診断が難しく、多くの更年期女性が苦しむ「微小血管狭心症」。診断や治療の詳細を記録した治療体験記が1月4日に発売!

一般社団法人みんなのフードポリシー

2024.01.17 15:45

放っておくと大きな病気につながるかも!? 循環器専門医の協力を得て患者自身が書いた、わかりやすい体験記です!

微小血管狭心症は、更年期の女性に多い病気。更年期女性の10人に1人が罹っているという推測もあるほどだが、診断できる医師が少ないため、病名がわからず治療しないまま苦しんでいる人が多い。 神戸市在住の微小血管狭心症患者、いさわゆうこ(井澤裕子)は、本人も苦しんだこの病気の認知を拡めるため、尼崎市の循環器専門医の協力のもと、「微小血管狭心症」の治療体験記(電子書籍・ペーパーバック)を個人出版した。

「微小血管狭心症」とは?

微小血管狭心症は、心臓の血流が滞る病気の1つだが、血管の詰まりや狭窄ではなく、痙攣による血流障害が原因の心臓病のうち、直径が0.1ミリ以下の微小な血管に起こる障害。最近まで知られておらず、知られるようになったのはごく最近で、診察のガイドラインも昨年できたばかり。そのため、医師のあいだでも診察や治療法どころか病名さえもあまり認知されていない。

  • アメリカでも長年よくわからない病気を意味する「Syndrome X」と呼ばれていた。
  • 一般的な狭心症の検査は大きい冠動脈が対象なので、微小血管の病変は発見できない。
  • 血管の詰まりや閉塞でなく攣縮(痙攣)による血流障害なので、造影検査で発見できない。
  • 診断ガイドラインができたのはごく最近(昨年)。その診断法はカテーテルによる検査。(カテーテルは医療事故も度々報告されているため、検査を諦める患者も少なからずいる。)
  • この病気を知らない医師が多く、診断できる医療施設もごく限られている。

 

カテーテル検査なしで診断できるクリニック

尼崎市にある、よしだ循環器内科クリニックでは、心筋の収縮まで測れる「ストレイン心臓エコー」を駆使して、精度の高い診断方法を独自に開発。カテーテルを使わずに微小血管狭心症の確定診断をすることに成功。また、和温療法という遠赤外線を使った治療で成果をあげている。

  • 診断・治療できる医師が少ない中、よしだ循環器内科クリニックでは、約4000人の患者を診断・治療。
  • 蓄積されたデータから男性患者も1割近くおり、若い女性も増えていることがわかっている。
  • ストレイン心臓エコーを駆使し、精度の高い独自の診断方法を開発。(診断のガイドラインでは、カテーテルを使う診断が一般的)
  • 最新の西洋医学と歴史ある漢方医学を使い、遠赤外線治療器を活用した治療も行っている。

 

更年期障害が経済的な損失になっている

人口のボリュームゾーンを占める「団塊ジュニア」が更年期に突入し、更年期障害による体調不良の問題が浮上している。仕事を辞める、降格する、労働時間を減らすなど、何らかのマイナスの影響がでる「更年期ロス」による経済損失は、6300億円に上るとの試算結果もある。

  • 働く女性3000万人のうち、更年期世代は1/4の750万人
  • 年期による不調を自覚している人は26.3%で推計449万人
  • 更年期ロスの人数は、女性75.3万人、男性29.2万人
  • 更年期ロスによる経済ロスは男女あわせて6300億円
  • 体に不調が出た時、「誰にも相談しない」人の割合は女性60.8%、男性47.2%
    (2023年博報堂調べ https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/106300/)
    (NHKみんなでプラス https://www.nhk.or.jp/minplus/0029/topic042.html)

 

更年期障害の治療、4割の医師が「自信ない」

一方、更年期障害の治療は、「症状が多様で診断が難しい」「精神疾患との区別が難しい」「その他の疾患との区別が難しい」などの理由で、「あまり自信がない・自信がない」と答える医師はおよそ4割もいる。更年期障害があっても、「仕方がない」と治療もせずに諦めてしまう人が多い理由は、そもそも治せる医師が少ないことにも原因がありそうだ。
(NHKみんなでプラス https://www.nhk.or.jp/minplus/0029/topic070.html)

 

著者初の個人出版。電子書籍とペーパーバック

この治療体験記は、同じ症状をもつ女性たちに、微小血管狭心症について知ってもらいたいという著者が、よしだ循環器内院長の協力を得て実現した。
原因不明の胸痛に苦しむ人たちにとって、貴重な情報の1つとなり得る本として、誰にでもわかりやすく、しかも検査や治療内容は詳細に書かれている。

【書籍詳細】
『原因不明の心臓の痛みは、微小血管狭心症でした!』
112ページ
価格:電子書籍:680円、ペーパーバック:1980円

*ペーパーバックは「心臓」カテゴリーで1位獲得
*電子書籍は「産科婦人科学」カテゴリーで1位獲得

【Amazon販売ページ】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CRQ6WHCY

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美容・健康