静岡のおいしい循環を守りたい! サステナブルな肥料で家庭菜園市場に参入 新ブランド「つなごえ」を2月7日(ツナの日)発売
家庭菜園ビギナーに打ってつけ。東京複業人材と共同開発
『静岡のおいしい循環を守る』 伊豆川飼料株式会社(本社:静岡県静岡市清水区、代表:伊豆川 徹三)は、このほど、20代~40代で環境保全や社会へ配慮するエシカルライフスタイルを追求する消費者をターゲットとした家庭向け肥料ブランド「つなごえ」を立ち上げ、2023年2月7日に発売することとなりました。当社は、本来廃棄されるマグロの残さなどを加工した魚かす肥料を活用することで野菜や果物の生育を伸ばし、素材の美味しさ、旨味を増す「静岡のおいしい循環」により「笑顔」を増やすことを目指しており、新商品の発売によりこの取り組みをより広く知っていただきたいという思いがあります。なお、発売を記念し、3月末までの期間限定で、商品を3個以上購入の方に送料無料キャンペーンを実施します。
新商品は、①マグロの加工残さのみを利用し、マグロに含まれるアミノ酸が野菜や果物の甘みや旨みを引き出す効果が期待できる「循環の肥料」、②マグロの肥料を中心とした有機質肥料を100%使用し、旨みや甘味を引き出す野菜栽培向けの「野菜の肥料」、③発色効果やつぼみが増えるなどの効果が期待できる「花の肥料」の3種類をラインアップしました。また、プランターなど小規模の家庭菜園向けに手軽に利用でき、リビングなどにも馴染むシンプルなデザインパッケージを採用しました。商品価格はいずれも600円(税込み)で、当社サイトで販売します(順次、販路を拡大予定)。マグロの残さを活用していることもあり、「ツナの日」(2月7日)に発売することとしました。
《つなごえ》誕生の背景 東京複業人材と共同開発
当社は、創業以来、顧客ニーズに対応した配合飼料、肥料を製造、販売してきました。このほど、新たな事業スタイルを模索し、訴求するため、当社従業員をはじめ、東京の複業人材とコラボレートしながら事業の在り方や商品開発を行う「Izukawa project」を立ち上げ、今回の新製品の販売に至りました。2022年初から開発を進めた結果、消費者向けの肥料も大きな袋入りの商品が多数を占めていることが分かり、もっと手軽に肥料の魅力を知ってもらいたい、環境や社会問題に敏感な消費者に向け、おしゃれに家庭菜園を始めてもらいたい、との思いを込め、使いやすく、デザイン性を高めたパッケージ入りの肥料を提供することにしました。
※後段に「新ブランド『つなごえ』立ち上げからのストーリー」を記載しています。
《つなごえ》の特徴
1.300~400グラム入りとコンパクトで、肥料を簡単、かつ適量撒くことができる
2.自然と調和し、〝飾りたくなる〟パッケージデザインを採用
3.魚かすを使用したぜいたくな有機肥料により環境にやさしいだけでなく、安心しておいしい作物の生育を促す
4.プラの代わりに一部に紙を使用した容器入りで、耐水性のラベルシールも紙製、さらに、印刷のインクやシールを貼るのりもバイオ原料を採用するなど環境に配慮
「《つなごえ》」製品概要
- 「循環の肥料」(300グラム入り)
- 「野菜の肥料」(400グラム入り)
- 「花の肥料」(400グラム入り)
価格:各600円(税込み)
※10~20ℓプランター約10回分
販売方法:当面はオンライン販売のみ。順次、主要ホームセンターや肥料販売店でも販売予定
【発売記念キャンペーン】
商品の発売を記念し、1回の購入で3つ以上をご購入の方の送料無料キャンペーンを3月末まで実施します。
販売サイト:「https://tunagou.base.shop/」
迎える「おいしい循環」の危機
伊豆川飼料株式会社は静岡にある肥料及び飼料の製造・販売会社で、1949年の創業以来、魚の加工残渣から栄養豊富な製品を作り、静岡の農業や畜産業に届けています。静岡県産の魚を主原料とした魚かすから製造された肥料はアミノ酸を多く含み、お茶やみかんなどの味を良くする効果もあります。ところが現在、静岡県の製造シェア97%を誇るツナ缶について、近年の魚価の高騰による製造コスト増加とデフレによる製品の価格競争により、海外で解体したマグロを輸入してくる割合が増えてきています。これは同時に、加工残渣も減少する事を意味し、『静岡のおいしい循環』の危機を迎えています。
