インスタグラマー高崎圭悟氏、新党設立。党名をSNSで募集——未投票層に特化した政党

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2025.02.18 10:00

新党の設立ラッシュ

石丸伸二の『再生への道』、さとうさおりの『減税党』、デヴィ夫人の12平和(ワンニャンへいわ)党に続き、新党立ち上げの流れが続いている。研修講師・インスタグラマーとして活動する高崎圭悟が、「新党設立に向けて準備中」とのことで、話題を集め始めた。高崎氏の公式インスタグラムでの発表によれば、党名は現時点では未定で、党名候補をSNS上で募集し、ユーザーたちの投票によって決めるとのことだ。

高崎氏による新党(以下、仮称:高崎新党とする)は、投票に行かない約50%の未投票層をターゲットとして、政治初心者でも理解できるようなシンプルな説明を展開していくことが特徴であるとしている。既存の政治のイメージを払拭するとして、「ダークスーツ・白シャツにネクタイなどの政治家らしい格好は非推奨」とするなど、他の党と差別化を図ろうとする姿勢が見られる。そもそも「政党」という従来の枠組みそのものにも疑問を呈し、「政党」というものに属さなくても政治参加できる新たな枠組みを作るとしている。

 

主要政策

現時点で詳しい情報は公開されていないが、高崎氏のインスタグラムの投稿を見る限り、「税金を下げる」「移民を減らす(日本人ファースト)」「日本人にお金を使う」「外国人による国土購入反対」「安全性が未確認なものは身体に入れない」「人口減少・出生率減少に歯止めをかける」「結婚・家庭を尊重」「選択的夫婦別姓反対」「LGBT法反対」などのキーワードが目立つことから、保守的な立ち位置のようだ。一方で、AIなど最新テクノロジーの導入には積極的な姿勢が見て取れる。

上記のような高崎氏が掲げた柱となる方向性はすでにあるようだが、具体的な政策の部分に関しては「フォロワーたちの意見を集め、みんなで決めていく」としている。

 

当選後の行動を“縛る”独自システム

注目すべき特徴は、「ガードレールシステム」と呼ばれる、当選後の議員の行動を制約するものだ。各候補者は、立候補前に「いかなる増税案にも反対し、いかなる減税案にも賛成する」「移民を増やす政策には反対する」など数項目が書かれた誓約書へのサインが義務付けられ、いわゆる“公約破り”などの裏切りが発生しない仕組みだというものだ。誓約を破った場合は「議員辞職」や「議員報酬の返還」など、厳しいペナルティを課しているため、誓約を破る者は基本的には現れない設計であると高崎氏は語る。

“政治家の言葉”の信用度がすでに地に堕ちている今の時代だからこそ、生まれた発想なのかもしれない。

 

高崎新党は石丸新党のような地域政党ではなく、国政政党を目指す党とのことで、2025年の参院選に焦点を当ててくることが予想される。

「党名を一般募集する」といった斬新な手法のみならず、政策に関してもSNSフォロワーの意見をふんだんに取り入れていくという方針の、高崎新党。ポピュリズムの極みとも言える方向性だが、これが政治の無関心層に果たして刺さるのかどうか。その結果は、本年度の参院選の投票率を見れば明らかになるだろう。

 

なお党名の案に関してはインスタグラムの党名募集動画にコメントすることで誰でも投稿可能で、2月25日前後まで受け付けているとしている。

高崎けいご氏の公式インスタグラム
https://www.instagram.com/kgo_takasaki/

 

高崎新党についての問い合わせ先

担当者名:工藤・梅原

電話番号:050-5369-1252

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人物

カテゴリ
自治体など