森とつながる時間をつくる

山の中に残されてしまう、枝などの曲がった素材や細い材料は、効率的な利用という側面から見ると価値が　低く、これまであまり活用されることがありませんでした。しかし、それぞれの素材が持つ木の”生きもの”としての個性、有機的な形状、節や傷など、体に刻み込まれた生きた痕跡には、つい触ったり眺めたりしたくなるような魅力があります。

「木山もの / somamono」では、木そのものが持つ質感や個性を大切にし、プロダクトを通して自然そのものの豊かさを伝え、触れていただく皆様にゆっくりとした”木を愛でる時間”を提供したいと考えています。自然物に触れる時間は、森とつながる時間。日々の生活の中で、少しでも人と森がつながる瞬間、森の未来に想いを馳せる時間を築ければと思います。

商品制作における開発秘話をnoteで公開中！

https://note.com/tokyo_chainsaws/n/n7ac33018e1b5

“生きもの”としての個性、”素材（マテリアル）”としての美しさ、を伝える3シリーズ

今回、山と街の視点から木の”生きもの”としての力強さや面白さ、そして綺麗に整えられた”素材（マテリアル）”としての魅力を伝える3シリーズを発売します。

・山のスツールeda、街のスツールmarubou

有機的な形状をした枝と、直線的に加工された丸棒を使い、山と街のコントラストを表現しました。枝は光を求めてその腕を伸ばし、まっすぐ育つことはありません。edaでは動きの力強さや節の見せる表情を、marubouでは美しい杢目を愛でてもらえればと思います。

（写真／山のスツールeda　税込価格：49,500円）

・ログテーブルシリーズ（まる・さんかく・しかく）

森から切り出した丸太（ログ）は、形を整えていくごとに豊かな表情を見せてくれます。外側に見える木肌の美しさや、風雨にさらされてできたシワ。そして内側のきれいな木目や、枝が育つことで生まれる大きな節など、それぞれの痕跡からは木のストーリーが読み取れます。

（写真／ログテーブルしかく・大　税込価格：19,800円）

・森のトレーシリーズ

太さが不十分であったり不ぞろいであるために、伐採されても山に取り残される素材たち。森のトレーは、それらに光をあて、隠れた魅力を引き出したい、という思いから生まれました。トレーの縁には樹皮を残し、森で立っていた時の素朴で自然な風合いを残しながら仕上げました。

（写真／森のトレー Lサイズ　税込価格：11,000円）

その他の商品は東京チェンソーズオンラインストア（https://www.chainsaws-store.jp/ ）にてご覧いただけます。

◼️Found MUJI青山店でPOP UP STOREを8/5~9/15の期間限定で開催

新ブランドの立ち上げに際し、Found MUJI青山店にて「POP UP STORE 東京の木」を開催します。東京檜原村の豊かな自然を感じ、「木山もの / somamono」を含む東京チェンソーズの木製品を、生活者が直接手に取っていただける絶好の機会となっています。

【POP UP STORE 東京の木】

日　時：2024年8月5日(月)〜9月15日(日)　営業時間:12:00〜20:00(土日祝 11:00〜20:00)

場　所：Found MUJI ⻘山　〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5−50−6 中島ビル 1〜2F

※取材もお受けしていますので、ご希望の場合は弊社までご連絡ください

◼️林業の課題に挑戦する、「１本まるごと販売」について

近年のウッドショック等で国産材への需要は高まる一方で、依然として林業自体は「儲からない」「危険」「担い手不足」といった様々な課題を抱えています。東京チェンソーズでは2006年の創業当初より“補助金のみに頼らない林業”を標榜し、六次産業化や森林空間の活用等に挑戦してきました。その中で、これまで捨てられていた枝葉や根株といった規格化できない素材に着目し、「１本まるごと販売」としてその魅力を最大限活かしたものづくりに取り組んでいます。

（1本まるごと販売について詳細はこちらから >> https://tokyo-chainsaws.jp/ippon/material/ ）

【株式会社 東京チェンソーズ概要】

代表者：青木亮輔
所在地：東京都西多摩郡檜原村654
設立:2006年7月1日創業、2011年2月25日法人化
事業内容：
①造林・育林・木材伐出等、森林の整備及び管理 
②根株、枝葉、板、丸太等の1本まるごと素材販売 
③現場直送の木材を使用した木のおもちゃ、什器、日用品等の企画・製造・販売 
④森林空間を活用した体験サービス提供

WEBサイト：https://tokyo-chainsaws.jp