昨今、世界的な食糧危機に向けた動きが強まる中、食料をつくるための肥料、飼料の確保も難しい状況にあり、価格も高騰しつつあります。また、野菜など最終商品の値上げが難しい中で、肥料、飼料の価格も上げにくく、品質の維持も課題になっています。加えて、当社の肥料、飼料の原料として重要となる魚自体の流通量も減少しつつあり、このまま進むと、「本来廃棄される魚かすを使う」→「野菜などの生育がよくなり、美味しさ、旨味がアップする」→「静岡産の食材を消費する」という「静岡の美味しい循環」の輪が崩れてしまいます。商品の付加価値を高め、適正価格で流通する流れを構築する、そのために、私たちは、もっと市場に対する影響力を高め、「肥料(飼料)を使うとこうなる」ということを訴えていく。そのうえで、「安い」だけに流れるのではなく「社会的な意義」や「地元のため」との思いが「価値」となって上乗せされるような形にしていきたい。そんな思いを強くしています。
複業人材と開発へ
「静岡のおいしい循環」の大切さを、静岡の方々にとどまらず、日本に、そして世界に広げたい、そんな思いを形にしようと、当社社員と東京の複業人材(大手航空会社、メディア)が参画し、2022年初に「Izukawa project」を立ち上げ、5年後、そして中長期の企業、事業の在り方から、販売戦略などを検討してきました。
その中で、一般消費者の方、特に、肥料との接点が少ないと思われる家庭菜園初心者、また、エシカルなライフスタイルを志向する方々に向けた新商品の開発を進めることとなりました。
商品開発と同時に一般消費者向け商品のブランドを「つなごえ」としました。これは、①ツナにこだわった商品づくり、②肥料から「肥え(こえ)」という言葉の掛け合わせ、③静岡から日本へ、そして世界への輪を「つなごう」という意味を持たせました。今後、一般消費者向けに訴求していきます。
新商品開発で最もこだわったのは、手軽に手にしていただけるサイズ感、使い勝手の良さ、そして、環境に配慮したデザインの採用です。容器に関しては、生分解ペットボトルをはじめ、牛乳パックのような容器や、あるいは量り売りスタイルなどを模索。結果として通常のポリ製品よりも環境負荷の低い紙とポリの複合容器と紙製ラベルを採用しつつ、高いデザイン性を持たせました。
「人間が生きている限りは食べ物は無くならない」。「そこに関わる仕事も続いていく」。そんな思いを胸に、「Izukawa project」の取り組みを強化していきます。
伊豆川飼料株式会社について
肥料及び飼料の製造・販売を通して『静岡のおいしい循環』 守り続けて創業以来70年。伝えつづけた誠実・努力・細心の想いは変えずに、“『静岡のおいしい循環』の輪を広げ、より良い静岡、より良い日本、より良い世界を実現する”というvisionを掲げました。お客様にこだわり抜いた商品をお届けし、これまでの感謝から これからの感動へ繋げます。
創業は1949(昭和24)年で、以後70年以上にわたり静岡・清水の地で、お客さまのニーズに応えた配合飼料、配合肥料の製造、販売を行っています。地元静岡県産の魚を主原料として、飼料用のフィッシュミールや肥料用魚かす、有機質中心の配合肥料など、こだわりの製品づくりを行っています。
主に、プロの農家、畜産向けの商品を扱っていますが、2017年に素材と美味しさにこだわった一般向け缶詰ツナ商品「とろつな」「しろつな」を発売し、日本缶詰大賞で優秀賞受賞や、ふるさと納税の返礼品にも選ばれるなど好評を頂いています。
【会社概要】
社名:伊豆川飼料株式会社
本社所在地:静岡県静岡市清水区横砂南町4-35
代表取締役社長:伊豆川 徹三
事業内容:静岡県産の魚を主原料とした肥料及び飼料の製造・販売
創業: 昭和24年
ブランドサイト: https://www.toro-tuna.com/
販売サイト: https://tunagou.base.shop/
【掲載履歴】 静岡新聞、SBSテレビ、K-mixラジオ、他多数
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