超ド級大規模個展!全曲世界初演の「山本和智・ショウルーム『困った男(ひと)』」11月3日に下北沢で開催!

パレイドリアン

2022.09.06 17:11

山本和智・ショウルーム「困った男」

—————誰も聴いたことのない“新しい”音楽を目指して創作される不可解な作品に潜む魅力。 

その魅力の発信と共有を目指し2020年に結成された音楽実験ユニット『パレイドリアン』がお送りする、この秋最注目の音楽イベント「山本和智ショウルーム-困った男」。新しく生まれ変わったシモキタを舞台に、各界注目のとびきりのプレイヤーを揃え開催致します。 

これまで、会場を糸電話で覆う作品や、今年は「ソロバン」とオーケストラの作品を発表するなど話題に事欠かない作曲家、山本和智は国内外から高い評価を受けながらもその評価や演奏の機会を考慮することなく、時には仕事の依頼を断ってでも「自らの聴きたい音」の創作を優先する稀有な存在です。また、音楽の一切を独学で修めたという経歴も含め彼の音楽はいつもトリッキーかつ不思議さに満ちています。 

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 箏と会場を糸電話で結ぶ3人の箏奏者と室内オーケストラのための「散乱系」(@神奈川県立音楽堂2018) 

 

そんな山本と対談する学習環境デザイン研究の第一人者、眞崎光司はその山本が音楽を独学で学んできた過程、また現代の音楽についての率直な質問や疑問を投げかけながら不可解な音楽に潜む面白さについて探索します。作品鑑賞と対話を同時に体験することで、近年注目を集める「アート思考」に興味を持つビジネス業界や教育分野はもちろんのこと、映画やファッションなどのクリエイティブな領域、それらの分野に興味を抱く若い世代や、先行きの見えない時代の生き方を模索する人々にとって新しい視点を発見する機会となるでしょう。 

また「コンサート」ではなく「ショウルーム」と呼ぶにふさわしく、2021年に小田急線線路跡地の再開発に伴い誕生したオルタナティブ・スペース「ADRIFT」を舞台に開催。新たなカルチャーを創出する街、下北沢から発信する「山本和智・ショウルーム『困った男』」にどうぞご期待ください ! 

公演概要 

公演タイトル:山本和智・ショウルーム「困った男」

日時:2022年11月3日(木・祝) 18:00開演(17:30開場)

会場:ADRIFT(東京都世⽥⾕区北沢3-9-23 ⼩⽥急線・京王井の頭線「下北沢駅」徒歩約5分)

 

チケット価格(税込/全席自由):一般:3,000円 学生(25歳以下)2,000円
Peatixにて受付中 https://pareidolian20221103.peatix.com(事前購入制)

 

【出演】

村田 厚生(トロンボーン) 加藤 真一郎(ピアノ) 北嶋 愛季(チェロ) 内山 貴博(フルート) 西村 薫(クラリネット) 篠田 浩美(打楽器) 西岡 まり子(打楽器) 中村 華子(笙) 山田 岳(エレクトリック・ギター) 中田 小弥香(ファゴット) 平本 彩(ホルン) 白小路 紗季(ヴィオラ) 篠崎 和紀(コントラバス) 浦部 雪(指揮)
眞崎 光司(学習環境デザイン研究者) 山本 和智(作曲)

 

【プログラム】

  1. Ravine”for Trombone solo (2009/2014)
     トロンボーン:村田 厚生
  2. “Pentaphony” for Left hand (Right hand of nevertouch the keys and both legs) (2016)
     ピアノ:加藤 真一郎
  3. “Dual aurora” (2017)
     アルト・フルート:内山 貴博 チェロ:北嶋 愛季
  4. “Quartides” (2016)
     バス・フルート:内山 貴博 バス・クラリネット:西村 薫 打楽器:篠田 浩美 チェロ:北嶋 愛季
  5. トーク: 山本和智と眞崎光司の対談
  6. “Field of virtuality Intermezzo” Planumus contra planum (2021)
  7. “Field of virtuality Part:2” i) Music in silver metallic (2018)
     笙:中村 華子 バス・フルート:内山 貴博 バス・クラリネット:西村 薫 
     トロンボーン:村田 厚生 打楽器:篠田 浩美、西岡 まり子 エレクトリック・ギター:山田 岳
     コントラバス:篠崎 和紀 
     指揮:浦部 雪
  8. “Irradiance” for Clarinet and 7 players (2016)
     クラリネット:西村 薫
     フルート:内山 貴博 ファゴット:中田 小弥香 ホルン:平本 彩 打楽器:西岡 まり子
     ピアノ:加藤 真一郎 ヴィオラ:白小路 紗季 コントラバス:篠崎 和紀
     指揮:浦部 雪

