12/24開幕 ジョージ・スタマタキス2年ぶりギリシャから再来日 大スケールの藍の風景画を世界初公開
すみだ北斎美術館 12月24日(土)〜28日(水)個展「Ai-zone」開催
ギリシャのアーティスト、ジョージ・スタマタキスの最新作をすみだ北斎美術館で発表します。2020年、同美術館で発表した前作「現象の色」から丸2年。藍に魅了され、探究し続けてきたスタマタキス作品の深化をご覧ください。
開催概要
ジョージ・スタマタキス個展「Ai-zone」 |George Stamatakis Solo Exhibition "Ai-zone"
会場:すみだ北斎美術館(MARUGEN100) |The Sumida Hokusai Museum
日時:2022年12月24日(土)〜28日(水) 12:00-17:00
*26日(月)は休館日
オープニングレセプション:24日(土)15:00-17:00
主催:合同会社UPN
協力:秋吉台国際芸術村
後援:墨田区、駐日ギリシャ大使館
すみゆめネットワーク企画
見どころ
本展では、ギリシャ出身の画家であるジョージ・スタマタキスの最新作「Ai-zone」を紹介します。スタマタキスはかねてより、日本の藍が見せる様々な色彩を自身の絵画空間に取り入れ、作品を創作してきました。藍と墨と油は彼の主なメディウムです。人間を第一の主題とするすべての芸術に比して、スタマタキスは環境を人間よりも優位に描きます。
とりわけ、2020年に東京のすみだ北斎美術館で発表したインスタレーション「現象の色」は、Arte in Nuvola(2021、ローマ)、Old School(2021、パクソス島)と各地で展示されたほか、国際環境デーのカンファレンス(2021、フロリナ)で紹介され、ギリシャの国営テレビでも特集されるなど、大きな注目を集めました。2022年11月より、スタマタキスは秋吉台国際芸術村に滞在し、日本の伝統的な藍染に関連するリサーチと、藍を用いた6点の大きな絵画と11点の小さな絵画の制作を行いました。
最新作「Ai-zone」は、精神性、想像力、謎、熱意など、あらゆる種類の感情に焦点を当てたロマンティシズムの運動と哲学的につながりを持ち、天然素材によって彩られた風景が平和的美を体現します。日本の「藍染め」の音にかけて名付けた「Ai-zone(藍の領域)」を、さらなる深みへと探求するインスタレーションを世界初公開します。
4日間限りの展覧会会期中、作家は毎日在廊予定です。
アーティストプロフィール
ジョージ・スタマタキス
ビジュアルアーティスト/画家 instagram.com/georgestamatakis__/
1979年ギリシャ・クレタ島生まれ、アテネ在住。環境に焦点を当て、政治的な立場として自然と対話し、さまざまな文化の歴史的刻印を取り入れながら、徹底性と独特の表現法を追求する。近年は天然素材としての日本の藍に注目し、染液と藍の葉だけを使用して、青の濃淡と、緑・黄・赤・黒など地球の風景に必要なカラーパレットを引き出し絵を描いている。
アテネ美術学校在学中に東京藝術大学彫刻科へ留学し、大巻伸嗣氏に師事。経済学とジャーナリズム/メディアの学位も持ち、2016年よりアテネ産業経済大学「芸術と教育」プログラムの研究員を務める。日本では、「木の庭」(2019, ギャラリィK)、「現象の色」(2020, すみだ北斎美術館)に続く3度目の個展「Ai-zone」を、2022年12月、すみだ北斎美術館にて開催。
関連リンク
- Ai-zone 制作風景(動画:坂田ゆかり)
https://vimeo.com/780569533 - 2020年 Tokyo Tokyo Festival「現象の色」プレスリリース
ギリシャのアーティストが藍染で未来の海を描く Tokyo Tokyo Festival『現象の色』 開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000066968.html - ERTギリシャ国営テレビ ドキュメンタリー [ギリシャ語]
一枚の絵 千の想い ジョージ・スタマタキス
https://www.ertflix.gr/vod/vod.167946-mia-eikona-khilies-skepseis-4
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