ワークデザインプロジェクト、ぞくぞく始動!
~仕事におけるパラダイムシフトを巻き起こせ~
by NPO法人UBUNTU
”ワークデザインプロジェクト”発足&始動!!
この度、NPO法人UBUNTUは、「誰もが自分のライフデザイナーになれる街」を目指して活動しており、いわゆる重症心身障害や医療的ケア児・者といった、どんなに重い障害のあるといわれている方々であっても、必ず働くことができる!と信じ、3つ柱を立て、実践していきます。全国的にもまだあまり例を見ないであろう実践&チャレンジですので、ぜひ多くの方に知っていただき、応援をお願いいたします。
その3つの柱とは?
①あべこべマルシェ ②あべこべワーク ③JOB-DESIGN事業(仙台市重度障害者等就労支援特別事業を活用したシェアオフィスへのヘルパー派遣事業)
です。
①あべこべマルシェとは?
「あべこべ」とは、世の中の”普通”が、大人で、障害のない人たちが働くというイメージだとすれば、それを覆し、年齢やカテゴリー、障害の有無、国籍をすべて世の中の”普通”から”逆さま”にしたり”壁を取っ払った”状態を指します。
その変革を起こす中心的の存在が、”あべこべ店員”として活躍するマルシェ...それが「あべこべマルシェ」なのです
過去2回実施し、次回は2025.2.24(月・祝)@BRANCH仙台で実施いたします。
前回の記事はこちら⇩
https://presswalker.jp/press/59481
また、更なる広がりとして、2025.3.8(土)@仙臺緑彩館 には世界防災フォーラムの中の、つながる防災フェスティバルでも販売ブースを持たせていただく予定です。
[NEW] ②あべこべワークとは?
「あべこべマルシェ」に続き、「あべこべワーク」を2024.12月から始動します。
「あべこべマルシェ」が1つの場所に、たくさんのお店を集め、その販売をあべこべ店員が行うというものでしたが、「あべこべワーク」では、あべこべ店員が地域のお店に出向します。
マルシェは一度にたくさんのお店やあべこべ店員さんとの関わりが生まれる一方、どうしても単発的なイベントになりがちです。
一方で、「あべこべワーク」では、皆さんがお住いの地域にある身近なお店にあべこべ店員がいるというスタイルですので、より自然な出会いがアナタを待っていることでしょう。
まずは2024.12.24(火)11:00-14:00 @noaddress(https://www.instagram.com/noaddress1000dai/)にて、第1回目を実施いたします。
その後は、協力していただける団体やお店、企業とどんどんコラボレーションしていきますので、お楽しみに。
[NEW] ③JOB-DESIGN事業とは?
(仙台市重度障害者等就労支援特別事業を活用したシェアオフィスへのヘルパー派遣事業)
一般社団法人MOTTO(https://a-motto.jimdofree.com/)や、タスキー税理士法人(https://xn--tasky-io4d3c2b71b.tax/)など、地域の団体や企業と協働し、企業の課題抽出と新しいビジネスモデルの創出を目指し、障害のある方々の個々の強みを最大限仕事に繋げるハブとなる事業を創設いたします。
具体的には、重い障害のあるといわれている方々が、得意なことや好きなことをベースにしながら、様々な企業や団体のニーズや課題を汲み取り、仕事のマッチングや抽出を行い、提供します。まさに、JOB(仕事、成し遂げたい進歩)をDESIGN(課題解決のための概念や仕組みの設計)します
それはコスト面におけるメリットのみならず、JOB-DESIGN事業を通じて仕事を依頼することで互いに相乗効果が得られる関係性を目指します。主に重い障害のある方々は、個人事業主としてその仕事を受注し、それをシェアオフィスや企業や団体に出向して実施できるようにケアや仕事のサポートを行います。
シェアオフィスの整備は一般社団法人MOTTOが、ヘルパーの派遣はNPO法人UBUNTUが行い、協賛していただける企業を増やしていきます。
その最初の協力団体として、タスキー税理士法人が名乗りを上げてくださり、バックオフィス業務の外部委託をいただけることになりました。
そして、その第一人者として、URAくんがその道を切り拓こうとしています!
URAくんのストーリーや挑戦の軌跡については、次のプレスリリースにてご紹介させてください。
なぜ「JOB-DESIGN事業」を?
重症心身障害や医療的ケア児・者といった、いわゆる重い障害のある方々は「生活介護」という福祉サービスを使い、日中の時間を過ごされていることがほとんどです。
しかし、「生活介護」は、就労の場というよりも生活の場という意味合いが強い傾向があり、創作的活動又は生産活動の機会を提供することが義務付けられているものの、就労の機会が少なく、仮に作業や仕事があっても給料(工賃)はごくわずかなのが現状です。
統計によれば、給料(工賃)を支給している事業所が約80%、そのうち、約70%の事業所が5,000円以下というデータです。(令和3年 生活介護事業所(通所型)実態調査報告より)
そういった中で、私たちは疑問に思います。
どんなに重い障害があるとしても、一人一人のやりたいことや強みを追求すれば、こんなにできることや可能性、人を惹きつける力を持っているのに、なぜそれを発揮する場がないんだろう?
ということです。
これまで私たちは個別支援を大事にし、「障害のある人」ではなく、「一人の人間」として向き合い、出会う一人一人の個性や強みに寄り添ってきた自負があるからこそ、障害のある方を何人も集める大きな施設ではなく、個人事業主という形を取っていただき、仕事の場面においても、個別に向き合いたいという強い思いで様々な方法を模索したところ、今回の事業(仙台市重度障害者等就労支援特別事業)の存在を知ったのです。
しかしながら、この事業自体、実用例がほとんどなく、仙台市では1例のみということで、制度があるから簡単に適用できるわけではありませんし、私たちの力だけでは個人事業主として生計を立て、経済的にも社会的にも自立した状態になることは難しく、だからこそ、地域にある様々な団体の賛同や協力を得て、仕事をデザインするハブとしての機能を果たさなければならないと思っています。
しかしこれが実現すれば、重い障害があるといわれている方々の働く選択肢が増え、もしかしたら働くこと自体を諦めていた人たちにとって希望となる可能性を大いに秘めていると考えています。
だからこそ、私たちのミッションや今回のワークデザインプロジェクトのコンセプトをより多くの方々に知ってもらう必要があると思ったのです。
NPO法人UBUNTUとは?
『誰もが自分のライフデザイナーになれる街をつくる』という理念を掲げ、2018年11月から仙台で活動しているNPO団体です。
また、法人名にある「UBUNTU(ウブントゥ)」とは、「あなたの中に、私は私の価値を見出し、私の中にあなたはあなたの価値を見出す」という意味の言葉です。そんな相互に影響し合って、互いの価値を互いの中に見出し合える地域を創りたいという想いで法人名に掲げました。
重症心身障がい児(者)や医療的ケア児、ろう重複児(者)などをはじめとした、よりサービスの届きにくい方々に対する地域生活をサポートする事業(児童発達支援・放課後等デイサービス、居宅介護事業・重度訪問介護・同行援護・行動援護・日中一時支援・移動支援など)や、手輪プロジェクト、あべこべマルシェの開催、災害キャンプなど、さまざまな取り組みを行っています。
障害のある方々へのイメージチェンジやパラダイムシフトを起こす仕掛けを考えたり、専門職や経験のある人しか重度の障害のある方のケアに関われないという先入観や属人化をなくすべく、地域の無資格・未経験の人材の登用、小学生から大学生までの学生ボランティアの積極受け入れなども行っています。
■HP・ブログ
https://ubuntu-sendai.monster/
■特集記事
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