 

【スタッフ】 

宣伝美術:森田 さら 題字:もふもふ@手書き文字 映像:入江 充臣 音源制作:井藤 淳 音響:五十嵐 優 撮影・収録:中川 周 制作:鐘ケ江 織代(パレイドリアン) 制作補助:石川 清隆

 

主催:パレイドリアン https://www.pareidolian.info

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]、公益財団法人かけはし芸術文化振興財団

協力:株式会社ブルーシート

このコンサートはサントリー芸術財団の推薦コンサートです

 

プロフィール

山本 和智 Kazutomo YAMAMOTO(作曲)

山口県出身。和光大学人文学部文学科卒業。独学で作曲を学ぶ。オーケストラ、室内楽、アン サンブル、合唱、独奏曲、映画音楽など作曲活動は広範にわたり、2006年モリナーリ国際作 曲賞第1位(カナダ)、2007年AIC / Mostly Modern 国際作曲コンクール第1位(アイルランド)、 2009年度武満徹作曲賞第2位、2010年第5回JFC作曲賞、2011年TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL- SOUND, ART & PERFORMANCE vol.7奨励賞受賞など、作品は国内外問わず高く評価されており、2020年にはサントリーサマーフェスティバルにてオーケストラ作品の新作を初演し好評を博した。2009年より『特殊音樂祭』をプロデュース。現代音楽ファンのみならず多くの聴衆を獲得し注目度の高いイベントへと成長させた。今後も、作曲・プロデュー スの両面で活躍が期待されている。現在、和光大学表現学部総合文化学科非常勤講師。
https://kazutomoyamamoto.b-sheet.jp

 

村田 厚生 Kousei MURATA(トロンボーン)

桐朋学園大学音楽学部卒業。ドイツ学術交流会(DAAD)給費留学生としてベルリン芸術大学卒業。現代トロンボーン音楽のスペシャリストとして内外の現代音楽祭に出演。モーションセンサーとリアルタイム・エフェクト、またグロボカール作品に焦点をあてたシリーズリサイタルを継続中。ユニット「コンテンポラリー・デュオ 村田厚生&中村和枝」ではドイツ、スイス5都市でリサイタルを行った。サイト上での奏法解説は作曲家の定番解説書としてレパートリーの開発に貢献している。 ソロ・アルバム「Just Sing」、自作を含む前衛作品を収録した「Slide Paranoia」をリリース中。桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。
www.sonata.jp

 

加藤 真一郎 Shinichiro KATO(ピアノ)

桐朋学園大学卒業、同大学研究科修了(作曲専攻)。ロストック音楽大学、ミュンヘン音楽大学ピアノデュオ科マイスター課程修了。文化庁在外研修員としてA・コンタルスキー教授のもとで研鑽を積む。瀬尾久仁&加藤真一郎ピアノデュオとして多数の受賞。なかでも最難関とされるマレイドラノフ国際2台ピアノコンクール(アメリカ)で日本人デュオ初の第1位。国内外での演奏会、NHK「ベストオブクラシック」「クラシック倶楽部」「ららら♪クラシック」等への放送出演、都響、東京フィル、京響との協奏曲の共演。CD「2 pianos」(FONTEC/レコード芸術特選盤)、監修・作曲を行った楽譜「やさしい2台ピアノ曲集」および解説を執筆した「ベートーヴェン ピアノソナタ集」(ともに音楽之友社)が発売中。作曲家としては大学卒業作品《Cyclosis for orchestra》が第13回芥川作曲賞ノミネート。現在、国立音楽大学ピアノ科、桐朋学園大学作曲科非常勤講師。
http://www.seokato.com/

 

北嶋 愛季 Aki KITAJIMA(チェロ)

