【うなぎの寝床】第12回もんぺ博覧会「アクロス福岡店」にて6月11日(水)より開催!

株式会社うなぎの寝床

2025.05.28 11:00

「久留米絣のある福岡の風景を目指して」 総勢1,700本のもんぺをアクロス福岡にて販売

地域文化商社うなぎの寝床(福岡県八女市)は、「第12回もんぺ博覧会」をアクロス福岡にて6月11日(水)~6月23日(月)の期間に開催いたします

これまで、福岡の伝統工芸品である久留米絣を最も気持ちよく着ていただける日常着としてもんぺを提案し、2011年より開催してきたうなぎの寝床の「もんぺ博覧会」

いいねと言って手に取ってくださるリピーターの方が年々増え、もっといろんな方に着て欲しい、と様々なもんぺをコツコツとつくり続けて、遂に今年は12回目の開催となります。

今年も織元4軒(下川織物・野村織物・坂田織物・丸亀絣織物/順不同)と共に、この博覧会のために集めたもんぺは約1,700本。もっと福岡の街の中に、福岡でつくられる久留米絣が、自然なかたちで溶け込んでいる風景を目指して、福岡の中心に位置する天神にあるアクロス福岡店にて展示販売いたします。 

これまで約10年久留米絣のものづくりを続ける中で、久留米絣を最後まで余すことなく使い切ることを考え、試行錯誤してきました。今回は、もんぺを作る時に出る「ハギレ」と向き合い、新たな魅力や価値を伝えられる商品「PATCH BY」を、この機会にご覧いただけるよう準備中です。製作の試行錯誤を垣間見ていただけるような型紙やハギレの展示も同会場内で行います。もんぺを通して、ものづくりのあり方について考えるきっかけを提供できればと考えています。 

色柄豊富に多種多様なもんぺを揃えてお待ちしておりますので、ぜひ会場へ足をお運びいただければと思います! 

 

【イベント詳細】第12回もんぺ博覧会 アクロス福岡

会期:2025年6月11日(水)~6月23日(月) 
時間:10:00~19:00
店休日:火曜日 
会場:うなぎの寝床 アクロス福岡店、アクロス福岡 匠ギャラリー 
(福岡県福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡1F)

 

アクロス福岡のもんぺ博覧会・みどころ

【その1】
伝統的な久留米絣からデザイナー・クリエイターとのコラボデザインも 
色とりどり、柄いろいろ、形もさまざまな久留米絣のもんぺがずらり 約1,700本! 

久留米絣は、小幅織機で織られる柔らかい風合いと、「くくり」という技法で表現したかすれ模様が特徴の綿織物です。
福岡・博多の伝統的な行事、博多祇園山笠では6月1日より久留米絣の長法被が正装となり、その特別な期間は街中でも久留米絣を見る機会が出てきますが、それ以外の時期に天神の街中で久留米絣を見かけることはそう多くないように感じます。福岡で200年以上織り続け、現代生活の中でも気持ちよく着ることのできる久留米絣が、もっと自然なかたちで福岡の街に溶け込んでいる風景を目指したい、そんな思いを込めて、今年も福岡の中心地であるビッグバン真っただ中の天神、アクロス福岡での開催を決めました。 

今年も織元4軒(下川織物・野村織物・坂田織物・丸亀絣織物/順不同)とうなぎの寝床の合計5社の多種多様なもんぺが揃います。 

うなぎの寝床では、より幅広い方々へ日常的に久留米絣を楽しんでいただけるよう、どんな方でもとり入れやすい無地のものから、カラフルポップな柄、伝統的な古典柄、国内外のアーティストとのコラボデザインの久留米絣まで幅広いもんぺを展開します。また、久留米絣の特長をより体感していただけるよう、これまで日本全国の様々な織物産地の生産者とコミュニケーションをとりながらつくってきた、他の織物産地の生地をつかったもんぺも同時に展開予定です。 

4軒の久留米絣織元のもんぺも、生地や形はさまざま。
個性溢れるそれぞれのオリジナルもんぺを一堂に見ることができる貴重な機会です。 

 

【その2】
ハギレに新たな価値を生む「PATCH BY(パッチバイ)」 
久留米絣をとことん使い切る 


今回のもんぺ博覧会では、もんぺを制作するときにどうしても出てしまう「ハギレ」から製品を開発した「PATCHBY」をお披露目。 MONPEの裁断で出る三角のハギレを活用し、サルエル風のパンツができました。

もんぺをただつくるだけではなく、もんぺ博覧会を続けている私たちだからこそ、久留米絣を最後まで無駄にすることなく活用する必要があると開発を進めてきました。

もんぺよりもさらにゆったりとしたシルエット。
ウエストはもんぺと同じゴム仕様で調整紐付き、男女兼用の1サイズ。
ハギレの活用を目指し、MONPEの生産に合わせて制作するため、柄の入り方はそれぞれ異なります。 

うなぎの寝床では、久留米絣を日常で体感してもらう一つの方法として、2015年からMONPEを販売してきました。
なるべく生地を無駄なく使える型を設計して制作していますが、裁断するとどうしても股下のハギレやMONPEには用尺が足りない生地が出てきます。MONPEをつくり続ける限り、このハギレが増え続けることは避けられません。こうしたものを再度活用し、伝えられるように、ハギレセットを販売したり、あずま袋、MINI BAG、がま口などを制作してきました。 

もんぺを生産して残る生地で何かできないか、そうした思考の中で協力していただいているのは長年うなぎの寝床のMONPEを縫製して頂いている「久留米サンモード」です。ハギレを1枚ずつ縫い合わせて製品をつくることは、時間や人手がかかりすぎて、継続的な生産ラインにつなげられません。そうした中で循環してハギレを活用できる仕組みを無理なくつくるにはどうしたらよいか、試行錯誤しながら久留米サンモードと一緒に取り組んでいます。
今回のもんぺ博覧会会場では、その試行錯誤を垣間見ていただけるような型紙やハギレの展示も行います。 

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株式会社久留米サンモードについて: 
1949年より久留米市中心部で服の縫製加工を行っています。時代の変化に伴い縫製品を変えながら技術を更新。2000年頃から久留米絣の縫製も始め、現代のニーズへ挑戦を続ける久留米絣産地を縫製で支えています。 

 

地域文化商社うなぎの寝床について  

うなぎの寝床は、福岡県八女市を拠点に2012年7月に創業しました。地域に伝わる歴史や文化を独自に研 究し、現代において経済的・社会的につないでいく仕組みを見出す「地域文化商社」です。次世代へ継承し ていくべきであろう「地域文化(ものづくり、まちづくり、食文化など)」の価値を見立て、社会とコミュニケーションを取れる商品・サービスを構築し、それが浸透していく仕組みを整えます。社内だけでなく、 つくりて(生産者)、つなぎて(地域文化商社)、つかいて(生活者)、そしてその先にある地域資源や自然 も含めた生態系をつなぎます。つくりてとつかいてを結ぶ場を、福岡県八女市に2店舗、福岡県福岡市に2 店舗、そして愛媛県大洲市に1店舗設けています。また、オンラインショップ運営や、メーカーとして久留 米絣のMONPEを中心としたUNA PRODUCTSの製造・販売も行っています。グループ会社のUNAラボラトリーズ では、宿泊施設「Craft Inn 手【té】」、ツーリズム、出版業を手がけ、潜在化している本質的な 地域文化を探求し続けています。 

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