配になった事があり普段飲んでいた薬のせいなのかと思って検査してもらったことがありました。陰性だったので安心しましたが、若者でもなる人はいるためほんとに常日頃油断はできないと改めて思いました。(東京都23区以外在住:20代女性)
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まずは、知る機会があってよかったと思いました。ピンクリボン運動などは会社を通じてボランティア活動を行い、啓蒙活動で知る機会がありますがホワイトリボンは知ってはいたけど具体的にどんなことをしているか等はあまり知りませんでした。子宮頸がん患者の実際のお話を聞いて1度の検査では見つからないこともあることを知りました。今回の学びをきかっかけに自分自身の身体を改めて見つめ直せるいい機会だと思いました。(東京都新宿区在住:40代女性)
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毎年健康診断しているし子宮頚がん検診もしているから大丈夫と言った安心感がありましたが、おかしいと思ったらセカンド、サードオピニオンが必要だなと改めて思いました。講習後ちょうど定期検診を受けたので、結果が出たらじっくりみて一つでも気になる項目あれば病院に掛かろうと思いました。(東京都23区以外在住:30代女性)





■ 私たちが独自のイベントを参加費無料で開催している理由
当社の家庭紙購買層の8割は女性です。以前は災害が発生時に、被災地の母子に寄り添うため、国際協力NGOジョイセフを通じて紙おむつの支援活動を行ってきました。しかし、災害が発生したときだけではなく、通年で女性支援に繋がる活動に取り組みたいと考え、当社の社会貢献活動として「家庭紙から生まれる支援の輪プロジェクト」を立ち上げました。今回開催する「ホワイトリボン・ボクササイズ」など独自のイベント開催は、参加者の健康づくりやコミュニティづくりはもちろんですが、国際協力NGOジョイセフが発足した、女性の健康と権利の大切さを伝える『ホワイトリボン運動』を知ることを通して、世界では1分に1人の女性が、妊娠や出産、子宮頸がん等で命を落としている現状に関心をもってもらうこと、また私たち一人ひとりが日常の中で支援できることを一人でも多くの方に知ってもらいたいという想いがあります。そのため、イベントの中で10分から15分程度のミニ講話を組み込み、単に楽しいだけのイベントで終わらせず、参加者に「ホワイトリボン運動」を知っていただくための時間を設けています。
■世の中の大半の人に知られていない「ホワイトリボン運動」のことをまずは知ってほしい
「ホワイトリボン」は、乳がんの早期発見と治療を促進するための啓発キャンペーン「ピンクリボン」などと違い認知度が高くありません。まずは「知ること」が支援の第一歩。イベント参加者には「知り」「学び」「自身と向き合う」時間を過ごしてほしいと願っています。また今後も当社の取り組みに賛同してくれる企業仲間を増やし、支援の輪を共に広げていきたいと考えています。
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