プライスレスな子犬たち 日本人と犬(3)
三峰神社と大口真神の護符
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秩父鉄道の終点、三峰口駅からバスとロープーウェイを乗り継いでいったところ、三峰山の一角に、三峯神社(みつみねじんじゃ)は鎮座ましましています。
三峯の名は、周囲に、雲取、白岩、妙法の三山が高くそびえたっているのが見えることから、三山を称して三峯と呼んだことに由来していると言われます。三峯神社は、平安時代末期頃から、山伏たちが修行を行う「修験の山=霊場」のひとつとして、知られるようになりました。
享保5年(1720年)に入山した日光法印が、山犬(=日本おおかみ)を三峯神社の守護神とし、大口真神(おおぐちまがみ)として祀りました。大口真神は、庶民の心をとらえ、農村部では、イノシシや鹿などの被害を防ぐ神として、町では、どろぼう除けや火防の神として崇められ、広い信仰組織をもつようになりました。
大口真神信仰は、三峯神社を中心として、山形県金桜(かなさくら)神社、東京都御嶽神社、長瀞町宝登山神社、吉田町城峰神社などでも信奉され、信仰圏は、関東だけではなく、甲斐、信濃まで広がったのです。
信者は、三峯講で組織化され、春の大祭を中心に、多くの参詣者が訪れるようになりました。参詣者がもって帰るのが、どろぼう除けや火事除けにご利益があるとされる「大口真神」の護符です。
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