桐朋学園大学音楽学部、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学ディプロマ課程修了。 2013/14 年度インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー生としてアンサンブル・モデルンのもと研鑽を積む。メンデルスゾーン・ドイツ国立音楽大学コンクールの現代音楽アンサンブル部門第 3 位受賞。ドイツ国立フランクフルト音楽・舞台芸術大学古楽器科修士号取得。 国内外の様々な現代音楽祭や演奏会に出演。2018年よりバロックチェロとモダンチェロ2台のチェロによる独奏演奏会を、フランクフルト・ミュンヘン・東京で定期的 に行う。 保育士・音楽心理士・音楽療法士の資格取得者。アンサンブル ciel のメンバーとして「0才から楽しめるクラシック」をコンセプトとする公演なども行う。
https://www.akikitajima.com
ciel: https://ensembleciel.com

 

内山 貴博 Takahiro UCHIYAMA(フルート)

東京藝術大学附属音楽高等音楽高等学校を卒業し、東京藝術大学入学後に渡仏。パリ地方音楽院、エコールノルマル音楽院を経て、パリ国立高等音楽院第一課程、同音楽院第二課程(修士課程)を修了。 日本音楽コンクール、日本管打楽器コンクール、全日本学生音楽コンクール、松方音楽賞、 オーレルニコレ国際フルートコンクールなどの国内外のコンクールで入賞。 ルツェルン国際オーケストラアカデミー、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトXVIIを修了。 現在、国内のオーケストラや、現代音楽の公演などに客演、また国内で演奏会などを主催し活動している。2022年2月には、自身帰国後初となる、リサイタルを都内で開催した。 作曲家佐原洸が主宰する「Spac-e」、フルート五重奏「Les CINQ」各メンバーとしても活動している。 ムラマツフルートレッスンセンター講師。

 

西村 薫 Kaoru NISHIMUARA(クラリネット)

東京都出身。東京音楽大学卒業。ヤマハ管楽器新人演奏会に出演。その後渡仏し、野村財団の奨学金を得ながら、オーベルヴィリエ・ラ・クールヌーヴ音楽院等で研鑽を積む。 これまでにクラリネットを三木薫、故内山洋、A.ダミアン、M.ヴェルヴェル、J.コントの各氏に師事。即興音楽をP.パニエ氏に師事。その他にアンサンブル・アルテルナンスの現代音楽のアトリエなどに参加。 帰国後はオーケストラの客演、室内楽、即興ライヴ等で活動する。現代音楽の分野では、Music Tomorrowの客演の他、Tokyo Ensemnable Factoryの公演、Poin de Vueの公演、桑原ゆう氏の個展等に参加している。 ランドゥ音楽コンクール(フランス)第1位。現代音楽演奏コンクール「競楽 XII」ファイナリスト。市川市文化振興財団第5回即興オーディション優秀賞。練馬区演奏家協会会員。
kaorunishimura.com

 

篠田 浩美 Hiromi SHINODA(打楽器)

東京藝術大学打楽器科卒業。ソリストとしてコンチェルトの共演や多くの作曲家の初演に参加し、ジャンルを問わず活動中。山本和智作品は幾度と演奏。2020年サントリーサマーフェスティバルでは山本作品のソリストとして読売交響楽団と共演し高い評価を得る。 幼少期よりピアノコンクール、打楽器コンクールで数々の賞を受賞。DTM打ち込み作曲、電子パーカッション、パーティー演奏、さらにはイベントやネット番組の司会など活動の場を広げている。リトミックやワークショップにも精力的で幼児教育にも熱心に取り組む。映画「大仏廻国」の音楽担当。和楽器奏者としても活躍し歌舞伎・邦楽演奏会にも多数出演。千葉商科大学非常勤講師。起業家としての顔も持ち、音楽教室「PASSION MUSIC」の代表を務める。今年3月に行われた「ウーマンビジネスプランコンテストin Kawaguchi」では優秀賞を受賞。2児の母。

 

西岡 まり子 Mariko NISHIOKA(打楽器)

