世界では1分に1人、妊娠や出産、子宮頸がんで女性が命を落としている現実があります。私たちが一人でも多くの方々に知ってもらいたい「ホワイトリボン」は、世界中の女性の健康と権利の大切さを伝える国際的なシンボルマーク。その取り組みは医療支援や教育活動を通じて、安全な妊娠・出産の環境整備、女性のエンパワーメント、ジェンダー平等の推進に繋がっています。

しかし、「ホワイトリボン」は、乳がんの早期発見と治療を促進するための世界的な啓発キャンペーン「ピンクリボン」などと違い認知度が高くありません。

このホワイトリボン運動について、楽しくイベントに参加しながら知っていただくきっかけになるよう、「家庭紙から生まれる支援の輪プロジェクト」は年間を通じて様々な独自のイベントを東京と大阪で開催しています。

2024年11月9日、募集開始2日で満席、定員数の3倍の応募があり抽選になった東京潮見開催のヨガイベントでは、最初に講話形式で「ホワイトリボン」とは何か、日本の子宮頸がん検診受診率が低い現状と検診の重要性をお伝えし、私たちが取り組む支援の輪プロジェクトについてお話しました。

日本の若い女性（20～24歳）の子宮頸がん検診受診率は約15.1％と非常に低く、これは日本の全体的な受診率43.7％や他国と比較しても低い数値で、特に20～24歳の若い女性の受診率の低いことが課題になっています（広報誌『厚生労働』2022年5月号）。

自分自身の健康は自分で守れるように正しい知識を持ち行動に移せるようになればと、今回の講話では子宮頸がんについて参加者の皆様にお話しました。

また2025年3月1日には、国際協力NGOジョイセフ主催の「ホワイトリボンラン」が、毎年国際女性デー（3月8日）に連動して全国で開催されます。「走ろう。自分のために。誰かのために」というコンセプトのもと、世界中の女性の健康を願い、みんなで同じ公式Tシャツを着て走るイベントです。私たちのプロジェクトも2024年に引き続き東京潮見拠点と大阪拠点の2拠点の運営を担当します。走ることで女性支援に繋がるイベントがあることもご紹介しました。

講話の後は、落ちにくく、落としやすい、高機能ポイントメイクアップ化粧品を手がけるクオレ株式会社が、美容部員によるメイク指導を含む講座を担当。

参加者に同社のリキッドアイライナーとアイブローペンシル2種のプレゼントもあり、楽しく賑やかなコスメ体験会となりました。

メイク講座の後は、自身を見つめ直せるヨガレッスンを東京イーストサイドホテル櫂会の開放的な中庭で体験します。

今回は通常のヨガだけではなく、筋トレ要素も含めたペアワークなども取り入れました。

ヨガの後は、参加者同士の交流も兼ねて、東京イーストサイドホテル櫂会によるシェフ自慢のスイーツをお楽しみいただきました。

【参加者の声（アンケートより）】

・直近会社の健康診断で子宮頸がんの検診が受けられると聞いたので、来年度から定期的に受けたいと感じました（新宿区在住27歳）

・世界中の女性の死亡率の高さに驚きました。娘が二人いて女の子の孫が二人います。女性特有の病気はなんとなく検診が億劫になったりしますが、正しい知識を持ち定期検診を受けることの大切さを痛感しました（その他在住55歳）

・世界中に目を向ければ検診にも行かれずに亡くなる女性が多い中、日本は平和だし恵まれているのだから、もっと検診率を上げていかなければと思いました（その他在住64歳）

・改めて勉強になりました。会社で毎年子宮がん検診など受けていますが、当たり前じゃないありがたいことなのだと痛感いたしました（世田谷区在住41歳）

・とても素敵なイベントで、今後も少しずつ認知が広がっていけばいいなと思います。いろいろ展開の仕方がありそうなので、これからも楽しみにしています（目黒区在住27歳）

・勉強要素もありつつ女性が楽しめる企画ありがとうございました！！！！！（その他在住24歳）

・盛りだくさんのイベントに参加させていただきありがとうございました。非常に勉強になりましたし、ヨガを通じて体も心もリセットされました（新宿区在住27歳）

次回のホワイトリボンヨガは、2025年2月22日（土）10：00～12：00に国指定重要文化財の大阪市中央公会堂特別室にて開催いたします。次回もヨガだけではなく、初の試みとなるウォーキングの講師を招き、日常生活に役立つ正しい姿勢の作り方や歩き方を講師にレッスンしていただく予定です。

私たちは、これからも「ホワイトリボン運動」をより多くの方々に知っていただく機会を作るために、賛同してくれる企業仲間と繋がりながら、様々なイベントを企画開催してまいります。イベントに参加することで参加者に新しい学びがあり、今後の生活に何かプラスになるような場を今後も提供していきたいと考えています。