本日9/1(金) シェルターソリューション・ショールームオープン!
シェルターならではの各種ソリューションを実際に見て知ることができるショールーム
特定非営利活動法人日本核シェルター協会(理事長池田時浩、本部:茨城県つくば市)は、核シェルター・防爆シェルターの各種ソリューションを展示するショールームを本日9月1日に、茨城県つくば市にオープンしました。 本ショールームは会員、政府・自治体関係者、メディア向けに公開します。 ショールームは5月にオープンしたスイスの民間防衛仕様で建設した核シェルターのモデルルームと同じ敷地内にあるので、モデルルームとショールームを続けて視察することが可能です。
特定非営利活動法人日本核シェルター(以下、当協会)では、本日、核シェルターや防爆シェルターに必要となる各種ソリューションを見ることができるショールームをオープンしました。核シェルターや防爆シェルターには分厚い鉄筋コンクリートの構造や、鉄筋コンクリート製の防爆扉、NBCR対応の換気装置だけではなく、さまざまなソリューションが必要です。特に重要なのは2つ。防爆ソリューション※1と電磁パルス(EMP)※2対策ソリューションです。核シェルターにはコンクリートの壁内を通すスリーブや吸排気のためのバルブも爆風を防ぐために、防爆仕様にする必要があります。一般的な配管やスリーブを使用すると、爆風で破損します。そのため、防爆スリーブや防爆過圧バルブなど、防爆ソリューションが必須になります。また、近年北朝鮮のミサイルと水爆開発に関連して注目を集めるEMPへの対抗手段として、電磁波を防ぐファラデーボックスやSPD(サージ・プロテクト・デバイス)、EMP対応の壁紙も核シェルターには必要となります。当協会のショールームには、こうしたシェルターならではのソリューションをそろえました。展示する各種ソリューションは、当協会が提携しているスイスAndair社、LINE-X、Holland Shielding Systemsなど、世界の軍事施設や民間防衛施設、重要インフラで実績のある商品です。
核シェルター・防爆シェルター建設に必須のソリューションを展示することによって、当協会の目的である「一定の水準を満たしたシェルターの普及」を推進してまいります。
※1.核シェルター・防爆シェルターと、一般的な避難所との大きな違いは爆風を防ぐことができる防爆仕様になっているか否かです。当協会が参照するスイスの民間防衛仕様では、爆風による過圧レベルを1バール(重要施設は3バール)に設定しています。シェルター本体の構造だけでなく、使用する部品も防爆仕様にすることで、爆風の影響を防ぎます。
※2.近年日本でも注目を集める電磁パルス(EMP)は、電磁パルス兵器だけでなく、高高度核爆発によっても発生します。高高度核爆発では、電磁パルス兵器よりも広範囲により強力に電磁パルスを発生させます。高度30~400kmで核爆発が発生すると、爆風や熱線や放射線は地上まで届きませんが、電子機器や電子部品は破壊されますので、発電所や交通機関、金融機関、放送・通信、データセンターなどのインフラが壊滅します。2017年に北朝鮮が水爆開発に成功した後、頻繁にミサイル実験を繰り返していますが、実験は精度を向上させる目的のはずなので、電磁パルス攻撃を狙っている可能性が指摘されています。
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