<全国初!>北区公式ホームページにGoogle社のAIサイト内検索を導入

東京都北区

2025.03.10 11:32

~区民にわかりやすい広報の推進~

3月10日(月)、北区は自治体として全国で初めて、Google社が提供する高性能な生成AIモデル「Gemini」を活用したAIサイト内検索(以下「Gemini」という)を導入した。 今回導入した「Gemini」では、閲覧者が検索をすると、北区公式ホームページ(以下区公式サイトという)内にある複数のページやPDFファイルなどから要点を抜き出してまとめた補足回答が画面上部に表示されるほか、関連性の高い検索結果が画面下部に一覧表示される。 これにより、閲覧者はサイト内の膨大な情報から知りたい情報にすぐアクセスできるようになるほか、今後職員による電話対応の減少による業務効率化が期待される。

「Gemini」の検索画面 (スマートフォンでのイメージ)

区公式サイトには、掲載されているページが約2万ページあり、通常のサイト内検索では、漢字やひらがなの間違いのほか、表記ゆれがあると全く意図しないページが出てくることが多く、閲覧者からは「必要な情報がなかなか見つからない」という声が寄せられていた。そのため、電話での問い合わせ対応が必要となるなど、職員の業務負担につながっていた。
今回、自治体として全国で初めて導入した「Gemini」では、閲覧者が検索したい語句や文章を検索ボックスに入力をすると、画面上部に区公式サイト内にある複数のページやPDFファイルなどから要点を抜き出してまとめた補足回答が画面上部に表示されるほか、画面下部には関連性の高い検索結果が一覧表示される。また、在留外国人でも区公式サイトの多言語翻訳機能を介して、「Gemini」を利用することができる。
これにより、区では単に情報を発信するだけでなく、閲覧者が知りたい情報にすぐにたどり着ける体制を構築するだけなく、今後職員の電話対応の減少による業務効率化が期待される。
「Gemini」の導入及び区公式サイトのリニューアルにあたっては、東京都とその外郭団体であるGovTech東京が実施する自治体向けプロジェクトである「プロジェクト型伴走サポート」に参加し、様々なアドバイスを受けている。
また、「Gemini」の導入とともに、区公式サイトのリニューアルを約10年ぶりに実施。このタイミングに合わせて、区が発信する様々な情報が、より効果的・効率的に区内外に「伝わる」広報を実践するため、区としては初となる「北区広報基本方針」を策定するとともに、より実務的な「北区広報実務マニュアル」を作成し、全職員による質の高い情報発信を推進する。

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