同志社女子大学、フライブルク音楽大学、バーゼル音楽大学院卒業。平成18年度文化庁新進芸術家海外留学制度研修員。 第56回ミュンヘンARD国際音楽コンクール打楽器部門ファイナリスト及び特別賞。バイエルン放送交響楽団と打楽器協奏曲を共演。第44回ダルムシュタット国際現代音楽祭、第1回日本ジュニア管打楽器コンクール第1位、第25回日本管打楽器コンクール等入賞。平成21年度平和堂財団新進芸術家奨励賞。 ソロ、アンサンブル、オーケストラ、オペラ、収録等に参加する他、Cosmo Projektとして多彩なコラボレーションを主宰。 近年では小曽根真氏・児玉桃氏・大場章裕氏とのバルトークアンサンブルツアー、サントリーホールサマーフェスティバル2020に於いて読売日本交響楽団とマリンバ協奏曲を新作初演し、好評を博した。
http://www.mariko-nishioka.com

 

中村 華子 Hanako NAKAMURA(笙)

国立音楽大学音楽学学科卒業。笙を宮田まゆみ、多忠輝、雅楽合奏を芝祐靖の各氏に師事。2006年度文化庁新進芸術家国内研修員。伶楽舎メンバーとして活動する他、「Shogirls 」「雅楽三昧中村さんち」などのユニットでの活動や、笙のソロ作品やアンサンブル作品の初演や他ジャンルの芸術とのコラボレーションも多い。
https://hanakonakamura.b-sheet.jp/

 

山田 岳 Gaku YAMADA(エレクトリック・ギター)

中学生のときジミ・ヘンドリクスに憧れエレキギターを始める。その後ブルースやヘヴィメタル、プログレ、クラシック、古楽、即興、ノイズなどに傾倒。 近年では声、自作楽器などを用いたパフォーマンスや、演劇、ダンス、インスタレーション制作などその活動領域は多岐にわたる。 第20回朝日現代音楽賞、ソロアルバム「melodia」が第75回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、ソプラノの太田真紀と共に企画主催・主演を務めたオペラ「ロミオがジュリエット」(作曲:足立智美)が第76回文化庁芸術祭音楽部門大賞および第21回サントリー音楽財団佐治敬三賞を受賞。

 

中田 小弥香 Sayaka NAKATA(ファゴット)

鳥取県出身。15歳よりファゴットを始める。東京藝術大学音楽学部卒業後、同大学大学院修士課程修了。第7回大阪国際室内楽コンクール管楽部門第3位。ファゴットを岡崎耕治、河村幹子、水谷上総諸氏に師事。マスタークラス等にてM.トルコヴィッチ、G.クルチュ、S.アッツォリーニ諸氏の教えを受ける。 現在関東を中心にオーケストラや室内楽、スタジオ録音、アウトリーチなど幅広い演奏活動を行う他、関東および地方における後進の指導にも力を注いでいる。洗足学園音楽大学、新潟県立新潟中央高等学校音楽科、埼玉県立芸術総合高等学校音楽科非常勤講師。木管五重奏アンサンブル・ミクストのメンバー。同五重奏団より《ミクスト・ノート》《ファンタジー》をリリース。2014年酒井健治氏への委嘱作品《Mixtures》(木管五重奏)を初演。 NHK-FM『リサイタル・ノヴァ』に出演。

 

平本 彩 Aya HIRAMOTO(ホルン)

桐朋学園大学卒業、同大学研究科修了。 第五回ジュニア管打楽器コンクール 小・中学生の部第三位。 大学在学時、京都国際音楽学生フェスティバル 、音楽大学合同フェスティバル、ラ・フォル・ジュルネ2015に選抜学生として参加。 2014年にシンフォニエッタ・ソリーソと、2017年に横浜交響楽団とR.シュトラウスのホルン協奏曲第一番をソリストとして共演。 2016年小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト ⅩⅣ喜歌劇「こうもり」に参加。 ザルツブルグ=モーツァルト国際室内楽コンクール2019 第3位(木管五重奏)。 日本各地のプロオーケストラや吹奏楽への客演及び参考音源収録への参加、CMレコーディング、室内楽からソロでのミニコンサート、ゲーム音楽などポップス系ジャンルへの参加まで幅広く活動中。 洗足学園音楽大学演奏補助要員を経て、現在桐朋学園大学嘱託演奏員を務める。 Ensemble WITZE(木管五重奏)、Horn Ensemble Pace、Brass Gocccccha!(金管五重奏)各メンバー。 指導者としても、中・高等学校の吹奏楽部指導から個人レッスンまで精力的に行なっており、アマチュアオーケストラ等の管楽器トレーナーも務める。これまでにホルンを根岸 伊智郎、猶井 正幸、田場 英子、溝根 伸吾、高橋 将純の各氏に、室内楽を佛坂 咲千生、猶井 正幸、岡本 正之、鈴木 良昭、亀井 良信、蠣崎 耕三の各氏に師事。

