道の駅かさま テストマーケティング会 9月10日 出展します!
「食べる高級コーヒー」 フェアトレードでオーガニック SDGsなスィーツです!
高級コーヒー豆をチョコレートで包むことによって、お子様から大人まで、どこでもお手軽にコーヒーをお楽しみ頂けるようになりました。。
DRCコーヒーとの出会い
2018年、在京DRC大使に「コンゴにもいいコーヒーがある。しかし、大半が密売ルートでルワンダ産として出荷されている。税収ロスともなっている。元来コーヒー大国だった。鉱物資源依存から、コーヒー大国の復活を期待したい。」とお声がけ頂いたことが、きっかけでした。
当社は、2006年、日本で初めて隣国ルワンダのコーヒー組合から直接コーヒー豆の輸入に成功していました。そのため、日本への直接ルートを開設したいとのことでした。
ルート開拓
正規の輸入ルート開拓には1年を要しました。2つの大きな壁がありました。物流と送金です。物流はルワンダの経験が役に立ちました。最初はルワンダの保税倉庫まで運び、キガリ空港から空輸しました。後に現地で、キガリからの飛行機は、ゴマからも出ていることに気が付きました。現在はゴマから成田に空輸しています。
産地キブ州は紛争地域のため、日本では渡航禁止地区となっています。そこへの銀行送金は「テロの資金源になる恐れがある」とのことで大変、高い壁となっていました。が、ある地方銀行(常陽銀行)がゴマ支店への銀行送金を実施してくれました。
このことは、DRCは銀行送金可能な安全安心な国である、という副産物を生むこととなりました。
SCPNCK
パートナーは、キブ湖にあるイジュイ島に20以上の水洗工場を持つSCPNCK組合です。
USAIDなどからスペシャルティコーヒーについて学んでいて、良質のスペシャルティ豆(KIVU3)を生産しています。少量ですが欧米にも出荷されているようです。
良い豆を手で選別していかなければなりません。大変手間のかかる作業です。それを渡航禁止地区という悪環境の中でも実施してくれています。
※スペシャルティコーヒー:5%市場 米国基準80点以上の選別された豆
それまでは、自らの輸出手続きによる輸出は無かったようです。どこでどの書類を得れば日本に輸出出来るのか、その手続から共に取り組みました。
組合はフェアトレードTERO認証とオーガニックECOCERT認証を取得しています。
組合には「コーヒーアンバサダー」がいます。コーヒーアンバサダーは収穫方法やテイスティングについて、指導します。コーヒーアンバサダーは全員女性です。女性が指導者となって良いコーヒー作りに取り組んでいます。
未だ希少なDRCコーヒーです。これから益々、世界に知られて行くと良いと思います。
直送ルート
このようにして、日本への直送ルートは開設されました。今ではイジュイ島からゴマのONAPAC(農業省)に運ばれ、ここで原産地証明、品質評価などを経て、日本に直送出来るようになりました。
加工
日本には生豆で運ばれます。その豆は日本の世界的な焙煎士によって最適に焙煎されます。
焙煎豆にチョコレートコーティングが始まりました。このことによって、「食べる高級コーヒー豆」カフェショコラが誕生しました。アジア、欧米への輸出も始まりました。
国内では、大手量販店や国会議事堂内での取り扱いが始まりました。
学校
日本ではSDGs教育が盛んです。複数の学校がコンゴとそのコーヒーの取り組みを取り上げるようになりました。カフェショコラの背景デザインは中学生によるものです。また、その学校と繋がりのある障がい者施設で箱の組み立て、梱包、出荷などがされています。
別の学校では同じく中学生により、コーヒーのロゴが作成され、学校で大変精力的に、毎月、販売までされています。この学校の取り組みは3年目を迎えています。
今後
本年2月にはカカオ豆の輸入も実施しました。SCPNCKでは良質のカカオ豆も生産しています。
一粒のコーヒー豆が結んだコンゴと日本の交流は、他の産物へと広がり、または日本で加工し世界へと繋いで行こうとしています。
今回、皆様にご覧頂けましたこと、誠に感謝申し上げます。
これからも、コンゴの産物が世界へと広がることを祈念したいと思います。
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