リッジラインプロット を無料のウェブ統計ソフト Reactive stat で描画できるようになりました
信頼性の高い R で統計解析し、その結果を AI が解説してくれる Reactive stat がさらに強力になりました
無料のブラウザベース統計ソフト「Reactive stat」に、新たに「リッジラインプロット」機能を追加しました。この機能追加により、ユーザーは複数のグループのデータ分布を一目で比較できるグラフを簡単に作成することが可能になります。
Reactive stat ~ブラウザだけで使える無料統計ソフト~
Reactive stat は、ブラウザだけで使える無料統計ソフトです。信頼性の高い R で統計解析し、その結果を AI が解説します。データファイルがあれば、他には何もいりません。
チャートの描画
論文や学会発表で多く用いられるチャートを簡単に作成できるよう、チャート作成機能を充実させています。
Reactive stat では、現在、散布図・折れ線グラフ・棒グラフ・円グラフ・バブルチャート・箱ひげ図・ヒストグラム・ヒートマップ・平行座標プロット・ウォーターフォール・地図プロット・時系列プロット・沖積図・パレート図・人口ピラミッド図・ベン図・コード図・リッジラインプロット・密度等高線図・ツリーマップ の描画機能を提供しています。
Reactive stat の新しいリッジラインプロット機能は、ブラウザ上で簡単に操作できるインターフェースを提供しています。
データを読み込んでいくつかの設定を行うだけで、美しく情報量の多いツリーマップを作成することができます。
リッジラインプロットとは
リッジラインプロットは、複数のグループのデータ分布を一目で比較できるグラフです。
主な特徴
- 山の稜線(リッジライン)のように、重なり合った曲線で表現します。
- 各曲線は、一つのグループや期間のデータ分布を示します。
- 縦軸にグループ名、横軸にデータの値を配置します。
使い方の例:
- 年齢別の身長分布の比較
- 月ごとの気温変化の可視化
このグラフを使うと、複数のグループ間でデータがどのように分布しているか、その違いや傾向を直感的に理解することができます。
山の高さは頻度を、山の位置は値の集中具合を表しているため、データの特徴を視覚的に把握しやすいのが特長です。
リッジラインプロットの例
乳がん患者の生存データから、年齢 を N Stage で分類して描画してみました。
データの内容と、描画設定は以下のとおりです。
カラムの選択においては、ミニヒストグラムの表示により、データの内容を視覚的に確認しながら設定することができます。
設定の変更はリアルタイムにチャートに反映されますので、様々な要望に容易に対応できます。
N Stage で分類していますが、その順序をドラッグアンドドロップで入れ替えることができます。
チャートの編集機能
Reactive stat には、チャートの配色を変更するなど、編集機能も備わっています。
データはブラウザ上で処理されますので、流出する危険はありません
特に医療分野では、データに個人情報またはそれに近い情報が含まれている場合があります。
Reactive stat は、共用のPCやタブレット端末でも実行できるようウェブアプリにすると同時に、個人情報保護にもこだわりました。
チャートの描画においては、データがサーバーに送信されることは一切ありません!
統計処理は、信頼性の高い R にてサーバー上で実行できますが、いったんブラウザ内部で前処理して個人情報を含まない最小限のデータとして、ユーザーが確認してから、サーバーに送信するという工夫をしています。 読み込んだデータファイルの内容をいきなり全てサーバーにアップロードしてしまうようなことがありません。 そのため、データに含まれる個人情報は確実に保護されます。
また、ブラウザに残った情報はセッションの終了後に自動的に消去されますし、ログアウトにて明示的に消去することもできます。
リクエストにお答えします!
現在提供している以外にも、様々なチャートの種類がありますが、リクエストがありましたら、 Reactive stat に関するお問い合わせ よりご連絡いただけますと、検討いたします。
その際、実際にそのチャートが使用されている論文その他の URL (できれば複数) をお送りいただけますと参考になります。
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