グローバルの3DプリンターメーカーであるPrusa Research社と提携し、設備の国内学校への導入を推進
中高探究学習を支援する一般社団法人e-donutsは、Prusa Researchと共に国内教育現場への3Dプリンターの普及推進を図ります
「10代の『やってみたい』を育てる、叶える。」をミッションに掲げ、公教育の探究的な学びを支援する一般社団法人e-donuts(以下「e-donuts」)は、中高教育現場へのモノづくり設備の普及推進のため、ヨーロッパの3Dプリンター製造・販売メーカーであるPrusa Research(以下「Prusa」)とのパートナーシップを開始します。
Prusa Research社とは
Prusa Research は、チェコに拠点を置く3Dプリンティングの開発・製造メーカーで、2012年にJosef Prusaによって設立されました。同社のOriginal Prusa 3Dプリンターは「3D Printing Industry Awards」にて4年連続ベストプリンターに選ばれています。
また、現在では毎月1万台以上もの3Dプリンターを世界160カ国に向けて出荷しています。
3Dプリンターの教育的価値
3Dプリンターというツールには、「頭で思い描いたもの」を立体にするというプロセスを経ることで、子どもたちのクリエイティビティの創発・空間把握能力の向上へ寄与するという価値があります。
特に、e-donutsが支援している探究学習(生徒自らがテーマを設定し取り組むプロジェクト型の学び)においては、以下のような活用が可能と考えられます。
- 商品開発やものづくりをしたい生徒が、簡単に試作ができるようになる
- これまで2次元平面(「机上」)で考えていたアイデアを、3D化することでリアリティをもって課題解決に向き合える
- 学校内にはない物理化学の実験装置を自作できるようになる
今回の提携で実施すること
今回のパートナーシップは、Prusaの「3Dプリンターを通して日本のモノづくり教育の普及を行いたい」という意図と、e-donutsの教育現場で実現したい思いが合致し、成立に至りました。
本パートナーシップにおいては、主に以下を実施することを想定しています。
- Prusa製3Dプリンターの一部無償提供、及びディスカウント購入による学校現場への提供
- 機材をセットアップする際の説明会やサポートの実施
- 定常的なフォローアップ体制の構築と案内
※内容は一部変更となる場合があります。
両社からのコメント
Prusa Research 日本カントリーマネジャー
平尾 京子
海外に比べ、教育機関での3Dプリンター導入がまだまだ少ない日本。将来の日本を担う学生達の可能性を広げ、つくる楽しみを知り、学べる機会を提供したいという想いから、私たちはe-donutsと連携し、3Dプリンターを通して日本のモノづくり教育の普及を目指したいと考えています。
一般社団法人e-donuts 代表理事
藤原 彪人
日本の次世代育成における「モノづくり」の重要性は非常に大きいと思っています。
日々探究学習に接する中でも、「中高生が自身の描いた面白いアイデアを手軽に具現化できたら」「もっと気軽にモノづくりが楽しめる環境が作れたら」と感じることが多々あります。
今回のPrusa社とのパートナーシップにより、日本の教育現場へのモノづくり環境の整備を少しでも加速させ、次世代を担う子どもたちの「モノづくりへのハードル」を下げられるよう邁進する所存です。
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