福島県二本松市で農業と音楽のコラボイベント「Harenohi (ハレノヒ)」 初開催へ
農業体験と音楽ライブのコラボイベント「Harenohi(ハレノヒ) Vol.1」が10月7日・8日の2日間、農園「きらら菜どるちぇ」(二本松市原セ)と隠津島神社参宿所(二本松市木幡、TEL 0243-46-2869)で初開催される。
「福島県から日本の地方創生につながる試みがしたい」というコンセプトで2019年に発足し、地方創生やエンターテインメント分野における、新規事業開発のビジネス支援を行うプロジェクト「ForOne(フォーワン)」が主催する同イベント。同プロジェクト代表の渡辺勝弥さんは高校まで福島県で育ち、東京の大学に進学。卒業後、ECサービス・コミュニティーサービス・旅行サービスなどの新規事業立ち上げや音楽関連事業、オンラインメディアなどに携わってきた。現在は東京から二本松に住居を移し、東京の企業にリモート勤務しながら、同プロジェクトに取り組む。「たった1人の個人事業。株式会社でない理由は、『ビジネスとして』ではなく、いろいろと試行錯誤しながらピュアにお客さまの声、地域の声に向き合いたかったから」と話す。
同イベントは、日本に古来より存在する「ハレの日」の慣習にちなみ、「当たり前の日常をほめたたえる」がコンセプト。開催のきっかけについて、「通常だと、結婚式や入学式などのイベントの日を『ハレの日』とすることが多いが、私たちの日常にこそあふれていると感じていて、その日常を支えてくれている農業や音楽に携わっている方々と共に継続的に「当たり前の日常」を祝うイベントとして開きたいと思った」と渡辺さん。「疲れているアーティストの方々が多いと感じている。農業体験などを通じて、もっと自然や土に触れてリラックスしてパフォーマンスをしてもらえたら、お客さんにもっと楽しんでもらえるのではという思いもあった」とも。
初日は、農園「きらら菜どるちぇ」でサツマイモ掘りなどを行う予定。「以前こちらで農業体験をする機会があった。有機栽培を行い、おしゃれでかわいくかっこいい農業を目指し、これからの若い世代に向けて取り組んでいる農園。採ったサツマイモは持ち帰れる」と渡辺さん。
2日目は隠津島神社参宿所で、ミュージシャンでアーティストの永原真夏(まなつ)さんを迎え、音楽ライブを予定。「個人的に大ファンのアーティスト。このイベントを開く時は一番好きな人を呼びたいと思っていた。真夏さん自身も農業を体験して、『ストレスが減って、人生が豊かになった』と言う。『ぜひやりたい』と意気投合した」と話す。「会場の隠津島神社は1000年以上続く歴史ある神社。参宿所は昔の学校のよう。タイムスリップしたようなノスタルジックさと神聖な雰囲気がある」とも。
渡辺さんは「『日々の当たり前の日常こそ尊い』ことを発信して、日だまりのような温かい場を皆さまと共有できれば。新しい感覚のイベントに足を運んで体験してほしい」と来場を呼びかける。
初日参加チケットは、高校生~一般=前売り1,500円・当日2,000円、高校生以下無料。両日参加チケットは、高校生~一般=前売り2,000円・当日2,500円、小・中学生=同500円・同1,000円。
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