スクール紙芝居レッスンワン 紙芝居屋さんになろう!

合同会社ユニーク・ドッグ・ジャパン

2024.12.10 12:22

デジタル化でなにごともスピードアップしているこの時代、紙芝居のテンポは、成長する子どもたちの心のリズムに合ったものと言われています。また、生きる力となる「非認知能力」を養うものとしても評価されているのです。

街頭紙芝居屋は、ほとんど姿を消してしまいましたが、「教育紙芝居」は、保育の現場で幼児に向けて演じられたり、図書館で貸し出される教材として活用されるようになっています。 現在、わずかに活動している紙芝居屋は、イベントの人気のパフォーマー・芸能者と認識されるようになっていて、紙芝居は、昔なつかしのノスタルジックな作品として演じられたり、今どきの世相や流行りを反映した創作紙芝居が披露されるようになっています。「教育紙芝居」をもっと実践教育の現場で生かす、例えば、ビジネススキルとしてのプレゼンテーション力を養う、あるいはアントレプレナーシップ(起業精神)を育てるといった「楽しんで取り組める教材として活用する」チャレンジが、紙芝居の未来を切り開くことを期待しています。

スクール紙芝居レッスンワン http://lessonwan.com

第一幕 紙芝居を作って演じてみませんか?

(1)紙芝居を自分で作って演じるのは、そんなにむずかしくありません。
紙芝居を作るのにそんなにお金はかかりません。お家でも教室でもどこでも上演できます。見に来てくれる人たちがいれば、いつでも上演できます。絵を上手に描けなくても、お話が上手にできなくても、今の時点でできる自分なりのパフォーマンスで良いのです。でも「ぶっつけ本番でも何とかなる」というのではなく、リハーサルを重ねることが上達につながります。 

(2)自分の頭の中のイメージを絵にして、物語りを作ります。
シンプルに描いた絵を見せながら、見ている人にうまく伝わるように話し方を工夫してみよう。

(3)おもしろくて、わかりやすい紙芝居になれば、それで大成功!
みんなががハラハラ、ドキドキしながら、紙芝居を楽しんでくれるように工夫してみよう。

第二幕 紙芝居は「プレゼンテーション力」を育てるのに、役に立ちます。

日本人はスピーチやプレゼンテーションといった自己アピールが得意ではないと言われます。

アメリカでは幼稚園の時から、例えば好きな人形をみんなに見せながらしゃべるといった「SHOW&TELL」というスピーチの時間があります。そんな幼い時からスピーチあるいはプレゼンの練習をしているのです。

プレゼン力は、自分を相手に認めてもらって、提案を受け入れてもらうものなので、「自分の価値を高めて、上手に生きていくためのスキル」そして「良い人間関係を作るスキル」といった「生きる力」になるものなのです。

紙芝居を通じて、自分の思いを、相手にあるいはみんなに、どうしたら上手に伝えることができるかを考えるようになります。そして、もっと調べてみよう、もっと分かりやすくてインパクトのある見せ方を工夫してみよう、もっと効果的な話し方をしてみようというように、深く掘り下げるチャレンジを始めます。

第三幕 紙芝居は「コミュニケーション力」を育てるのに、役に立ちます。

自分の考えや意見を他の人に分かりやすく伝えることは、コミュニケーションの基本です。

コミュニケーションには、言葉によるコミュニケーションと言葉以外の手段による「非言語コミュニケーション」がありますが、受け取る情報の80%以上が目から入ってくる「非言語コミュニケーション」によると言われます。

良いコミュニケーションの前提は、聞き手との間に共感が生まれることです。そのために有効なのが「絵」と「ユーモア」と言われています。

紙芝居は、「絵」を見せながら、「ユーモア」を交えた語りで、話し手と聞き手の間に「共感」を生むことができるので、コミュニケーション力を育てる有効なトレーニングになります。

第四幕 紙芝居は、「こだわりのあるストーリー」を作るトレーニングになります。

紙芝居の作品を作ることは、自分の思いを「作品」という形で可視化(見える化)して、自分なりの「こだわり」を物語りの展開に込めることになります。

話し手が自分の主張を聞き手に伝えるためには、こだわりのあるストーリーが必要で、そのストーリーに共感することで、聞き手は話し手の提案を受け入れて、行動を変えようとすることにつながります。紙芝居の創作は、ストーリー作りの有効なトレーニングになるのです。

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