三重県の運送会社が制作したドライバーの応援歌「Connect」が全国で配信開始
高齢化と人手不足に危機感 トラックドライバーを若者が憧れる職業にしたい
この度、株式会社カワキタエクスプレス(所在地:三重県亀山市、代表取締役: 川北辰実)が制作した、 全国で活躍するトラックドライバーの応援歌「Connect」が、2024年7月29日(月)より全国のカラオケ・音楽配信サービスにて楽曲の提供を開始しました。
■今回配信したトラックドライバーの応援歌「Connect」
■当社に所属する若手ドライバーたちの様子(平均年齢29.9歳)
厚生労働省の調査(※)によると、令和4年度の9月時点で全職種の平均有効求人倍率は1.20倍でした。
一方、同時期のトラック運転者の有効求人倍率は2.12%となっており、求職者が平均よりも少ない状態です。
当社は「物流の2024年問題」のほか、少子高齢化により人手不足がさらに深刻化する「2030年問題」も見据え「子どもたちが将来就きたい“憧れの職業”として、トラックドライバーを選ぶ社会」を作りたいと考えるようになりました。
そこで、慢性化するトラックドライバー不足を社会全体の問題として認識していただくと共に、ドライバーのポジティブな面も知っていただくために、当社で活躍する若手ドライバーを描いた映像作品付きのトラックドライバー応援ソング「Connect」を制作し、全国の音楽配信サービスやカラオケ配信サービスで楽曲を提供する運びとなりました。
当社の代表である川北は、以前から「トラックドライバーを若者が憧れる職業にしたい」という強い想いがあり、2009年頃から未経験者の採用・若手社員の育成に注力しています。
現在では、未経験者率93.5%・平均年齢29.9歳・離職率5%(2024年6月現在)の運送会社となることができました。
しかし、世間で「ドライバーの2024年問題」が取り上げられた際に、トラックドライバーのマイナスイメージ(長時間労働・きつい等)ばかりが注目されたことや「運賃の値上げ」「今後の配送スピード」などが話題に上がっている状況に気付き、トラックドライバーに対する世間のイメージを変えたいと思うようになりました。
実際に2024年問題が報道されるようになってからドライバーの応募数が減っている傾向にあり、2023年4月〜6月の当社への応募数が15名だったのに対し、今年は6名と応募数が減っている状況です。
今後も社会に対して、物流・運送業界のポジティブな面に注目していただけるような取り組みを伝え続ける必要があると感じています。
今回の取り組みをきっかけに、運送業界に携わる私たちが「トラックドライバー」という職業に誇りを持ち、労働環境が整った会社でやりがいを感じながら働く姿をお見せできると考えております。
トラックドライバーが子どもや若者たちの憧れの職業となるよう、今後も業界や地元地域に貢献して参ります。
大変お忙しいとは存じますが、この件につきましてご取材いただき、報道によるお力で多くの方にお知らせいただけますと幸いです。
※厚生労働省|「国民の皆さまへ トラック運転者の仕事を知ってみよう 統計からみる運転者の仕事」より
概要
配信内容 :トラックドライバーの応援歌「Connect」
先行配信日:2024年7月29日(月)
配信先URL:
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トラックドライバーの応援歌「Connect」の歌詞全文
歌手:なにか。 作詞:K-EXP、なにか。 作曲:apra
子供の頃 お父さんの仕事について行って見た朝日 あれからかな? トラックドライバーに憧れたのは
周りからは「わざわざ大学出たのにもったいない」って言われたけど ようやくなれた憧れの仕事
でも現実は 上から目線 イヤミな態度 時間指定しても待たされて
1分遅刻でまた文句 もううんざり
ずっと忘れないで あなたの為 今日も走るんだ みんなの生活を守るために きっと思い出して
大事な人に届けたいものも あるはずだよ
通学中の子供たち 無邪気に手を振る 大きなトラックに目を輝かせ 憧れていた
行く先々 どこに行っても 働いている人たち
みんな頑張っている 街から街へ 輝いて見えた
止める場所がない 眠い目こすり 今日も煽られ 安全運転なのに
「誰でもできる仕事」だって見下され もううんざり
ずっと忘れないで あなたの為 今日も走るんだ みんなの生活を守るために きっと思い出して
大事な人に届けたいものも あるはずだよ
当たり前になってる 世の中に目を向けたら 少しだけ優しくなれる
みんな気づいている 「ありがとう」の言葉をくれる そんなあなたの幸せを願って
今日も走らせよう 誇りを胸に笑顔を届けよう みんなの為に
トラックドライバーを若者が憧れる職業にするために始めたSNS投稿
InstagramやTikTokでトラックドライバーの日常や社内の取り組みを発信しています。
中でもInstagramに投稿した福利厚生(男性の育休取得)に関する動画は、過去最高の23.5万回再生を突破しました。
■子育て世代のトラックドライバーたちも多く在籍しており、男性育休取得率は100%となっている
■福利厚生の一環として、月に2回の頻度で出張整体を利用できるように労働環境を整備した
■トラックドライバーが憧れの職業となるよう、見た目にもこだわったトラックを所有している
2023年にはSNSの投稿をきっかけに20代の未経験者7名を採用し、現在の従業員数は33名となりました。
三重県以外の東京・大阪などから移住する形で入社した社員も在籍しています。
地元地域の高校生をインターンシップ生として招待
物流の大切さや運送業界の魅力を伝えられるよう、地元の高校生を対象にインターンシップを開催しています。
業界の未経験者や高卒の方でも安心して入社できるよう、今後もこうした取り組みを積極的に続けていく予定です。
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