「STATION Ai」入居で花屋の未来を探る。AIに花屋の仕事が務まるのか!?
アナログからの脱却。デジタルへの挑戦。Ai導入で『62年連続日本一』の「あいちの花」を応援します。
「花束」の注文、出来栄え、作成手順、販促活動、売上予測、仕入れetc アナログの固まりともいえる花屋。AI導入でどこまで運用の可能性が広がるか挑戦します。
フラワーショップdress(ドレス)(愛知県岡崎市)は、3月1日に日本最大規模のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」(愛知県名古屋市昭和区)へ入居します。
花屋はすべてが手作業で、それが当たり前?
花屋の日常業務はすべてが手作業で、それまでの経験と勘と店員のセンスで運営されています。
花屋へ行って注文をした際に「30分から1時間はお時間をいただきます」と言われ、「ヒマそうなのに何で?」と思ったこともあるでしょう。
「花束造り」はただ花を束ねて縛れば完成する訳ではなく、色・ボリューム・見映えの創作に加え、花がバラバラにならないようにする為に束ねる順番と差す方向・角度などの技術が重要になります。ここで経験とセンスが必要とされるため、経験の浅い店員にはなかなか難しい仕事なのです。
花束注文
①花屋へ行っても花の名前が分からない。注文の仕方が分からない。値段が分からない。希望の「花束」のイメージを伝えられないからお任せでお願いするしかない。
②店側としても、「花束」注文を受けても完成形が予想できるのは店員の頭の中だけで、それをお客様へお示しできない。
③「花束」が出来上がったあと、客側が注文イメージと違ったなと感じる事もある。店員側は注文してくれた以上はある程度自分に任せてほしいと思う。ここのギャップは諸刃の剣で、感動を生み出すこともあれば失望ともなり得る。
AIの活用を探る
客側:お客様の注文内容をAIが聞き取る
店側:常に変化している店頭在庫をAIが瞬時に見極め、花束完成形の画像を何種類か提示する
客側:提示された何種類の中からイメージに近いものを注文する
店側:AIが、選ばれた花束の作り方を店員へ示す
店側:店員はAIの指示通りに花束を組み上げて完成させる
今後はAIの活用によりイメージのミスマッチは防げるようになるのか?
AIは経験・勘・匠の技の代替となれるか?
その他の花屋の業務(販促、売上予測、売上管理、発注、仕入れ、運搬等)へもAIの活用を探っていきたいと考えます。
この様な研究を進めて行くために、「フラワーショップdress」 は 今春「STATION Ai」へ入居します。
花も地産地消に!
【62年連続で産出額日本一】を続ける「あいちの花」ですが、消費額は毎年30位前後と低迷しています。
車以外にもあるダントツ日本一の地場産業「あいちの花」を小売りの立場から応援したいのです。
地元「あいちの花」を注文しても、なんと東京の市場から輸送されてくる!!このSDGsの逆を行く効率の悪さが花の価格や鮮度にも跳ね返ってくる。花は生鮮物であることを再認識して物流の効率化にも取り組んでいきたいです。
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