熱中症対策 水中毒に気をつけて!
ワンコにも熱中症対策も
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夏の甲子園での高校野球でも、クールダウンと呼ばれる休憩時間を設けて、選手に身体を冷やしたり、水分補給をさせるようにしていました。
熱中症あるいは脱水症を予防するためですが、それでも酷暑の甲子園のグラウンドで、足がつってしまっている選手の姿を見ることも少なくありませんでした。
熱中症になると、めまいや倦怠感、そして集中力の低下、頭痛などの症状が出て、さらに足がつったり、けいれんを起こしたりして、汗や尿が出なくなったり、意識障害を起こします。
症状が悪化すると、全身の臓器への血流が減って、臓器不全からショック状態になって、死に至ります。
しかし、熱中症対策だからと言って、水を過剰に飲むと「水中毒」を引き起こすと言われています。血液中の塩分(ナトリウム)濃度が急激に下がってしまうことで、「低ナトリウム血症」を引き起こして、めまいや頭痛、意識障害などの症状につながるのです。
熱中症は、体内の「単なる水分不足」と思われがちですが、血液の中に含まれる塩分(ナトリウム)が低下しているだけではなく、体内の「電解質のバランス」が崩れている状態なのです。
電解質とは、ナトリウム、クロール、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどの要素で、熱中症対策として「塩あめ」をなめて、塩=ナトリウムの補給をするだけでは足りないのです。
ガブガブと水を飲むだけだとかえって弊害が出てしまう可能性があるので、血液中の電解質が体液と同じバランスで含まれている「経口補水液」を飲むことが勧められます。
「水をガブガブ飲んではいけない」と言われていますが、では、どのくらいであれば適量なのでしょうか?
成人の一日の水分必要量は、2,500mlとされていて、三度の食事で1,000mlが摂れ、そのうちの300m lが体内で使われます。2,500−1,000−300=1,200mlを口から飲めば良いという計算になります。
逆に、一日に3,000ml以上の水を飲むと「水中毒」を引き起こす可能性が高くなるので、一日で1,000〜1,200ml、コップ一杯の水を30分から1時間おきに、こまめに飲むことが勧められています。
緑茶やコーヒーなどのカフェインを含んでいる飲み物は、利尿作用があるので、水分補給には不向きで、カフェインが含まれていない「純粋な麦茶」がお勧めです。
麦茶は、薄めて与えれば、犬に飲ませても良いそうで、なかなか水を飲もうとしない犬には、ヤギミルクやスポーツドリンクなどをシリンジで飲ませることが勧められます。氷をなめさせるのも良いでしょう。
犬にしつかりと水分を摂ってもらうために、いつも新鮮な水を器に入れておく、給水器は、犬が飲みやすいように高さを調整するという配慮もしましょう。
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