 

白小路 紗季 Saki SHIROKOJI(ヴィオラ)

桐朋女子高等学校音楽科を経て、東京藝術大学音楽学部卒業。ベルン芸術大学修士課程、同大学特別修士課程現代音楽科修了。メニューイン国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門入賞後、第13回ABC新人オーディションに合格。第13回現代音楽演奏コンクール”競楽XIII”にて第一位。在学中よりポーランド、スイスを拠点に活動する現代音楽アンサンブル、Delirium Ensembleのヴァイオリン兼ヴィオラ奏者として活動。Casper Johannes Walterを始め数多くの作曲家の作品を「ワルシャワの秋」音楽祭等で初演。またSimon Steen-Andersenのマスタークラスを受講し、氏主催のコンサート、録音企画等に参加。

 

篠崎 和紀 Kazuki SHINOZAKI(コントラバス)

埼玉県立大宮光陵高校音楽科、東京芸術大学卒業。Thierry Barbé、Thomas Martin、Catalin Rotaru、Klaus Stoll、Artem Chirkovの各氏のマスタークラスを受講。イタリア、ベルティノーロにてGiuseppe Ettorre、Alessandro Serra各氏のDuo Masterclassを修了。佐々木晶子、永島義男、西山真二、黒木岩寿、池松宏、石川滋の各氏に師事。 第8回秋吉台音楽コンクールコントラバス部門第3位(一位無し) 現在は首都圏のプロオーケストラへの客演、レコーディングやミュージカル、サロンコンサート、室内楽等、幅広く精力的に活動している。アンサンブルFOVE、Spac-eメンバー。

 

浦部 雪 Yuki URABE(指揮)

東京芸術大学作曲科卒業後ミラノ国立音楽院作曲科、市立音楽院指揮科にて学ぶ。指揮を杉山洋一、作曲を安良岡章夫、野平一郎、ガブリエレ・マンカの各氏に師事。 指揮者として、これまでにP・ブーレーズ「Dérive 2」、H・ホリガー「木管五重奏」等を日本初演するほか、数々の初演に携わっている。2019年にはミラノにおいて、文化庁の文化交流使として来伊した尺八奏者の黒田鈴尊氏とミラノのMDIアンサンブルと共演。2020年にはブリュッセルやゲントにて、さらに翌年は東京にて高橋宏治作曲の室内オペラ”Amidst dust and fractured voices”を初演。ほかにもマティアス・ピンチャー氏をはじめとする指揮者のアシスタント等を務める。

 

眞崎光司 Koji MASAKI(学習環境デザイン研究者)

青山学院大学大学院社会情報学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門は教育工学、学習科学。大学卒業後、大学図書館に勤務し、大学生がワークショップや展示の形で自らの学習機会を創出することができる空間(ラーニング・コモンズ)のデザインと運営を担当した。平行して社会人大学院にて学習活動を継続的に行っているコミュニティにおける主体性の形成過程を研究した。現在パレイドリアンで現代音楽の普及活動や作曲家の創造性に関する研究を行っている。

 

パレイドリアン Pareidolian

“異”との出会いをテーマにコンサート、ワークショップ、トークなど、様々な形態で発信を試みる音楽実験ユニット。アートマネージャー・鐘ケ江織代の呼びかけにより、日常に潜む小さな違和感から新しい音楽を創造する作曲家・山本和智、特殊な環境の中で生まれる「学習」をデザインする研究者・眞崎光司の3名によって2020年4月に結成。多様な地域や世代、幅広いジャンルのアーティストや研究者、市民との交流を目指し、音楽を中心とした新しい芸術文化の創造、発信、普及活動を行う。ワークショップを「当たり前に潜む異次元への旅」と定め、〈体験と省察〉を軸とした新たな視点を参加者とともに探索した作品『聴衆のいない演奏会ー転倒する<作曲・演奏・聴取>』(2020)は、社会へ切り開く意欲的な音楽ワークショップ企画として、企画公募プログラム・OPEN SITE5(主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーアーツアンドスペース 東京都現代美術館)に採択され、好評を博した。
https://www.pareidolian.info

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