海の街でまなぶ 小中学生からのSDGs!!

伊豆川飼料株式会社

2022.12.27 14:00

令和4年度 静岡市SDGs連携アワード SDGsハブ都市特別賞 を受賞しました

『静岡のおいしい循環を守る』 伊豆川飼料株式会社(本社:静岡県静岡市清水区、代表:伊豆川 徹三)は、2022年12月21日(水)付の静岡市発表により、令和4年度 静岡市SDGs連携アワード SDGsハブ都市特別賞の受賞が決定いたしました。

 静岡市SDGs連携アワードとは、地域課題解決に向け、持続可能な開発目標(SDGs)の目標17(パートナーシップで目標を達成しよう)を通じた事業所・団体間の連携した取組を増やすことを目的とし、SDGs達成に向けて行われる取組のうち、事業所・団体間の連携を誘引しやすく、汎用性の高い取組を行っている2以上の異なる事業所・団体によるグループを表彰する、年に1回の取組みで部門賞4部門に加え、特別賞が表彰されます。(表彰式は2023年2月1日)

 株式会社ドリームプラザ、富士山清水港クルーズ株式会社と一緒に実施した取り組みが評価され、SDGsハブ都市特別賞を受賞いたしました。

(静岡市HP https://www.city.shizuoka.lg.jp/750_000270.html)

 881f8597b80e19291672111685.png

 

 

肥料・飼料を作る会社がツナ缶を作るまで を題材に                                                                 

 伊豆川飼料株式会社は静岡にある肥料及び飼料の製造・販売会社で、1949年の創業以来、魚の加工残渣から栄養豊富な製品を作り、静岡の農業や畜産業に届けています。静岡県産の魚を主原料とした魚かすから製造された肥料はアミノ酸を多く含み、お茶やみかんなどの味を良くする効果もあります。ところが現在、静岡県の製造シェア97%を誇るツナ缶について、近年の魚価の高騰による製造コスト増加とデフレによる製品の価格競争により、海外で解体したマグロを輸入してくる割合が増えてきています。これは同時に、加工残渣も減少する事を意味し、『静岡のおいしい循環』の危機を迎えています。

 私たちは、この素晴らしい『静岡のおいしい循環』を​持続可能なものとするために​​地元清水のメーカーに協力してもらい「とろつな」と「しろつな」を作りました。スーパーに行けば100円でツナ缶が買えてしまう。そんな時代に手作業、全て静岡でつくり、味にもこだわった、パッケージも今までのツナ缶とは違うものそれが「とろつな」と「しろつな」です。色々な人に手に取ってもらい、味わってもらい、この『静岡のおいしい循環』を知ってもらいたい。そして、循環の輪に入ってもらいたい、そんな想いを込めてつくったツナ缶です。

22327f6741c105da1672111815.png

 この一連の取り組みを題材として学生の皆さんにも学びの場を提供していきたい、今回はそれが結実した取り組みです。

【「とろつな しろつな」ツナ缶から生まれる、美しい循環動画】https://www.youtube.com/watch?v=whXK_idA_4E

 

『海の街でまなぶ 小中学生からのSDGs』 に寄せる想い                       

 株式会社ドリームプラザが代表として教育プログラムの企画から中学生の受け入れ窓口を担っていただき、プログラム組成と認知を広げていただきました。また、富士山清水港クルーズ株式会社のご協力をいただき、清⽔港遊覧を通して、富士山、三保の松原、駿河湾を五感で感じながら「海と共に発展した清⽔港」を堪能し、環境に対する意識を⾼める仕掛けをいただきました。

 両社の取り組みと役割のバトンを繋いで、前述の『静岡のおいしい循環』を清⽔の名産「ツナ⽸」を通した「⾷の循環」SDGs講座として学生の皆さんに共有致しました。フードロスの削減、地産地消のレストランでの食事、海の清掃活動等、他のシーンでの学びとセットで認識してもらう事で、学生の皆さんへSDGsが身近なワガコトとして体感いただけたものだと思っています。

138c4460b72052571672111836.png

 今回評価いたがきました取り組みとしては、⼩中学⽣に普段の⽣活でなじみのある「ツナ⽸」や、⾮⽇常を味わえる船の旅、持続可能な地域活性化を基本理念とする商業施設、をセットとする、清⽔ならではの「海の街でまなぶ⼩中学⽣からのSDGs」修学旅⾏プランを実施しました。結果、県外4校(山梨県、三重県、滋賀県)から196名の中学生にプログラムを受けてもらいました。

 『静岡のおいしい循環』を守り・育て、それを日本へ、世界へ広げていく、その役割の次代を担うであろう小中学生の皆さんに、この清水でしか学べない内容を個々人の言葉として染み込ませてもらえる事ができたのではないかとも思っています。静岡から守っていく、という視点でも決して即効性のある取り組みだとも思っていませんが、循環の輪を大きく広げてもらえる仲間が少しずつ、着実に増えていく、そんな実感も含んだ研修になっていると、小中学生の皆さんの表情や個々人からのフィードバックを得て、そのように実感しています。

 今回県外校が対象となりましたが、県内の学校団体へSDGs講座としての参加を促進し、地元の子供達にも「海の街清⽔」の魅⼒に気づいてもらいたいと思います。この取り組み自体もカタチを変えながら、少しずつ、大きく育っていく事を願っています。

 

伊豆川飼料株式会社について                                   

 肥料及び飼料の製造・販売を通して『静岡のおいしい循環』 守り続けて創業以来70年。伝えつづけた誠実・努力・細心の想いは変えずに、“『静岡のおいしい循環』の輪を広げ、より良い静岡、より良い日本、より良い世界を実現する”というvisionを掲げました。お客様にこだわり抜いた商品をお届けし、これまでの感謝から これからの感動へ繋げます。

099f96f21b69253e1672111882.png

【会社概要】

社名:伊豆川飼料株式会社

本社所在地:静岡県静岡市清水区横砂南町4-35

代表取締役社長:伊豆川 徹三

事業内容:静岡県産の魚を主原料とした肥料及び飼料の製造・販売

創業: 昭和24年

HP:http://izukawa.com/

 

【掲載履歴】 静岡新聞、SBSテレビ、K-mixラジオ、他多数

企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。

種類
その他

カテゴリ
ライフスタイル

サブカテゴリ
自治体など
エネルギー・環境